小田急の全線を2日間かけて走行し、軌道や架線の検測を行っているクヤ31形。
8月7日と8日に検測が行われ、今回は1000形の1051Fが牽引車を務めました。

今後は牽引車が8000形に変更されるとみられていますが、今回は今までと変わらない日常を見せてくれました。

1000形の1051Fと組んで行われた2021年8月の検測

2021年8月7日と8日に、クヤ31形を使用した検測が実施されました。
今回の牽引車は1000形の1051Fでした。

ワイドドア車の1751Fと1752Fが廃車になったことで、現在1000形で牽引に対応している編成は1051Fのみとなっています。
レーティッシュカラーの編成が廃車となったことで、1051Fは少し前まで箱根登山線内を往復する運用に充当されていましたが、更新車にその役割を譲って直近は運用から外れていました。

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台風の影響による雨が断続的に降っていましたが、幸い通過する際には降っておらず、曇り空ながら記録に残すことができました。

牽引車の役割が今後想定される8000形

登場してから現在まで、1000形がクヤ31形の牽引車としての役割を担ってきました。
しかし、未更新車の廃車が進められている結果、現在牽引に対応している編成は1051Fのみとなっています。

そんな中、8000形が今後の牽引を担うと予測できる動きがあり、今後が注目されている状況です。



8月は今までどおり1000形が牽引を担いましたが、8000形に交代する日は近付きつつあると考えられます。
そして、8000形に役割を譲った時点で、1051Fを廃車にできない理由がなくなるため、今後の動きが一気に心配な状況となります。

当たり前だったクヤ31形と1000形のペアが見られなくなる日は、すぐそこまで迫りつつあるのかもしれません。

おわりに

5000形の増備によって、一気に忙しくなってきた小田急の車両動向。
長年に渡って変化がなかったクヤ31形にも、今後大きな変化がありそうです。