小田急から東京メトロ千代田線に乗り入れができる、唯一のロマンスカーとなっている60000形。
その他にも、箱根登山線やJR東海の御殿場線にも乗り入れが可能で、その特性を示すMulti Super Express(MSE)という愛称が与えられています。
地下鉄に乗り入れるため、流線形に貫通扉を備えた前面が特徴となっていますが、登場時はこのデザインが鉄道ファンに衝撃を与えました。
それは小田急と千代田線を直通運転するロマンスカーを運転するという内容で、開始時期は2008年を予定しているというものでした。
この時期、観光シーズンを中心に両社は臨時の直通列車を多数運転しており、その集大成的な発表に感じたものです。
都心の中心部から観光地に直接行くことや、着席しての通勤が可能になるということで、ロマンスカーの歴史を変えるできごとになることは、すぐに想像ができました。
その一方で、開始時期が3年も先であることから、発表された時点ではそこまで実感がなかったのも事実です。
どんな車両が走るのか、鉄道ファンの話題は当然そこに向かっていきました。
ロマンスカーといえば流線形であることが当たり前でしたが、30000形(EXE)のような車両を予想する方が圧倒的に多かった記憶があります。
EXEの先頭車は2種類あり、中間に入る車両は前面に貫通扉を備えています。
用意されるのはこれに近いもので、名鉄2000系のような車両になるのではないかと私も思ったものです。
しかし、小田急はその予想を見事に裏切る車両を発表してきました。
車両のデザインが発表されたのは2006年9月20日で、VSEに続いて岡部憲明氏がデザインを担当することや、編成の詳細が明らかとなりました。
発表にはイメージのイラストが添えられており、注目のデザインはそれまでと同じ流線形で、多くの鉄道ファンの予想は外れたのです。
イラストでは貫通扉がそこまではっきりとは描かれていなかったものの、流線形に貫通扉を設けてきたことに衝撃を受けました。
こうして前面に貫通扉を備えたロマンスカーが登場し、その後の主力形式となっていきました。
現在は30000形に次ぐ勢力にまで発展し、全ての列車に充当が可能なマルチなロマンスカーとして、文字どおりの活躍を続けています。
予想外のデザインで登場した車両は、地下鉄に乗り入れるという役割以上の活躍をしていくこととなりました。
その他にも、箱根登山線やJR東海の御殿場線にも乗り入れが可能で、その特性を示すMulti Super Express(MSE)という愛称が与えられています。
地下鉄に乗り入れるため、流線形に貫通扉を備えた前面が特徴となっていますが、登場時はこのデザインが鉄道ファンに衝撃を与えました。
2005年に発表されたロマンスカーの千代田線乗り入れ
3月に50000形(VSE)が華々しくデビューした2005年5月に、小田急と東京メトロから衝撃的な発表がありました。それは小田急と千代田線を直通運転するロマンスカーを運転するという内容で、開始時期は2008年を予定しているというものでした。
この時期、観光シーズンを中心に両社は臨時の直通列車を多数運転しており、その集大成的な発表に感じたものです。
都心の中心部から観光地に直接行くことや、着席しての通勤が可能になるということで、ロマンスカーの歴史を変えるできごとになることは、すぐに想像ができました。
その一方で、開始時期が3年も先であることから、発表された時点ではそこまで実感がなかったのも事実です。
どんな車両が走るのか、鉄道ファンの話題は当然そこに向かっていきました。
意外なデザインで登場したMSE
地下鉄を走るロマンスカーということで、車両の前面には貫通扉を設ける必要があります。ロマンスカーといえば流線形であることが当たり前でしたが、30000形(EXE)のような車両を予想する方が圧倒的に多かった記憶があります。
EXEの先頭車は2種類あり、中間に入る車両は前面に貫通扉を備えています。
用意されるのはこれに近いもので、名鉄2000系のような車両になるのではないかと私も思ったものです。
しかし、小田急はその予想を見事に裏切る車両を発表してきました。
車両のデザインが発表されたのは2006年9月20日で、VSEに続いて岡部憲明氏がデザインを担当することや、編成の詳細が明らかとなりました。
発表にはイメージのイラストが添えられており、注目のデザインはそれまでと同じ流線形で、多くの鉄道ファンの予想は外れたのです。
イラストでは貫通扉がそこまではっきりとは描かれていなかったものの、流線形に貫通扉を設けてきたことに衝撃を受けました。
こうして前面に貫通扉を備えたロマンスカーが登場し、その後の主力形式となっていきました。
現在は30000形に次ぐ勢力にまで発展し、全ての列車に充当が可能なマルチなロマンスカーとして、文字どおりの活躍を続けています。
おわりに
気軽に乗れるロマンスカーを定着させたともいえるMSE。予想外のデザインで登場した車両は、地下鉄に乗り入れるという役割以上の活躍をしていくこととなりました。
コメント
コメント一覧 (11)
とある日新宿ではこね号がGSEとMSEが連続で発車する時に、
先発のGSEが満席、次発のMSEがガラガラというありさまでした。
自分も先発GSEにキャンセルが出たので結局そっちに飛びついたという…
ワタシダ
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15年経過しても、インテリアはメトロに直通するに相応しい(古臭い言い方ですが)モダンで洗練された雰囲気を感じます。
歯車比が小さいので静粛性に優れ、EXEと比べるとおしとやかで上品な感じがします。
ワタシダ
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逆に70000系では、それを踏襲せず「大きな両目」が復活しているのも、興味深いです。
ワタシダ
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皆さんの意見でも多い座席の硬さは気になるにしても地下鉄走行車両にしては空間が広々で圧迫感をあまり感じさせない印象を受けました。
その時は大手町から町田の短い乗車でしたが、やはり地下鉄内の駅を次から次へと通過する車窓はとても新鮮味がありましたし、走行も優雅に余裕を持った走りっぷりでした。
ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
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しかし、他の方も仰るようにあの硬い座席だけは本当に残念です。
あと、ふじさんのJR通算となったときの割高な特急料金。
JR東海は期待出来そうにないので、小田急・JR区間相互発着利用の際は小田急側が特急料金がいくらかでも割引になればもう少し利用者も伸びるかと思います。
ワタシダ
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千代田線や御殿場線に乗り入れ、分割もできる「マルチ」なロマンスカー。これからも幅広い活躍を期待しています。
ワタシダ
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新宿以外の東京23区で唯一のロマンスカー停車駅である成城学園前に停車するのは基本的にメトロ系の列車のみですから、MSEは歴代ロマンスカーで唯一同駅に停車するのも特筆できますね(他に代々木上原にも停車しますが、小田急と東京メトロの乗務員交代のための運転停車で、ドア開閉による客扱いは行なっておりません)。それだけロマンスカーの利用を身近にさせるきっかけとなったとも言えますが、やはり何と言うても日本初の地下鉄直通有料列車というのが何より印象深いことでしょう。
ワタシダ
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ただ自分も席が硬すぎると思います。
ワタシダ
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MSEのクールな雰囲気が好きですがただひとつ。座席がもう少し柔らくても良いのでは!
ワタシダ
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