5000形の5058Fが営業運転を開始したことで、7月の下旬から休車となっていた1000形の1755Fが、残念ながら廃車となったようです。
小田急で進められている通勤型車両の置き換えは着実に進み、1000形の未更新車を見かける機会は激減しつつあります。

残り2編成となった1000形のワイドドア車

7月の下旬から休車となっていた1000形の1755Fは、これまでの編成と同様に休車から復活することなく廃車となってしまったようです。
ワイドドア車としては4編成目の廃車で、残りは2編成にまで減少してしまいました。

20190420_03

最盛期は6編成のワイドドア車が在籍していましたが、いよいよ風前の灯火となってきました。
現在も稼働する編成は、1754Fと1756Fのみとなっています。

多摩線の運用に充当される機会が激減したため、小田原線の末端区間や江ノ島線を中心に、残りの2編成は最後の活躍を続けている状況です。

残りの2編成はいつ頃まで活躍を続けるのか

1754Fと1756Fの2編成が引退する具体的な時期を予測することは困難ですが、先が長くないことだけは確かです。
引退が近いと予測ができるようになるタイミングは、いくつかあります。

まずは、5000形の5059Fが営業運転を開始するタイミングです。
2021年度中に5000形はあと1編成が増備される見込みであり、小田急線内に到着すると、いよいよ廃車へのカウントダウンが始まりそうです。

もう一つのタイミングは、現在リニューアルを行っている1092Fが復帰するタイミングです。
10両が1編成増えることを意味しているため、このタイミングも廃車の可能性が高まるといえます。



いずれにしても、年度末まで1編成でも残れば良いほうで、全編成が廃車となっている可能性もあります。
車籍があったとしても、営業運転はしていない状況となる可能性もあり、ラッシュ時の切り札として登場した車両はいよいよ最終章に突入しつつあるようです。

おわりに

いよいよ終わりが見えつつある1000形のワイドドア車。
最後の活躍を続ける2編成を、今は静かに見守っていきたいと思います。