小田原線の新百合ヶ丘と相模大野から分岐し、多摩線と江ノ島線という二つの支線がある小田急。
どちらも小田原線からカーブを描いて離れていき、最初の駅である五月台と東林間に向かっていきます。

付近を歩くと分かりますが、小田原線と支線の駅はそこまで離れておらず、どちらの路線の駅も利用可能な地域が存在します。
それぞれの駅はどれぐらい離れているのでしょうか。

柿生と五月台の直線距離

小田急で最も新しい路線である多摩線は、小田原線の新百合ヶ丘から分岐しています。
最初の駅は五月台で、多摩線の中では比較的静かな地域です。

一方の小田原線は、多摩線の下をくぐって柿生へと至ります。
小田原線の開業時からある駅で、古くから栄えていた地域です。

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柿生と五月台は意外と近く、地域によっては両方の駅を便利に使うことが可能です。
どのぐらい近いのかを測ってみたところ、直線距離で1.23km程度しかありませんでした。

新百合ヶ丘から柿生までの駅間距離が1.9km、同様に五月台までが1.5kmですから、直線距離とはいえかなり近いといえそうです。
高低差があるため大変ですが、歩いてみると意外な発見があるかもしれませんね。

小田急相模原と東林間の直線距離

湘南急行や快速急行の登場により、近年は輸送力が大幅に増強された江ノ島線は、小田原線の相模大野から分岐しています。
最初の駅は東林間で、かつては林間都市という構想があった地域に入っていきます。



小田原線はというと、江ノ島線の下を抜けてまっすぐに走り続け、小田急相模原へと向かいます。
オダサガと呼ばれて親しまれている駅で、近年は駅前に背の高い建物が目立つようになりました。

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さて、小田急相模原と東林間がどれぐらいの距離かというと、直線距離で1.63km程度です。
柿生と五月台よりは離れていますが、そこまで遠くは感じません。

そう感じる理由としては、相模大野から小田急相模原までの駅間が2.4kmで、同様に東林間までが1.5kmとなっているため、そもそも駅同士が離れているのです。
大野総合車両所を眺めながら、少し長めの散歩をすると楽しいかもしれませんね。

おわりに

隣の駅に向かうより、直線距離だと意外にも近い関係にあるそれぞれの駅。
乗りたい方向によって駅を使い分けることができるため、便利な地域なのかもしれませんね。