小田急、JR東日本、江ノ電の3路線が乗り入れ、神奈川県藤沢市の玄関口となっている藤沢駅。
駅舎の改良工事が行われると以前から発表されていましたが、2023年度から小田急の工事が始まるとの報道がありました。
改良工事によって藤沢駅はどのように変わるのでしょうか。
終点の片瀬江ノ島に向けて、江ノ電と並行することを避けるために、スイッチバックをしていることが最大の特徴となっています。
列車の運行頻度が高くなり、折り返しに時間を要するという問題があることから、藤沢から先には行かずに折り返す列車も多く設定されています。
列車の長編成化が進められる過程で、元々狭かった土地の範囲内で拡張が繰り返されたため、駅舎やホーム自体にも多数の課題を抱えています。
相模大野方は急勾配で東海道本線を跨いでおり、位置を動かすことも容易ではありません。
1番ホームが10両の停車に対応するものの、それ以外は7両分の長さしかないため、運用上も制限があります。
必然的に快速急行は1番ホームを発着することとなりますが、上下の列車が混在する状態となってしまっており、旅客案内上分かりやすいとはいえません。
ホームと並行する道路は、相模大野方で線路の方向に寄ってきており、この部分はホームの幅が狭くなっています。
狭くなっている相模大野方には、東海道本線との乗り換え専用の跨線橋があるものの、広くはない階段もあります。
また、駅を出る乗客と乗り換える乗客が交錯する状況があり、改良工事が行われることとなりました。
このことからもそれなりの規模になることが予測できますが、どの程度の内容になるのでしょうか。
まず確実に行われることが、橋上駅舎化と自由通路の拡幅です。
改札口はJR東日本と面した側に設置され、ホームの上に広いコンコースを配置、現在の跨線橋も含めてコンコースとなるように思われます。
導線が分離しない構造になることから、乗客は車両の近くにある階段を利用してコンコースへと上がり、駅から出るかそのまま乗り換えるということになるのでしょう。
これによってホーム上を多数の乗客が行き交う状況は改善しそうですが、1階の改札も一部を残すことになるようで、多少の交錯は残るものと思われます。
エスカレーターやエレベーターは間違いなく設置されるでしょうし、利便性は格段に向上するといえます。
気になるのは、この改良工事に合わせてホームの改良が行われるのかという点です。
幅自体を広げることは難しそうですが、乗り換え用の跨線橋がなくなれば、相模大野方の狭い階段は撤去されそうですから、これによってホームドアを設置するスペースを確保するのかもしれません。
現在はホームの端にあるトイレは、橋上駅舎内へと移りそうです。
そして、最も気になるのはホームを10両分に延長するのかということです。
線路の配線を見直せば、2番ホームぐらいは10両の停車に対応させられそうですが、それ以外は土地の関係でそのままでは難しそうです。
3番と4番のホームを延長するのは難しそうですから、対応させるとしても2番ホームぐらいになりそうな気がします。
また一つ、昔ながらの小田急の雰囲気を残す駅がなくなり、近代的で便利な駅へと生まれ変わることとなります。
駅舎の改良工事が行われると以前から発表されていましたが、2023年度から小田急の工事が始まるとの報道がありました。
改良工事によって藤沢駅はどのように変わるのでしょうか。
問題だらけの藤沢駅
江ノ島線の開業と同時に設置された藤沢は、改良を重ねながら今日まで営業を続けてきました。終点の片瀬江ノ島に向けて、江ノ電と並行することを避けるために、スイッチバックをしていることが最大の特徴となっています。
列車の運行頻度が高くなり、折り返しに時間を要するという問題があることから、藤沢から先には行かずに折り返す列車も多く設定されています。
列車の長編成化が進められる過程で、元々狭かった土地の範囲内で拡張が繰り返されたため、駅舎やホーム自体にも多数の課題を抱えています。
相模大野方は急勾配で東海道本線を跨いでおり、位置を動かすことも容易ではありません。
1番ホームが10両の停車に対応するものの、それ以外は7両分の長さしかないため、運用上も制限があります。
必然的に快速急行は1番ホームを発着することとなりますが、上下の列車が混在する状態となってしまっており、旅客案内上分かりやすいとはいえません。
ホームと並行する道路は、相模大野方で線路の方向に寄ってきており、この部分はホームの幅が狭くなっています。
狭くなっている相模大野方には、東海道本線との乗り換え専用の跨線橋があるものの、広くはない階段もあります。
また、駅を出る乗客と乗り換える乗客が交錯する状況があり、改良工事が行われることとなりました。
小田急の藤沢駅はどのように変わるのか
改良工事の詳細は発表されていないものの、小田急の鉄道事業設備投資計画には、大規模改良工事の際にホームドアの整備を計画しているとの記述があります。このことからもそれなりの規模になることが予測できますが、どの程度の内容になるのでしょうか。
まず確実に行われることが、橋上駅舎化と自由通路の拡幅です。
改札口はJR東日本と面した側に設置され、ホームの上に広いコンコースを配置、現在の跨線橋も含めてコンコースとなるように思われます。
導線が分離しない構造になることから、乗客は車両の近くにある階段を利用してコンコースへと上がり、駅から出るかそのまま乗り換えるということになるのでしょう。
これによってホーム上を多数の乗客が行き交う状況は改善しそうですが、1階の改札も一部を残すことになるようで、多少の交錯は残るものと思われます。
エスカレーターやエレベーターは間違いなく設置されるでしょうし、利便性は格段に向上するといえます。
気になるのは、この改良工事に合わせてホームの改良が行われるのかという点です。
幅自体を広げることは難しそうですが、乗り換え用の跨線橋がなくなれば、相模大野方の狭い階段は撤去されそうですから、これによってホームドアを設置するスペースを確保するのかもしれません。
現在はホームの端にあるトイレは、橋上駅舎内へと移りそうです。
そして、最も気になるのはホームを10両分に延長するのかということです。
線路の配線を見直せば、2番ホームぐらいは10両の停車に対応させられそうですが、それ以外は土地の関係でそのままでは難しそうです。
3番と4番のホームを延長するのは難しそうですから、対応させるとしても2番ホームぐらいになりそうな気がします。
おわりに
ついに動き始めることとなる藤沢駅の大規模改良工事。また一つ、昔ながらの小田急の雰囲気を残す駅がなくなり、近代的で便利な駅へと生まれ変わることとなります。
コメント
コメント一覧 (18)
ワタシダ
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ワタシダ
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金がかかりすぎるので99.9%ないでしょうけど笑
ワタシダ
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今回の工事で1階改札を縮小して真ん中の線路を東に延伸、2番ホームだけ10両に対応させそうですね。これだけでも藤沢駅で10両編成の上下列車が交換可能になりダイヤの冗長性が増します。
藤沢以北の各駅はホーム延伸が比較的容易なので藤沢分断による各停10両化も考えられますが、流石にそこまで必要ないかな?
ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
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何も不便はしていないから。
ワタシダ
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登山線並に減便すればいいのかもしれないけど、需要はそこまで少なくないですしね…
早いもので藤沢1番が10両対応してから20年以上経過してますが、付け焼刃的な拡張でよくもこんな強引に10両運用を押し通したな、というのが個人的な感想です。
ワタシダ
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さらに言うなら小田急も駅上に駅ビルを作り江ノ電ビルを解体の上、江ノ電藤沢駅を小田急線上に移設ですかね。
あくまで私の妄想ですが。そもそも江ノ島線非優等停車駅の10両対応ホーム延長ができないと結局無駄な設備投資にもなりかねませんけどね。
ワタシダ
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JR駅から降りてくる階段幅分を使い
全体を東京方に移動する感じにすれば大野・江ノ島方のホーム幅も確保しつつホーム長も延ばせる… かな……
ただそれでもホームドア設置となると全部10両分にはできず
10両2線(3面) と 8両1線 (長さは10両分あっても2両分はフェンスなど) が限界だろうけど…
大野・江ノ島方の交差といい
手をいれてもなお藤沢駅は運転上のネックではあり続けそうで……
ワタシダ
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というより、本線は各駅停車の10両対応が完了しているという事で、小田急全体が10両化に向けて進んていると考えて良いのでしょうか?
(この事は私なんかよりもここに書き込んでいる皆さんの方がお詳しいかと存じますが…)。
10両化の対応という事であれば、江ノ島線の場合は藤沢駅だけでなく高座渋谷駅と鵠沼海岸駅も踏切の関係でホームの延長が厳しい状況ですよね。
踏切が絡んでいる以上、駅周辺の区画整理が必要になりますし、高座渋谷に至ったては駅近辺の区画整理が終わったのがつい最近(と言っても12〜13年?)ですし、当分は無理かな?なんて思ったりしています。
それでも江ノ島線沿線で育った私としては何とか10両化を実現して欲しいと思う今日この頃です。
ワタシダ
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橋上駅舎にして現在の改札口を橋上駅舎に上げればもう少し奥に線路を伸ばして3線とも10両化対応に出来れば理想ですけどね。
ワタシダ
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ワタシダ
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例えば将来的に江ノ島線全線で各停10(8)両運転計画があるのなら、今のうちに工事をしておく必要はあるがその場合は3線全てを10両せめて8両対応にしておかないと意味が無いし加えて江ノ島駅の改良も必要になってくる。
そういう意味で1線だけ頑張って新たに10両対応にしても今のダイヤでは恩恵は少ない。
相模大野―藤沢間と藤沢ー江ノ島間を分離して、藤沢ー江ノ島間は基本的に6両の折り返しピストン輸送。
相模大野―藤沢間は各停、急行共に10両運転。そうするなら藤沢駅を1線だけ10両化する意味はある。
ワタシダ
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ロマンスカーは藤沢~片瀬江ノ島間は料金フリーでも良いかな、て思います。
ワタシダ
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ワタシダ
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