小田原から強羅までを結び、普通の鉄道としては日本で最も急な勾配を走行する箱根登山鉄道の鉄道線。
現在は箱根湯本を境に運行が分断されており、小田原から箱根湯本の区間は、小田急小田原線の一部に近い状態となっています。
しかし、この区間はあくまでも箱根登山線内であり、小田急線内ではありません。
小田急線内とは少し違う風景が、路線の随所に今も溢れています。
箱根登山鉄道と小田急の車両が同じ区間を走行する光景は、車両の大きさの違いもあり面白いもので、この区間ならではの楽しみが随所にあったものです。
長い間両社の車両が共演する光景が繰り広げられたものの、三線軌条がバリアフリー化の妨げとなっていたことや、箱根登山鉄道の車両では収容力が足りなくなってきたため、2006年からは小田急の車両のみを走らせるようになりました。
箱根登山線内を走る小田急といえば、かつてはロマンスカーと急行というのが定番でした。
新宿から箱根湯本までは急行でも乗り通すことが可能で、ロマンスカーとは違う楽しみもありました。
しかし、これも全線10両化に伴う分割併合の廃止によって変化し、現在は4両の各駅停車が箱根登山線内を往復するようになっています。
こうして箱根登山鉄道の車両が営業運転をすることはなくなった箱根湯本までの区間ですが、小田急のようで小田急ではない状態となっており、この区間でしか見られない面白い風景が今も残っています。
車両は小田急そのものですが、そこから先は箱根登山線であり、見られる風景は様変わりします。
電車が小田原を出発すると、小田急線内にはなかった単線区間となります。
全線が複線か複々線となっている小田急ですから、全く異なる鉄道の風景が展開されているのです。
そして、乗っていると気付くことがあり、小田急線内ではあまり聞くことができなくなったジョイント音が、リズミカルに奏でられています。
ロングレール化されていない箱根登山線内では、昔のような走行音を聞きながら、電車に揺られることができます。
駅も小田急線内とは全く異なります。
単線の箱根登山線内では、駅に交換設備が設けられており、対向列車との行き違いが行われます。
タイミング良く同時に到着することもあれば、先に到着してしばらく対向列車を待つこともあり、どこかのんびりとしているようにも感じます。
風祭と入生田の駅には、小田急では見ることができなくなった構内踏切が残っています。
ホームと改札を行き来するために踏切を通るという体験は、小田急線内ではできないものです。
入生田から箱根湯本までは三線軌条も残っており、回送で走る箱根登山鉄道の車両も見ることができます。
たまにはのんびりと、4両編成の電車に揺られてみるのも良いかもしれませんね。
現在は箱根湯本を境に運行が分断されており、小田原から箱根湯本の区間は、小田急小田原線の一部に近い状態となっています。
しかし、この区間はあくまでも箱根登山線内であり、小田急線内ではありません。
小田急線内とは少し違う風景が、路線の随所に今も溢れています。
箱根登山鉄道の車両が走らない区間
箱根登山線の小田原から箱根湯本の区間といえば、三線軌条を使用することで、以前は軌間が異なる車両を同時に走らせていました。箱根登山鉄道と小田急の車両が同じ区間を走行する光景は、車両の大きさの違いもあり面白いもので、この区間ならではの楽しみが随所にあったものです。
長い間両社の車両が共演する光景が繰り広げられたものの、三線軌条がバリアフリー化の妨げとなっていたことや、箱根登山鉄道の車両では収容力が足りなくなってきたため、2006年からは小田急の車両のみを走らせるようになりました。
箱根登山線内を走る小田急といえば、かつてはロマンスカーと急行というのが定番でした。
新宿から箱根湯本までは急行でも乗り通すことが可能で、ロマンスカーとは違う楽しみもありました。
しかし、これも全線10両化に伴う分割併合の廃止によって変化し、現在は4両の各駅停車が箱根登山線内を往復するようになっています。
こうして箱根登山鉄道の車両が営業運転をすることはなくなった箱根湯本までの区間ですが、小田急のようで小田急ではない状態となっており、この区間でしか見られない面白い風景が今も残っています。
箱根登山線内だけで楽しめる風景
小田原で電車を乗り換えようとすると、そこには小田急の車両が停車しています。車両は小田急そのものですが、そこから先は箱根登山線であり、見られる風景は様変わりします。
電車が小田原を出発すると、小田急線内にはなかった単線区間となります。
全線が複線か複々線となっている小田急ですから、全く異なる鉄道の風景が展開されているのです。
そして、乗っていると気付くことがあり、小田急線内ではあまり聞くことができなくなったジョイント音が、リズミカルに奏でられています。
ロングレール化されていない箱根登山線内では、昔のような走行音を聞きながら、電車に揺られることができます。
駅も小田急線内とは全く異なります。
単線の箱根登山線内では、駅に交換設備が設けられており、対向列車との行き違いが行われます。
タイミング良く同時に到着することもあれば、先に到着してしばらく対向列車を待つこともあり、どこかのんびりとしているようにも感じます。
風祭と入生田の駅には、小田急では見ることができなくなった構内踏切が残っています。
ホームと改札を行き来するために踏切を通るという体験は、小田急線内ではできないものです。
入生田から箱根湯本までは三線軌条も残っており、回送で走る箱根登山鉄道の車両も見ることができます。
おわりに
小田急線のようで小田急線ではない、小田原から箱根湯本までの区間には、独特な魅力が沢山詰まっています。たまにはのんびりと、4両編成の電車に揺られてみるのも良いかもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (6)
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東京都内に残る構内踏切の場合、東武では亀戸線、西武では多摩川線新小金井と白糸台、京急では大師線の一部の駅、京成では寅さんのふるさとで有名な柴又駅や千葉県内の一部の駅(僕がわかるのは鬼越、京成中山、大佐倉くらいですが・・・)に残っています。
僕自身10年近く前に小田原~箱根湯本間で4連に乗車しましたが、また乗りたくなりました。
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