小田原線の新百合ヶ丘から分岐し、多摩ニュータウンへと向かって走る小田急の多摩線。
その多摩線の終点が、1990年に開業した比較的新しい駅である唐木田です。
以前は東京メトロの千代田線や、JR東日本の常磐緩行線内でも行先として頻繁に見られ、どこにある駅なのだろうと思った方もいるかもしれません。
本日の記事では、身近でなければ意外と知らない、唐木田駅の魅力をご紹介しましょう。
延伸によって多摩線の終点は唐木田となりましたが、喜多見検車区唐木田出張所(開業時は経堂検車区唐木田出張所)が併設されていることが最大の特徴で、小田急の終点としては唯一のパターンです。

その車庫も特徴的なもので、周辺の地形から一段下がっていることから、留置されている車両を上から一望することができます。
周囲には歩道が整備された道路があるため、車庫を眺めながら散歩をすることも可能です。
侵入防止のための柵は当然設けられていますが、高低差によって車両が見やすい場所も点在しています。
先ほどの写真で奥にある2本の線路は、将来的な延伸に備えて本線の扱いとなっており、仮に相模原方面への延伸が実現した場合には、ここを車両が走ることとなります。
頻繁にではありませんが、車両の入出庫を見られるタイミングもあるため、そんな光景を眺めるのも楽しいものです。
終点で車庫が併設されているということもあり、唐木田はそれに合わせた独特な配線となっています。
ホームの配置は2面3線で、下り線がそのまま繋がる1番ホームが相対式、上り線側にある2番ホームと3番ホームが島式です。
3番ホームの隣には車庫から繋がる線路があり、時折入れ換えを行う電車が見られます。

ホームの幅は比較的広く、立派な橋上駅舎となっていますが、駅舎は車庫側に寄っています。
そのために階段はホームの先端にあり、反対側に乗ってしまうと相当歩かされることとなります。

各列車が発着するホームは明確に決まっていませんが、線内を折り返す各駅停車が1番ホームを、それ以外の列車は2番ホームを主に使います。
3番ホームを発着する列車もありますが、そこまで本数は多くありません。
折り返し列車が1番ホームを使うのは、配線の都合上車庫との入出庫ができないためでしょう。
将来的に本線となる部分を使って、1番ホームと2番ホームの入換は可能となっており、2番ホームから下り方向に進むことができるようにされています。
これが役に立つ日はいつになるのか、そもそも本当に実現するのかが気になるところです。
多くの乗客が手前の小田急多摩センターで降りてしまうため、唐木田はかなりのんびりとした雰囲気の駅となっています。
1駅だけですが、新宿方の車両に乗ればガラガラという状態になりますから、そんな乗車体験を楽しんでみても良いかもしれません。
多摩線の列車に揺られながら、お散歩気分で訪れてみてはいかがでしょうか。
その多摩線の終点が、1990年に開業した比較的新しい駅である唐木田です。
以前は東京メトロの千代田線や、JR東日本の常磐緩行線内でも行先として頻繁に見られ、どこにある駅なのだろうと思った方もいるかもしれません。
本日の記事では、身近でなければ意外と知らない、唐木田駅の魅力をご紹介しましょう。
終点に車庫が併設されている唐木田駅
唐木田は小田急で69番目の駅として、多摩線の延伸に合わせて1990年に設置されました。延伸によって多摩線の終点は唐木田となりましたが、喜多見検車区唐木田出張所(開業時は経堂検車区唐木田出張所)が併設されていることが最大の特徴で、小田急の終点としては唯一のパターンです。

その車庫も特徴的なもので、周辺の地形から一段下がっていることから、留置されている車両を上から一望することができます。
周囲には歩道が整備された道路があるため、車庫を眺めながら散歩をすることも可能です。
侵入防止のための柵は当然設けられていますが、高低差によって車両が見やすい場所も点在しています。
先ほどの写真で奥にある2本の線路は、将来的な延伸に備えて本線の扱いとなっており、仮に相模原方面への延伸が実現した場合には、ここを車両が走ることとなります。
頻繁にではありませんが、車両の入出庫を見られるタイミングもあるため、そんな光景を眺めるのも楽しいものです。
終点らしい独特な配線
車庫の話題から入ってしまいましたが、後半は駅に戻りたいと思います。終点で車庫が併設されているということもあり、唐木田はそれに合わせた独特な配線となっています。
ホームの配置は2面3線で、下り線がそのまま繋がる1番ホームが相対式、上り線側にある2番ホームと3番ホームが島式です。
3番ホームの隣には車庫から繋がる線路があり、時折入れ換えを行う電車が見られます。

ホームの幅は比較的広く、立派な橋上駅舎となっていますが、駅舎は車庫側に寄っています。
そのために階段はホームの先端にあり、反対側に乗ってしまうと相当歩かされることとなります。

各列車が発着するホームは明確に決まっていませんが、線内を折り返す各駅停車が1番ホームを、それ以外の列車は2番ホームを主に使います。
3番ホームを発着する列車もありますが、そこまで本数は多くありません。
折り返し列車が1番ホームを使うのは、配線の都合上車庫との入出庫ができないためでしょう。
将来的に本線となる部分を使って、1番ホームと2番ホームの入換は可能となっており、2番ホームから下り方向に進むことができるようにされています。
これが役に立つ日はいつになるのか、そもそも本当に実現するのかが気になるところです。
多くの乗客が手前の小田急多摩センターで降りてしまうため、唐木田はかなりのんびりとした雰囲気の駅となっています。
1駅だけですが、新宿方の車両に乗ればガラガラという状態になりますから、そんな乗車体験を楽しんでみても良いかもしれません。
おわりに
のんびりとした雰囲気の駅ながら、車庫があることで意外な面白さが満載の唐木田。多摩線の列車に揺られながら、お散歩気分で訪れてみてはいかがでしょうか。
コメント
コメント一覧 (14)
「唐木田」といっても小田急線内であればまだしも、常磐緩行線内の千葉県区間には「どこ?」的なところがあったと思います。
他社では北総線の「印旛日本医大」「印西牧の原」が挙げられます。京急線の神奈川県内区間はもちろん、たとえば地方から羽田空港に到着し、京急線で都内へ移動する際に「そこはどこ?」と疑問を感じるケースも少なくありません。そのため京急車では始発駅から品川まで「品川・日本橋方面 印旛日本医大(印西牧の原)」と表示したり、駅構内やワイヤレスマイクの放送では「品川・日本橋方面」を前置きして案内します。京急車による北総線直通列車ですが、品川到着後は種別変更だけでなく、行先部分も単独表示に変わります。
京成では日中の快速が佐倉発着に変わったときは「(成田空港方面)佐倉」が方向幕に加わり、京急線内では「佐倉で成田空港方面行に接続しますよ」的な部分がありました。京急車は現在でも設定することが可能ですが、他者は幕→LEDへの交換や京成が「京成佐倉」(正式名称)と表示するようになってから、ほとんど使う機会が無くなってしまいました。
ワタシダ
が
しました
ワタシダ
が
しました
大妻女子大学が近くにありちょうど時限終わりにあたり他に誰もいない中、女子大生のなか一人で気まずい思いをしました
ワタシダ
が
しました
ぐりーんうぉーく多摩内のコーナンに自転車を買いに行った時に利用しました(その後、町田駅方面までそのまま乗って帰宅)。
ワタシダ
が
しました
JR西日本の新快速は、「姫路方面網干行」「米原方面長浜行」と、新幹線停車の主要駅を添え、方向が分かるように工夫しています。 首都圏でも、遠く東武伊勢崎線の奥まで直通する田園都市線の上り電車は、「久喜」「南栗橋」の、横浜・川崎市民に馴染み薄い駅名表記に加え、「渋谷・大手町方面」を被せるようになりました。いいアイデアと思います。こういう工夫が、各社に広まると良いですね。
ワタシダ
が
しました
とても静かな町なので、車庫の入れ換えの際は線路の音が凄く遠くまで聞こえ、まさに車庫のある町って感じでした。
もしかしたら、車庫の地形が一段下がっているから、反響効果もあるのかも。
あと、夜中は寝過ごした人が大量に流れ着きます(笑)
ワタシダ
が
しました
多摩境は当初は無かったんですね。
南大沢の次を橋本とすることで、横浜線接続駅までの延伸にこぎつけたのです。
一方の小田急は長らく多摩センターが終点でした。
唐木田まで延伸した理由は私はわかりません。
ただ考えられることは、まず車庫を作ることが目的だったのかな、て思います。
ついでに駅も作ったような感じでしょうかね。
千代田線の綾瀬~北綾瀬、山陽新幹線の博多~博多南に近いものがあるように思います。
橋本から先は、リニア駅にもなる橋本に伸ばすならアリかな、ても思いますが、なにもない相模原では採算は全く取れないでしょう。
ただ淵野辺に伸ばせは、桜美林大学と青山学院大学のそばを通すことができるので、大学関係者に対する需要はあるかと思います。
大学関係者ってのがミソで、大学が潰れない限りは一定数の乗客数を確保できるので、長い目で見れば採算が取れると思います。
まあ空想の絵物語ですがね。
ワタシダ
が
しました
唐木田は小田急線の終着駅の中で駅周辺が閑散としているのが特徴ですね。唐木田出張所ですが、多摩急行が乗り入れていたころはメトロやJR車も見ることができたのですが、多摩急行廃止やダイヤ乱れを除き全く見ることができなくなりました。ちなみに唐木田出張所は小田急のイベントや新車関係の撮影で活用されることは多いですね。
出張所の奥2線がこの先相模原方面へ延伸されるときは来るのか、というとやはり実現する可能性は難しいのかな、と感じます。
ワタシダ
が
しました
そして車庫の所は、かなり掘り下げられてます。近くの南多摩尾根幹線道路からは見えませんが、反対側に周るとよく見渡せます。
自分も小さい頃には電車を見に行きました。
ワタシダ
が
しました
ワタシダ
が
しました