1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1252Fの概要

1989年に竣功した6両の1次車で、営団地下鉄(現在の東京メトロ)千代田線に乗り入れるための編成として登場しました。
昭和から平成に元号が変わるタイミングで製造されたため、昭和64年の銘板が取り付けられている貴重な編成でした。

編成は経済的な3M3Tとなっており、付随車にパンタグラフが搭載されているのは、他の6両と共通の特徴です。
千代田線に乗り入れる際は、4両と併結して10両編成を構成しますが、中間に入る先頭車同士は幌で繋がれないため、非常時以外の通り抜けはできませんでした。

1251Fと同様に、10両の1092F以降が登場するタイミングで、千代田線に乗り入れるための機器を取り外して転用し、地下鉄線内には入線しない編成となりますが、後に機器を再度取り付けて再び乗り入れるようになっています。
4000形の登場後には地下鉄乗り入れ運用から撤退し、他の編成と同様に小田急線内ばかりを走るようになりました。

小田急線内でも、他の4両と組んだ10両で活躍することが基本となっていたことから、リニューアルの際に1052Fと組み合わせて10両固定編成へと組み替えられ、現在は1096Fとなっています。

編成表

クハ1252-デハ1202-デハ1302-サハ1352-デハ1402-クハ1452
※左側が新宿方

製造区分

クハ1252:1次車
デハ1202:1次車
デハ1302:1次車
サハ1352:1次車
デハ1402:1次車
クハ1452:1次車

製造所

クハ1252:日本車輌製造
デハ1202:日本車輌製造
デハ1302:日本車輌製造
サハ1352:日本車輌製造
デハ1402:日本車輌製造
クハ1452:日本車輌製造

竣功日

クハ1252:1989年1月14日
デハ1202:1989年1月14日
デハ1302:1989年1月14日
サハ1352:1989年1月14日
デハ1402:1989年1月14日
クハ1452:1989年1月14日

10両固定編成化・改番日

クハ1252:2017年1月17日
デハ1202:2017年1月17日
デハ1302:2017年1月17日
サハ1352:2017年1月17日
デハ1402:2017年1月17日
クハ1452:2017年1月17日

1252Fの写真

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