小田原線、江ノ島線、多摩線の3路線を運行し、総延長は120.5kmに及ぶ小田急線。
それぞれの路線に個性があり、毎日沢山の乗客を運んでいます。

記事の内容を考えていたところ、各路線の中間地点はどこになるのだろう、ふとそんなことが気になりました。
各路線の中間地点がどこになるのかを、今回はまとめてみたいと思います。

小田原線の中間地点

小田急の本線といえるのが、新宿から小田原までを結んでいる小田原線です。
路線の長さは82.5kmで、江ノ島線や多摩線と比較した場合には、圧倒的な長さを誇ります。

82.5kmの半分である41.25kmが小田原線の中間地点となり、座間から海老名の間となります。
どちらかというと海老名寄りで、海老名から新宿方面に1.25kmの位置が中間地点です。

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位置としては座間14号踏切の付近だと考えられ、海老名国分駅があった場所でもあります。
路線図だと海老名はかなり小田原寄りとなりますから、それだけ都心部と郊外で駅間が違うということでしょう。

江ノ島線と多摩線の中間地点

小田原線の相模大野から分岐する江ノ島線は、藤沢を経て片瀬江ノ島までを結んでいます。
路線の長さは27.6kmで、小田原線に比べるとだいぶ短く感じます。

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27.6kmの半分である13.8kmが江ノ島線の中間地点にあたり、長後駅付近が該当します。
駅の相模大野寄りぐらいになると考えられますが、藤沢でスイッチバックをしているせいか、随分と片瀬江ノ島寄りに中間地点があるように感じてしまいます。

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長さが10.6kmしかない多摩線は、5.3km付近が中間地点となります。
はるひ野駅から唐木田方面に少し進んだ、トンネルの入口付近が該当しそうです。

面白い点として、江ノ島線、多摩線については、路線の中央にある駅が中間地点となっていることです。
路線の中で、駅間距離に大きな差がないということが、このことから見えてきます。

おわりに

それぞれの路線の中間地点を見ていくと、その路線の特徴が反映されていました。
駅間距離に差がある小田原線だけ、違う傾向となっているのが面白いですね。