1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1058Fの概要

1988年に登場した4両の1次車で、8編成が増備された1次車の中では最後の編成となっています。
都心部の各駅停車を8両化することが登場の目的で、最初は他の4両と組んだ8両で使われることが多い編成でした。

営団地下鉄(現在の東京メトロ)千代田線への直通運転には対応していませんでしたが、将来的に改造することを考慮しており、一部に準備工事がされています。
しかし、現在までに改造されることはなく、地下鉄への乗り入れは行われたことがありません。

3000形の8両固定編成が登場したことで、1058Fが8両で走る機会は少なくなり、10両の新宿方に繋がれることが多くなりました。
2011年度には、4編成目のレーティッシュカラーとしてラッピングが行われ、それ以降は主に箱根登山線内を往復する運用に充当されています。
リニューアルは行われておらず、他の4両が次々に廃車となっていることから、今後の動きが心配される編成となっています。

編成表

クハ1058-デハ1008-デハ1108-クハ1158
※左側が新宿方

製造区分

クハ1058:1次車
デハ1008:1次車
デハ1108:1次車
クハ1158:1次車

製造所

クハ1058:川崎重工業
デハ1008:川崎重工業
デハ1108:川崎重工業
クハ1158:川崎重工業

竣功日

クハ1058:1988年2月26日
デハ1008:1988年2月26日
デハ1108:1988年2月26日
クハ1158:1988年2月26日

1058Fの写真

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