鉄道の駅において、現代では当たり前となった自動放送。
小田急でも古くから導入されており、現在は3人の声によるアナウンスを聞くことができます。

20190113_03

現在小田急の駅でアナウンスを担当している方々は、いったい誰なのでしょうか。

アナウンスを担当している基本の二人

駅を利用する際に、必ずといってよいほど耳にするのは、自動放送によるアナウンスかもしれません。
小田急では、一部の例外を除き、下りを女性、上りを男性の声による放送としており、声によってどちらの方向の列車に関するものかが分かるようになっています。

まず、下りを担当している女性ですが、緒方智美さんという方です。
元々は東海テレビでアナウンサーをしていた方で、現在はナレーション等を中心として活躍されています。
駅の放送は小田急のみのようで、他の路線では聞けない声となっています。



女性については、過去に短期間だけ担当されていた方もいらっしゃいます。
それが大原さやかさんによるアナウンスで、京王や京急等で聞くことができる方です。
小田急には馴染まなかったのか、短期間で緒方智美さんに交代することとなりました。

上りを担当している男性については、関根正明さんという方です。
小田急の他に、京王や西武でも聞くことができるため、馴染みのある声かもしれません。
テレビ等でもかなり活躍されているようなので、駅以外で耳にすることも多そうです。

新宿駅や5000形の車内で聞ける声

小田急の駅の中で、新宿だけは放送の声が異なります。
他の駅とは案内する内容が異なるため、独自のシステムを組んでいるのかもしれません。

この新宿のアナウンスは、長塚みどりさんという方が担当しています。
東京モノレール等で聞くことができる方で、新宿という大きな駅には合っている声質なのかもしれません。

そして、最近一部で騒がれるようになったのが、5000形の車内のみで聞くことができるイケボです。
通常の放送とは別に、注意喚起等の独自の放送システムが5000形にはありますが、その声があまりにもイケボなのです。
これは断定できる情報がまだないようですが、ケイ・グラントさんという説が有力のようで、聞き比べると確かに同じ声に聞こえます。

このように、駅の放送で3名の方を小田急では聞くことができるほか、5000形では新たなバリエーションが加わりました。
駅の放送を担当する方は長い間変わっていませんが、新種別が登場する際には部分的に収録を行い、声のパーツを追加することで対応しているのでしょうね。

おわりに

普段なにげなく耳にしている駅のアナウンス。
他でも聞くことができるため、駅以外で聞くと少しだけ驚いてしまいますね。