多種多様な車両が活躍し、利用する際はどれに当たるかも楽しみな小田急線。
通勤型車両から特急型車両、他社から乗り入れてくる車両までを含めると、かなりのバリエーションが存在します。

その一方で、車両の整理が進められたことで、昔に比べると種類が減ったようにも感じられますが、20年前と比べた場合にはどのぐらいの変化があるのでしょうか。

現在の小田急線上で見られる車両

2022年現在の小田急線上でも、多くの車両を見ることができます。
乗れる列車が限られる形式や、運転されている区間が限られる場合もありますが、バリエーションはまだまだ豊富だといえるでしょう。

現在の小田急線上で見られる車両は、形式別で以下のとおりとなっています。

【小田急】
・8000形
・1000形
・2000形
・30000形
・3000形(2代目)
・50000形
・4000形(2代目)
・60000形
・70000形
・5000形(2代目)

【東京メトロ】
・16000系

【JR東日本】
・E233系2000番台

事業用車を除くと上記のとおりとなり、他社も含めて12形式となっています。

20200223_01

最新の車両は小田急の5000形(2代目)で、8000形や1000形が少しずつ数を減らしつつあります。
2022年3月11日には、ロマンスカーの50000形が定期運行から引退するため、車籍はまだ残るものの見かける機会は激減するものと思われます。

2002年の小田急線上で見られた車両

現在も様々な車両が見られる小田急線内ですが、今から20年前となる2002年は、もう少し多くの車両を見ることができました。
小田急の車両も種類が豊富でしたが、乗り入れてくる他社の車両にもバリエーションがあり、それが全体の数を引き上げています。

2002年の小田急線上で見られた車両は、形式別で以下のとおりとなっていました。

【小田急】
・2600形
・4000形
・5000形
・9000形
・7000形
・8000形
・10000形
・1000形
・20000形
・2000形
・30000形
・3000形

【営団地下鉄】
・6000系
・06系

【JR東海】
・371系

他社も含めて15形式が見られ、今よりもバリエーションが豊富でした。
当時はJR東日本との乗り入れが行われていませんでしたが、まだJR東海との相互直通運転が行われていたため、371系を見ることができました。

20210410_05

形式の数は今よりも多かったものの、2600形、4000形、5000形の3形式が同じような車両であったため、実際には現在と大差がない程度のバリエーションだったともいえます。
今よりも色々な車両が走っていたようなイメージがあるのは、9000形のようなインパクトのある車両が走っていたからなのかもしれませんね。

おわりに

現在と比べて、少しだけ車両の種類が豊富だった20年前の小田急線。
もっと沢山の車両が見られる路線もあると思いますが、このような色々な車両が見られるのは、小田急を利用していて楽しいと思える部分かもしれません。