今では当たり前となった鉄道会社によるグッズの販売ですが、20年前、30年前を思い出してみると、そんなに多くは売られていなかったように思います。
私が幼かった頃は、プラレール等の玩具で遊ぶか、鉄道に関する本を読むことが中心で、やがて模型や写真へと対象が発展していきました。

鉄道グッズを多く見かけるようになったのは、2000年代に入った頃でしょうか、この頃には小田急でもTRAINSが開店し、様々なグッズが商品化されるようになりました。

衝撃的だったTRAINSの開店

3000形が大量に増備され、古い通勤型車両が次々に置き換えられている頃、2004年3月20日にTRAINSがオープンしました。
場所は和泉多摩川駅の高架下で、場所は今も変わりません。

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今はこのようなお洒落な外観となっており、店内もかなり洗練されていますが、開店当初は模型店のような雰囲気でのスタートでした。
店内には開店当初からジオラマがあり、オリジナルのグッズ等も販売されました。

当時話題になったものといえば、ブレーキ弁ハンドルの傘といったものがあり、なかなかのインパクトだったことを思い出します。
現在との大きな違いは鉄道部品の販売が行われていたことで、方向幕等を買うことができたように記憶しています。
現在よりも大人向けの商品が多めだったような記憶がありますが、20年も昔のことなので記憶違いもあるかもしれません。

発展を続けるTRAINS

和泉多摩川店からスタートしたTRAINSは、後に新宿店が加わりました。
地下に設けられたお店の規模は小さいものですが、和泉多摩川まで行かずに購入できる立地の良さがポイントです。
現在はこれにロマンスカーミュージアム店が加わり、合計で3店舗となっています。

お店の数が増えただけではなく、TRAINSのオープンと前後して、グッズの展開もかなり充実してきました。
昔はそこまで多くなかったように記憶している子供向け商品も増えており、自分が幼い頃にこのようなものがあったら、親に沢山お金を使わせることになったでしょう。
極端な数量限定をあまり行わないことから、すぐに在庫が切れてしまうようなこともあまりなく、購入者目線で運営されているように感じます。

品質についても年々向上しており、鉄道模型やプラレールをはじめとして、オリジナル以外の商品についてもクオリティーがかなり高くなりました。
小田急ファンとしてこの流れは大変ありがたいもので、新しい商品が出るのが待ち遠しく、とても楽しみになりました。

ロマンスカーミュージアムの開店によって店舗数は増え、限定グッズの販売も行われるようになりました。
小田急のグッズ販売は、子供向けも大切にしていると感じることが多く、未来の小田急ファンを増やすことにも寄与していそうですね。

おわりに

TRAINSの開店後、小田急のグッズ販売も発展を続けています。
とても全ては買いきれないほどの商品が発売されることになったのは、嬉しくもあり少しだけ悩ましいところかもしれません。