藤沢駅を境に運行が分断され、乗り通す場合には基本的に乗り換えが必須となった小田急の江ノ島線。
様々な事情が合わさり、このような運行になったと考えられますが、利便性の面では利用者にとって辛い変更ともいえそうです。
そして、20分ヘッドのダイヤが基本となっている小田急において、藤沢から片瀬江ノ島までは1時間に5本の運転となっており、藤沢での接続が悪いタイミングも同時に生まれてしまいました。
運行系統は藤沢を境として分断されており、江ノ島線内を通して運転する列車はほとんどなくなっています。
末端区間については、藤沢でほぼ確実に乗り換えが必要となってしまったほか、快速急行との乗り換えをする場合、乗車位置によっては階段の昇り降りが発生してしまいます。
乗車する側が慣れてくる面はあると思いますが、乗り通せなくなる不便さは解消できない部分となりそうです。
今回の分断にはもう一つ課題があり、1時間に5本の運転となってしまったことで、藤沢での接続にも課題を抱えてしまいました。
1時間に6本を運転すれば、藤沢での接続を良くすることが可能となり、分断による利用者のストレスを軽減できますが、そうはなっていないのです。
遅かれ早かれ実施されることではあったと考えられますが、利用動向の変化によって早まってしまった面はあるのかもしれません。
まず、効率化という面において、スイッチバックが課題となっていたことは間違いありません。
乗務員の手配、相模大野方面と片瀬江ノ島方面の列車による相互支障等、運転本数が多い現代では扱いにくいものとなっていました。
加えて、藤沢という駅が抱えている課題である、10両が特定のホームにしか停車できないという点も、分断によって解消しようとしている可能性があります。
今回の分断によって、3番ホームと4番ホームを繋いでいるポイントを撤去することができれば、2番ホームを延長し、10両の停車に対応させることができそうなのです。
具体的な動きはまだありませんが、将来的にはそのようなことも狙いにあるのかもしれません。
今回の分断については、効率化がかなり徹底されており、これが1時間に5本の運転にも繋がっています。
それは末端区間を2編成で効率的に運転するためで、1時間に6本を運転しようとした場合、乗務員の段落としを行って停車時間を削るか、3編成を使用して余裕を生む必要があり、やむを得ずこのような運転としたのでしょう。
列車によって藤沢での接続の良し悪しは異なり、1分で乗り継げるようなタイミングもあれば、10分近く待つようなケースもあります。
また、土休日は平日よりも1時間に6本の運転が行われる時間帯が多く、江ノ島という観光地を意識したダイヤを組む苦労が偲ばれます。
今回のダイヤ変更は、苦しい経営状況を少しでも改善するため、利便性を下げてでも効率化を優先した部分が見え隠れします。
状況が改善すれば、末端区間の運転本数を増やす可能性はありますが、どうしても無駄が増えてしまうため、小田急にとっては今後も頭の痛い問題となりそうです。
マイナスの影響は少なからずありますが、苦しい状況が少しずつ改善していくことで、再びダイヤ改正ができる日が訪れることを願っています。
様々な事情が合わさり、このような運行になったと考えられますが、利便性の面では利用者にとって辛い変更ともいえそうです。
そして、20分ヘッドのダイヤが基本となっている小田急において、藤沢から片瀬江ノ島までは1時間に5本の運転となっており、藤沢での接続が悪いタイミングも同時に生まれてしまいました。
1時間に5本が運転される江ノ島線の末端区間
2022年3月12日のダイヤ変更以降、江ノ島線の末端区間は各駅停車の折り返し運転となりました。運行系統は藤沢を境として分断されており、江ノ島線内を通して運転する列車はほとんどなくなっています。
末端区間については、藤沢でほぼ確実に乗り換えが必要となってしまったほか、快速急行との乗り換えをする場合、乗車位置によっては階段の昇り降りが発生してしまいます。
乗車する側が慣れてくる面はあると思いますが、乗り通せなくなる不便さは解消できない部分となりそうです。
今回の分断にはもう一つ課題があり、1時間に5本の運転となってしまったことで、藤沢での接続にも課題を抱えてしまいました。
1時間に6本を運転すれば、藤沢での接続を良くすることが可能となり、分断による利用者のストレスを軽減できますが、そうはなっていないのです。
なぜ1時間に5本となってしまったのか
利便性を下げてまで藤沢での運行を分断した背景には、効率化と駅の改良が関係していると考えられます。遅かれ早かれ実施されることではあったと考えられますが、利用動向の変化によって早まってしまった面はあるのかもしれません。
まず、効率化という面において、スイッチバックが課題となっていたことは間違いありません。
乗務員の手配、相模大野方面と片瀬江ノ島方面の列車による相互支障等、運転本数が多い現代では扱いにくいものとなっていました。
加えて、藤沢という駅が抱えている課題である、10両が特定のホームにしか停車できないという点も、分断によって解消しようとしている可能性があります。
今回の分断によって、3番ホームと4番ホームを繋いでいるポイントを撤去することができれば、2番ホームを延長し、10両の停車に対応させることができそうなのです。
具体的な動きはまだありませんが、将来的にはそのようなことも狙いにあるのかもしれません。
今回の分断については、効率化がかなり徹底されており、これが1時間に5本の運転にも繋がっています。
それは末端区間を2編成で効率的に運転するためで、1時間に6本を運転しようとした場合、乗務員の段落としを行って停車時間を削るか、3編成を使用して余裕を生む必要があり、やむを得ずこのような運転としたのでしょう。
列車によって藤沢での接続の良し悪しは異なり、1分で乗り継げるようなタイミングもあれば、10分近く待つようなケースもあります。
また、土休日は平日よりも1時間に6本の運転が行われる時間帯が多く、江ノ島という観光地を意識したダイヤを組む苦労が偲ばれます。
今回のダイヤ変更は、苦しい経営状況を少しでも改善するため、利便性を下げてでも効率化を優先した部分が見え隠れします。
状況が改善すれば、末端区間の運転本数を増やす可能性はありますが、どうしても無駄が増えてしまうため、小田急にとっては今後も頭の痛い問題となりそうです。
おわりに
減便を中心としたダイヤの変更により、早くも様々な意見が交わされているのを目にするようになりました。マイナスの影響は少なからずありますが、苦しい状況が少しずつ改善していくことで、再びダイヤ改正ができる日が訪れることを願っています。
コメント
コメント一覧 (29)
江ノ島の海を利用するのに手ぶらではなく荷物をもっている。荷物が多いので台車を使う様になると狭い階段を使うには大変な事もあり改札口側まで歩かなければならず人混みの中を逆方向に歩かなければならない!
このまま藤沢で乗り換えが続くのなら、せめてエスカレータ―をつけてもらいたい!
ワタシダ
がしました
現在は新宿以遠の都心・隣接県に行く場合、JRを利用する事が多く、且つ週末になる為、休日おでかけパスを活用していて小田急、とりわけ快速急行を利用する機会はなくなりましたが、とにかく上りに関してはダイヤ変更前の休日に於いては毎時40分や発の快速急行は江ノ島からの列車がホーム到着と同時にドアが閉まるという最低最悪のパターンですし、現在もそうですが快速急行に関しては混雑に依る遅延でも5分程度なら平気で絶対に接続待ちしますし、逆に分断化されて大凡12分間隔キープされているので、本来乗るべき列車が乗れなくても5分かそこらすれば次の列車は有るので、別に良いじゃないか?というのが待たされる・冷遇される立場からの率直な意見です。
ワタシダ
がしました
小田急線アプリの到着番線表示も2番ホームになってます。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
江ノ島方向から藤沢駅進入のほぼ全ての列車が踏切で止まるから、急いでいる時にはかなりストレスでした。
ワタシダ
がしました
1.現在のホーム直上に新たに高架で1面2線の島式ホームを設ける
2.現在のホームを1面2線の島式ホームにする
3.高架と地上で上り下りを分ける(用地的に高架が上りで、地上が下りになると思う)
広めの島式ホームを設けることで、エスカレーターやエレベーターを設置しやすくして、藤沢止まりで高架の上りホームに停車した電車から地上階に降りて下りの片瀬江ノ島行に乗り換えも考慮してみました。
ワタシダ
がしました
これができれば将来的には3・4番ホーム先のシーサスを撤去しなくても2・3番も10両化できそうな気がするんだけど。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
我々末端区間の利用者にとっても観光客にとっても必要なのは各停ではなく快速急行との対面乗り換えということを小田急も分かってると信じるのみ…。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
そういうとすぐ冤罪とかいう人もいますが、実際駅員やって現場を見ればわかるのですがとてもそんな余地はないです。これもなかなか知られていないのですが
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
先頭なら階段使わないって言ってみる
ワタシダ
がしました
ただ、今まで藤沢駅を上下列車共にゆっくり出ていたのが、一気に加速するようになってましたね。
ワタシダ
がしました
新宿方面快速急行↔片瀬江ノ島方面各駅停車の乗り換えも投稿を拝見する限りかなり非効率ですし、2・3番ホームに停車しとる列車を跨いで乗り換える方法とかはないのでしょうか(阪神尼崎などと似たようなパターン。南海泉佐野でも両側の扉を開閉する光景が見られますが、停車中の列車を跨いでの移動は安全面の関係からなのか禁止されとるようです)?
ワタシダ
がしました
各停同士の乗換であればホーム向かいなのでそんなに不便ではありませんが、やはり快速急行・急行との乗換は面倒ですね。
日中一時間当たり1本くらいは快速急行が片瀬江ノ島まで行っても良いかとは思います。
ワタシダ
がしました