登場から40年近くが経とうとしながらも、まだ多くの編成が元気に活躍している小田急8000形。
後輩である1000形に多数の廃車が発生する中、8000形はまだ18両が置き換えられただけで、142両が現在も残っています。

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しかし、元気に活躍しているとはいっても、小田急では最古参の形式であり、いつ置き換えが始まってもおかしくはありません。
今回の記事では、8000形が登場やリニューアルから何年が経過しているのか、編成ごとに確認してみたいと思います。

登場からの経過年数

1982年に8251Fが登場した8000形は、最終編成の8066Fが1987年に登場するまで、合計で160両が製造されました。
界磁チョッパ制御のままリニューアルが行われた8251Fと8255F、事故廃車となった8264F以外は現在も現役で活躍しており、優等列車で走る姿も日常的に見られます。

まずは、現在も活躍している各編成について、製造から今日までの経過年数を登場順に見てみましょう。

8252F:38年
8253F:38年
8254F:38年
8256F:38年
8051F:38年
8052F:37年
8257F:37年
8053F:37年
8258F:37年
8259F:37年
8260F:37年
8054F:37年
8055F:37年
8261F:37年
8056F:36年
8057F:36年
8262F:36年
8058F:36年
8263F:36年
8059F:36年
8265F:35年
8060F:35年
8061F:35年
8062F:35年
8063F:35年
8064F:35年
8266F:35年
8065F:34年
8066F:34年

まとめてみると、8000形は短期間で大量に増備が行われたことが分かります。
最も古い編成が38年、新しい編成でも34年となっており、その差は僅かに4年しかありません。

綺麗に使われているため、まだまだ新しいと錯覚してしまいますが、一部の編成以外は既に35年以上の車齢となっており、既にかなり長寿の形式となっているのです。

リニューアルからの経過年数

短期間で増備が行われたのに対して、リニューアルには時間がかかりました。
今度は、8000形の各編成がリニューアルからどれぐらい経過しているのかを、施工順に見てみましょう。

8254F:17年
8256F:17年
8258F:17年
8257F:16年
8259F:16年
8253F:16年
8252F:15年
8261F:15年
8262F:15年
8266F:14年
8260F:14年
8051F:13年
8263F:13年
8057F:13年
8054F:13年
8064F:12年
8056F:12年
8265F:12年
8052F:11年
8053F:11年
8058F:10年
8063F:10年
8065F:10年
8066F:9年
8055F:9年
8062F:9年
8060F:8年
8061F:8年
8059F:8年

登場からの経過年数と異なり、こちらは随分と編成によって差があることが分かります。
リニューアルから17年も経過している編成もあれば、8年しか経っていない編成もあり、リニューアルが遅かった4両ほど年数が経っていません。

編成によっては、10年近い差がある状態となっており、それだけリニューアルに時間がかかったことも見えてきます。
その一方で、リニューアルから10年以上が経過した編成が多くなってきており、時間の経過も感じずにはいられませんでした。

おわりに

多くの編成が今も現役で活躍し、毎日優等列車で元気に走り回っている8000形。
しかし、登場からの年数は確実に経過しており、40年も目前に迫りつつあります。
まだ多くの編成が活躍している今のうちに、元気な姿を記録に残しておきたいものですね。