2022年3月12日に行われたダイヤの変更後、運用数自体の削減が行われたとみられる小田急。
使用する車両を少なくし、利用動向の変化による苦しい状況を乗り越えようとしていることがうかがえます。

ダイヤ変更の前後において、小田急の運用数はどれぐらい減っているのでしょうか。
現在までに分かっていることをまとめてみたいと思います。
ダイヤ改正という表現をしていないことからも分かるとおり、前向きなトピックスは少なく、主たる変更点は減便を軸とした輸送力の調整となっています。
減便によって運用数自体も減らされているようで、運行コストを抑える努力が感じられます。
ダイヤ変更の前後における、運用数の違いは以下のとおりとなっています。
平日と土休日とで異なる場合は、多いほうの運用数でカウントしました。
【ダイヤ変更前】
4両:4
6両:26
8両:17
10両:57
ロマンスカー:22
【ダイヤ変更後】
4両:4
6両:24
8両:17
10両:53
ロマンスカー:22
両数によっても違いがあり、変化があるものとないものがあります。
終日予備車となる運用もあるため、運用数の違いだけで全てを説明することはできませんが、やはり全体としては運用数が減っていることが分かります。
現時点での情報をまとめたものですので、全ての情報が正確に反映できていない可能性があり、その点についてはご容赦下さい。
6両は運用数が増えるのではないかとも思われていましたが、意外にも減少している状況です。
多摩線を10両化するといった対応を行うことで、上手く組まれてるということなのかもしれません。
興味深いこととしては、ロマンスカーの運用数が意外にも維持されているということです。
これは30000形を全編成使用する前提となっているためのようで、リニューアルに伴って離脱する編成を考慮しないことにより、4両と6両を合わせた2運用が増えているとみられます。
実質的には10両で1編成だと考えた場合、50000形が営業運転から離脱したことにより、1運用分が減らされているといえそうです。
さて、運用数が減少したことによって、どれぐらい車両は余るのでしょうか。
ロマンスカーについては前述のとおりで、30000形の活躍によって最低限に抑えられているといえますが、通勤型車両においては違うようです。
6両で2運用、10両で4運用ということは、単純に計算すると52両の車両が余ってしまいます。
小田急は保有車両数を60両削減することが可能としていますから、運用数の変化からもそれに近い数字が見えてきました。
この60両に50000形の分が含まれているのかは分かりませんが、通勤型車両についてもそれなりに余裕がある状態となっていることだけは確かなようです。
今後どのような動きに繋がるのか、注意深く観察していきたいと思います。
使用する車両を少なくし、利用動向の変化による苦しい状況を乗り越えようとしていることがうかがえます。

ダイヤ変更の前後において、小田急の運用数はどれぐらい減っているのでしょうか。
現在までに分かっていることをまとめてみたいと思います。
ダイヤ変更の前後における運用数の変化
利用動向の変化に対応するため、小田急では2022年3月12日にダイヤの変更が行われました。ダイヤ改正という表現をしていないことからも分かるとおり、前向きなトピックスは少なく、主たる変更点は減便を軸とした輸送力の調整となっています。
減便によって運用数自体も減らされているようで、運行コストを抑える努力が感じられます。
ダイヤ変更の前後における、運用数の違いは以下のとおりとなっています。
平日と土休日とで異なる場合は、多いほうの運用数でカウントしました。
【ダイヤ変更前】
4両:4
6両:26
8両:17
10両:57
ロマンスカー:22
【ダイヤ変更後】
4両:4
6両:24
8両:17
10両:53
ロマンスカー:22
両数によっても違いがあり、変化があるものとないものがあります。
終日予備車となる運用もあるため、運用数の違いだけで全てを説明することはできませんが、やはり全体としては運用数が減っていることが分かります。
現時点での情報をまとめたものですので、全ての情報が正確に反映できていない可能性があり、その点についてはご容赦下さい。
運用数の変化と保有車両数の関係
ダイヤの変更後に運用数が減少したのは、6両で2運用、10両で4運用となっています。6両は運用数が増えるのではないかとも思われていましたが、意外にも減少している状況です。
多摩線を10両化するといった対応を行うことで、上手く組まれてるということなのかもしれません。
興味深いこととしては、ロマンスカーの運用数が意外にも維持されているということです。
これは30000形を全編成使用する前提となっているためのようで、リニューアルに伴って離脱する編成を考慮しないことにより、4両と6両を合わせた2運用が増えているとみられます。
実質的には10両で1編成だと考えた場合、50000形が営業運転から離脱したことにより、1運用分が減らされているといえそうです。
さて、運用数が減少したことによって、どれぐらい車両は余るのでしょうか。
ロマンスカーについては前述のとおりで、30000形の活躍によって最低限に抑えられているといえますが、通勤型車両においては違うようです。
6両で2運用、10両で4運用ということは、単純に計算すると52両の車両が余ってしまいます。
小田急は保有車両数を60両削減することが可能としていますから、運用数の変化からもそれに近い数字が見えてきました。
この60両に50000形の分が含まれているのかは分かりませんが、通勤型車両についてもそれなりに余裕がある状態となっていることだけは確かなようです。
おわりに
運用数が減らされ、保有している車両にも余裕がある状態となっている小田急。今後どのような動きに繋がるのか、注意深く観察していきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (28)
ワタシダ
が
しました
許せないのはそれなのに今まで乗ってた急行の時間を有料特急ホームウェイに変更したこと!
その急行に乗ってた乗客が前後の列車に移動したことが更に混雑に拍車をかけてる
金しか考えていないねこの会社は
ワタシダ
が
しました
ワタシダ
が
しました
ワタシダ
が
しました
10両運用は固定編成を中心にして予備車として1000or8000+3000を入れると思います。
ちなみにE61〜E72は8000形同一番号併結の数ー1になってます。
ワタシダ
が
しました
6両10編成から8両6編成にするとか。
そうすれば余った車両は地方私鉄に譲渡すると思います。
ワタシダ
が
しました
やみくもに(?)進めてきた 10固化のはずなのに
10固の運用数が一番削減とは……
そして 10固化の副産物としての小田原方区間のみ運転で新宿に行くには乗り換えが必須となった6連急行誕生や
乗客激増でというわけでもない状況下での多摩線 6→10両化…
コロナ禍という要因を別にしても
前々から将来的に乗客数は減少していくとしていながら
中間の運転室部分はデッドスペースと目の敵
このまま 10固に固執するのか
何かしらの見直しを行うのか………
ワタシダ
が
しました
昨夜、この時間に帰宅しましたが、地元駅で下車した乗客は、おお~っ!と驚くほどの多さ。減便により集中度が高まったわけです。車内も混雑。
複々線化がせっかく成ったのに、今回のこの減便⇒混雑。 22時台の利用者数を見誤ったようで、そのうち苦情多発になるような気配です。
ワタシダ
が
しました
17運用ということは、2000・9編成、3000X8両・8編成の合計と一致しますが、
入場、故障などで全17編成走れることは少ないでしょうから
1000X4両X2がほぼ日常的にみられるということでしょうか。
(実際時々見ますが)
また8両運用(B運用)の10両による代走は発生しているのでしょうか。
ワタシダ
が
しました
そして私が今回のダイヤ変更で思ったことですが、ラッシュピーク時の各駅停車が8両に逆戻りした運用も見られるようになりました。やはり、テレワークや時差出勤でこの時間帯の利用客が減ったのではないかと言われとるのかもしれません。
ワタシダ
が
しました
日中向ヶ丘遊園を出る下り急行は唐木田行き。当然新百合ヶ丘では3番線で、後続の快速急行には乗り換えは通常不可能。よって各駅停車しか選択肢はありません。
先日秦野から6両急行に乗って帰る際、相模大野で江ノ島線からの快速急行に乗り換えて新百合ヶ丘で急行と思ったら接続は無くなり、結局町田にいた各駅停車を待つ羽目に・・・
本当に不便になりました。
確かに減便しないと経営に響くのは理解出来ますが、例えば唐木田急行は4番線に入線させるとか工夫が欲しいですね!
まぁ向ヶ丘遊園の利用客しか感じない不便さなのかもしれませんが・・・
ワタシダ
が
しました
「複々線化が完了すると朝ラッシュ時には立って新聞が読めるようになる」
とか言ってたけど、現実はそうならなかった。
コロナ禍で乗客が減って、一時的に立って新聞が読めるかな、となったと思ったら、今度は減便。
結局のところ、少しでも空いてる電車は成るべく走らせたくない、というのが小田急の本音だった、ということでしょう。
ワタシダ
が
しました
使われないで車庫に放置されている車両を頻繁に見かける。
ただ、仮に小田急発表の60両分を全て廃車にするのかどうなのか。
要はコロナが回復しても今のような新百合ヶ丘・町田・相模大野での編成・種別分離ダイヤを保つのか。
6両急行があまり評判が良くないようなので・・・
もし昨年までのダイヤに戻すのであれば全て廃車にしてしまうと車両が足らなくなる。
今後の小田急のダイヤの作成方針がとても気になるところ。
ワタシダ
が
しました
個人的にはどちらも廃車を急ぐ必要はないと考えていて、ホームドア導入を優先して5000形の新製はペースダウンするのではと予想しています。
ワタシダ
が
しました