2019年の終わりに最初の編成が登場し、2020年3月26日より営業運転を開始した小田急5000形。
現在までに10編成が登場し、総数は100両に到達しました。

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2年と少しで100両に到達した5000形ですが、このペースは早いのか、それとも遅いのでしょうか。

100両に到達した5000形

世の中が新型コロナウイルス感染症で大騒ぎになる少し前、2019年11月18日に5000形の5051Fが竣功しました。
通勤型車両の新形式としては4000形以来の12年ぶりで、営業運転の開始が待ち遠しい状況となりました。

営業運転の開始に向けて試運転が繰り返される中、新型コロナウイルスは市中へと感染を広げることとなり、イベント等もなく5000形は静かに営業運転を開始しました。
最初は1編成で始まった5000形は少しずつ増備を重ね、現在までに100両が営業運転に投入されています。

全て10両固定編成の5000形は、各年度に以下の両数が増備されました。

2019年度:10両
2020年度:40両
2021年度:40両
2022年度:10両(現時点まで)

現在の最新編成は5060Fとなっていますが、2022年度にはあと20両が追加で増備される予定で、総数は120両に到達する見込みです。

5000形が増備されるペースは早いのか遅いのか

営業運転の開始から約2年が経過し、見かける機会も増えてきた印象の5000形ですが、過去の車両と比較した場合に、増備のペースはどのようなものなのでしょうか。
現在も活躍する各形式が、2年ぐらいでどれぐらい増備されたのかを調べてみました。

営業運転の開始から2年の時点における、各形式の在籍両数は以下のとおりです。

8000形:86両
1000形:100両
2000形:16両
3000形:86両
4000形:80両
5000形:90両

見方によっては面白く、見方によってはつまらない、そんな結果となりました。
2000形がやはり特殊で、最終的に72両で終わったことにも繋がりますが、僅かに16両の状態でした。

そして、どの形式も80両から100両程度となっており、小田急が2年程度で受け入れられるのはこのぐらいということなのでしょう。
3000形が他の形式と変わらないのが意外ですが、増備のペースが上がったのが2年を過ぎた頃だったためで、この後に物凄い勢いで増備されていくこととなります。
つまり、それだけ3000形のケースは特殊だったともいえるのです。

これらの結果を見ると、5000形を増備するペースは平均的なものといえますが、今後はどうなっていくのでしょうか。
2023年度以降もさらに増備が続くのか、それとも中断や早期終了がありえるのか、これからの展開が気になるところです。

おわりに

現在までに10編成が営業運転を開始している5000形。
今後増備されることが決まっている2編成がいつ頃登場するのか、しばらくはそんなことも気になる日々が続きますね。