1983年に営業運転を開始した小田急8000形。
小田急8000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

8257Fの概要

1984年度の最初に増備された編成で、6両の3次車にあたります。
3次車は2編成のみとなっており、比較的少数派のグループです。

基本的な仕様は2次車までと同様ですが、補助電源装置にMGを搭載した最後のグループとなりました。
4次車からはSIVに変更されており、その後の車両はSIVが標準となっていきます。

8257Fは落成の段階から標準色ではない特別塗装で登場し、車体色を白として、オレンジレッド、イエロー、マルーンの3色を階段状に配していました。
同時期に落成した8052Fも同様の塗装とされ、4両と6両が1編成ずつ走っていました。
走るギャラリー、ポケット号として運転された後、1987年に通常の塗装へと変更されています。

リニューアルは2004年度に行われ、4編成目のVVVFインバーター制御車となりました。
8257Fからは二段式の電気連結器とされており、その後他の編成にも波及しています。

初期にリニューアルが行われたため、当初は他形式と組んだ10両での運転が多く、6両単独で走る姿も頻繁に見られました。
8000形のリニューアルが進み、末尾の番号が揃った編成同士で組むようになってからは、8057Fを相方として10両で走ることが基本となっています。

編成表

クハ8257-デハ8207-デハ8307-サハ8457-デハ8507-クハ8557
※左側が新宿方

製造区分

クハ8257:3次車
デハ8207:3次車
デハ8307:3次車
サハ8457:3次車
デハ8507:3次車
クハ8557:3次車

製造所

クハ8257:日本車輌製造
デハ8207:日本車輌製造
デハ8307:日本車輌製造
サハ8457:日本車輌製造
デハ8507:日本車輌製造
クハ8557:日本車輌製造

旧番号

サハ8457:デハ8407

竣功日

クハ8257:1984年4月26日
デハ8207:1984年4月26日
デハ8307:1984年4月26日
サハ8457:1984年4月26日
デハ8507:1984年4月26日
クハ8557:1984年4月26日

車体修理竣功日

クハ8257:2005年3月22日
デハ8207:2005年3月22日
デハ8307:2005年3月22日
サハ8457:2005年3月22日
デハ8507:2005年3月22日
クハ8557:2005年3月22日

8257Fの写真

20190420_06