車両が走行するレールの下に敷かれ、鉄道の線路を構成する重要な部材となっているマクラギ。
本来は枕木と書き、文字どおり木材が使われてきましたが、近年はコンクリート等が主流となっていることから、マクラギと表記するケースが多いようです。
当然のことながら、小田急でもマクラギが沢山使われていますが、木製のものはまだ残っているのでしょうか。
木製であることから枕木と呼ばれてきましたが、近年はコンクリートをはじめとした違う部材が使われるようになり、枕木と書かずにマクラギとすることが増えてきたようです。
かつては主流であった木製が減ってきた背景には、耐久性や精度の面で他の部材に劣ることが理由としてあげられ、都市部を走るような鉄道においては、既にほとんど使われなくなっています。
現代の線路を見てみると、多くはコンクリートのマクラギとなっていますが、近年はガラス繊維を使用した合成マクラギも多く見られるようになり、マクラギをレールに対して平行に設置する、ラダー軌道と呼ばれる敷設方法も普及しつつあります。
しかし、多く使われるコンクリートのマクラギも万能ではなく、木製や他の部材と比較して重量があることや、ポイント部や橋梁には適していないという欠点もあります。
そういった場所には引き続き文字どおりの枕木が使われてきましたが、近年はそれも合成マクラギに置き換えられ、昔ほど枕木を見る機会はなくなってしまいました。
都市部ではラダー軌道も増えており、複々線区間では様々な軌道が見られることも特徴で、工事が長年に渡って行われたことを物語ります。
その一方で、もう木製のマクラギが見られないというわけでもなく、数は減ったもののまだ一部には残っています。
先日発見した意外な場所としては、藤沢の駅構内にまだ残っていました。
ポイント部は合成マクラギ化が進んでおり、藤沢のような大きな駅に残っているのは意外でした。
木製と合成マクラギを合わせた構成比率は7.4%ですが、そのうちのどの程度が枕木なのかについてはとても気になるところです。
全線を調べるのは不可能に近いですが、枕木がないかなと気にしてみるのも楽しそうですね。
一部にはまだ残っているようですので、ありそうな場所はこれからも注意深く見てみたいと思います。
本来は枕木と書き、文字どおり木材が使われてきましたが、近年はコンクリート等が主流となっていることから、マクラギと表記するケースが多いようです。
当然のことながら、小田急でもマクラギが沢山使われていますが、木製のものはまだ残っているのでしょうか。
木製ではなくなってきたマクラギ
レールの下に敷かれている木材は、レールを支える重要な役割を担っています。木製であることから枕木と呼ばれてきましたが、近年はコンクリートをはじめとした違う部材が使われるようになり、枕木と書かずにマクラギとすることが増えてきたようです。
かつては主流であった木製が減ってきた背景には、耐久性や精度の面で他の部材に劣ることが理由としてあげられ、都市部を走るような鉄道においては、既にほとんど使われなくなっています。
現代の線路を見てみると、多くはコンクリートのマクラギとなっていますが、近年はガラス繊維を使用した合成マクラギも多く見られるようになり、マクラギをレールに対して平行に設置する、ラダー軌道と呼ばれる敷設方法も普及しつつあります。
しかし、多く使われるコンクリートのマクラギも万能ではなく、木製や他の部材と比較して重量があることや、ポイント部や橋梁には適していないという欠点もあります。
そういった場所には引き続き文字どおりの枕木が使われてきましたが、近年はそれも合成マクラギに置き換えられ、昔ほど枕木を見る機会はなくなってしまいました。
小田急に残る木製のマクラギ
木製以外のマクラギが主流になっているのは小田急も例外ではなく、2020年度の開始時点で約8割がコンクリート製のPCマクラギとなっています。都市部ではラダー軌道も増えており、複々線区間では様々な軌道が見られることも特徴で、工事が長年に渡って行われたことを物語ります。
その一方で、もう木製のマクラギが見られないというわけでもなく、数は減ったもののまだ一部には残っています。
先日発見した意外な場所としては、藤沢の駅構内にまだ残っていました。
ポイント部は合成マクラギ化が進んでおり、藤沢のような大きな駅に残っているのは意外でした。
木製と合成マクラギを合わせた構成比率は7.4%ですが、そのうちのどの程度が枕木なのかについてはとても気になるところです。
全線を調べるのは不可能に近いですが、枕木がないかなと気にしてみるのも楽しそうですね。
おわりに
年々数を減らし、小田急ではあまり見られなくなった木製のマクラギ。一部にはまだ残っているようですので、ありそうな場所はこれからも注意深く見てみたいと思います。
コメント
コメント一覧 (8)
交換されずに残っているのかもですね。
小田急線藤沢駅には他にも、貴重な旧式の
方面表示 (現在は殆どの駅が現行の紺色ベースの看板)や、相当な劣化をしたフルカラーLED発車標等があり、他の小田急線駅には無いような改良工事を思わせる古い設備が多い気がします。
ワタシダ
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とはいえ昔ながらの犬クギが使われているものだと緩みやすく、穴に木片で詰めて暫定手直しをしても数年後はユルユルになり難儀されていると保線業者さんからお聞きしたことがございます。
本来は丸ごと変えたくても、終電~始発までの間合いでやらなければならない制約や材料費が嵩むなどの要因から中々抜本的な対策に着手できない厄介事なのでしょう···。実際、コロナのせいでどの鉄道も余計財布事情が倹約方針に拍車がかかり私のような材料売りにも多大な迷惑がかかってます。
ワタシダ
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ワタシダ
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間が鉄むき出しの枕木が地方鉄道にあるよ
当然老朽化で少しずつPC枕木に交換されてますけど
ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
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PC枕木のような色の物はなく
木製の枕木風な茶色のものばかりのような…
趣味的(?)に茶色にしているのか
何か理由があるのか……
新しい枕木からや真夏の炎天下など
防腐剤のクレオソートの匂いが漂っていたのも
無くなりつつ情景のひとつ… ですね……
ワタシダ
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ワタシダ
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