1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1097Fの概要

組み替えを行った1000形の中で、先頭車の中間車化を行っていない唯一の編成で、10両固定編成化で誕生した1095Fと1096Fに続く1097Fとされました。
リニューアルに合わせての組み替えで、改造は2020年度に進められたものの、年度を跨いだ2021年度の竣功となっています。

編成としては、4両の1055Fと6両の1255Fを中心に構成されますが、一部の先頭車を廃車とし、1081Fから中間車を2両組み込んでいます。
中間車への改造車を含まないため、元々10両固定編成で登場した車両と同じような編成美を誇りますが、元となる編成によって車体の仕上がりが若干異なり、パンタグラフの撤去跡がある車両が2両含まれるのが特徴です。

1097Fが1000形で組み替えを行った最後の編成となっており、他に同様の構成の編成がないという点から、希少性が高い存在となりました。
10両固定編成という特性を活かし、現在は各駅停車から快速急行まで幅広く充当されています。

編成表

クハ1097-デハ1047-デハ1147-サハ1197-サハ1297-デハ1247-デハ1347-サハ1397-デハ1447-クハ1497
※左側が新宿方

製造区分

クハ1097:1次車
デハ1047:1次車
デハ1147:1次車
サハ1197:1次車
サハ1297:1次車
デハ1247:2次車
デハ1347:2次車
サハ1397:2次車
デハ1447:2次車
クハ1497:2次車

製造所

クハ1097:日本車輌製造
デハ1047:日本車輌製造
デハ1147:日本車輌製造
サハ1197:川崎重工業
サハ1297:川崎重工業
デハ1247:東急車輛製造
デハ1347:東急車輛製造
サハ1397:東急車輛製造
デハ1447:東急車輛製造
クハ1497:東急車輛製造

旧番号

クハ1097:クハ1055
デハ1047:デハ1005
デハ1147:デハ1105
サハ1197:サハ1181
サハ1297:サハ1381
デハ1247:デハ1205
デハ1347:デハ1305
サハ1397:サハ1355
デハ1447:デハ1405
クハ1497:クハ1455

竣功日

クハ1097:1988年2月9日
デハ1047:1988年2月9日
デハ1147:1988年2月9日
サハ1197:1993年2月8日
サハ1297:1993年2月8日
デハ1247:1990年1月18日
デハ1347:1990年1月18日
サハ1397:1990年1月18日
デハ1447:1990年1月18日
クハ1497:1990年1月18日

車体修理竣功日

クハ1097:2021年4月12日
デハ1047:2021年4月12日
デハ1147:2021年4月12日
サハ1197:2021年4月12日
サハ1297:2021年4月12日
デハ1247:2021年4月12日
デハ1347:2021年4月12日
サハ1397:2021年4月12日
デハ1447:2021年4月12日
クハ1497:2021年4月12日

1097Fの写真

20210515_02

20210424_04