青い帯を車体に巻く小田急の通勤型車両ですが、2色帯となっている5000形を除き、ロイヤルブルーとインペリアルブルーの帯が混在する状況となりました。
4000形の登場時に初採用されたインペリアルブルーの帯は、その後他形式にも波及し、ステンレス車体の車両で貼り替えが進められています。

年々インペリアルブルーの帯を巻く車両は増加していますが、小田急で最も在籍両数が多い3000形においては、どれぐらいロイヤルブルーの帯を巻く車両が残っているのでしょうか。

帯色の変更が続く小田急の通勤型車両

時期によって色味は異なるものの、ケイプアイボリーを車体の基本色として以降、小田急の車両はロイヤルブルーの帯を巻いてきました。
1000形以降のステンレス車体の車両も同様で、2000形、3000形と同じ色の帯を採用し続けています。

そんな帯色に変化が生じたのは4000形の登場時で、それまでとは異なるインペリアルブルーの帯が採用されました。
4000形の登場後も、従来の車両はロイヤルブルーの帯を巻いたままとなっていましたが、やがて帯を貼り替える際にインペリアルブルー化されるようになりました。

20210207_02

小田急で最も在籍両数が多い3000形についても、帯の貼り替えが進められており、ロイヤルブルーの帯を巻く編成は年々減少しています。
帯色の変更は編成単位で行われているため、貼り替えの際は編成内の全車両が一斉に変更されており、一部の車両だけ帯色が異なるといったケースはありませんが、異なる帯色の編成が併結を行うことはあり、帯の混色編成が一部で見られます。

各編成の帯色

在籍する編成数が多い3000形には、まだ比較的多くロイヤルブルーの帯を巻いた編成が残っています。
2022年6月末時点の編成ごとの帯色は、以下のとおりです。

3251F:インペリアルブルー
3252F:インペリアルブルー
3253F:インペリアルブルー
3254F:インペリアルブルー
3255F:インペリアルブルー
3256F:インペリアルブルー
3257F:インペリアルブルー
3258F:インペリアルブルー
3259F:インペリアルブルー
3260F:インペリアルブルー
3261F:インペリアルブルー
3262F:インペリアルブルー
3263F:ロイヤルブルー
3264F:ロイヤルブルー
3265F:ロイヤルブルー
3266F:ロイヤルブルー
3267F:インペリアルブルー
3268F:ロイヤルブルー
3269F:ロイヤルブルー
3270F:ロイヤルブルー
3271F:ロイヤルブルー
3272F:ロイヤルブルー
3273F:ロイヤルブルー
3274F:ロイヤルブルー
3275F:インペリアルブルー
3276F:インペリアルブルー
3277F:ロイヤルブルー
3651F:ロイヤルブルー
3652F:ロイヤルブルー
3653F:ロイヤルブルー
3654F:インペリアルブルー
3655F:ロイヤルブルー
3656F:インペリアルブルー
3657F:インペリアルブルー
3658F:ロイヤルブルー
3081F:インペリアルブルー
3082F:インペリアルブルー
3083F:インペリアルブルー
3084F:インペリアルブルー
3085F:インペリアルブルー
3086F:インペリアルブルー
3087F:インペリアルブルー
3091F:ロイヤルブルー
3092F:ロイヤルブルー
3093F:ロイヤルブルー
3094F:ロイヤルブルー
3095F:ロイヤルブルー

一覧にしてみると、その編成数の多さにも驚かされます。
なお、リニューアルをしている最中の編成については、入場前の帯色で記載しました。

3000形は全部で47編成ですが、ロイヤルブルー帯が22編成、インペリアルブルー帯が25編成となっており、勢力としては僅かにインペリアルブルーが上回っています。
今後ロイヤルブルーの帯を巻いた編成は減る一方でしょうが、リニューアルが済んだ編成がどのような姿になるのかについても気になるところです。

おわりに

帯色の調査においては、複数の写真を見て確認をしていますが、撮影の条件で帯の色味が変化してしまうため、誤りがある可能性がございます。
2022年6月末時点を基準とした場合に、もし誤っている編成がございましたら、ご指摘をいただけると大変助かります。