通勤型車両としては4000形以来の新形式となり、2020年に営業運転を開始した小田急の5000形。
拡幅車体といった小田急らしさが復活した反面、2色帯の採用や、車両番号が車体上部に移るといった、伝統からの脱却も見られる車両に仕上げられました。
長年に渡って車体の下部に配置されていた小田急の車両番号は、なぜ上部に移されたのでしょうか。
帯の配色が変わったことに目が向きますが、よく見ると車両番号やブランドマークの位置が上部に変更されており、従来の車両とはかなりイメージが異なる仕上がりとなっています。

上部に移った車両番号は、このように車体の端部に書かれており、優先席がある位置と合わせられています。
優先席と同様、小田原方では番号が隣り合ってしまいますが、こういったものを配置するのは難しいのだろうなとも思います。
ブランドマークも上部に移され、車体中央寄り扉の外側に配置、車体の片側で2ヶ所となりました。
小田急の車両では、車体の左下に車両番号、右下にOERの文字が配置されてきました。
3000形以降の車両ではOERの表記がなくなり、中央下部に車両番号が書かれるようになり、その後ブランドマークが制定されると、帯の中央にブランドマークが配置されるようになっています。
5000形はこれらの流れを完全に断ち切り、新しい配置とされたことになります。
現在リニューアルが進められている3000形についても、車両番号を上部に移すようで、今後従来車でも見られるようになりそうです。
駅に停車している際、ホームドアがある駅では車体の下部にある車両番号が見えないため、今後設置駅が増加することも見込んで上部へと移されたのです。
同様の動きは阪急でも見られますが、小田急では従来車に対する移設までは行っていません。
3000形がリニューアルに合わせて移設を行うようですが、その他の車両に波及するかについても気になるところです。
車両番号の移設は行われなかったものの、ホームドアの設置に伴う動きは、1000形のリニューアル時から既に始まっていました。
それは非常用のドアコックを車体妻面の上部に追加するもので、ホームドアが設置された駅での取り扱いをしやすくするための対応です。
このような背景から、5000形では車両番号も車体の上部に書かれるようになり、ホームドアがあっても見えるようになっています。
従来車がそのままとされるのか、それともどこかのタイミングで上部にも追記するのか、今後どうなっていくのでしょうか。
拡幅車体といった小田急らしさが復活した反面、2色帯の採用や、車両番号が車体上部に移るといった、伝統からの脱却も見られる車両に仕上げられました。
長年に渡って車体の下部に配置されていた小田急の車両番号は、なぜ上部に移されたのでしょうか。
上部に移された5000形の車両番号
久し振りの新型車両として登場した5000形は、2019年の終わりに姿を現しました。帯の配色が変わったことに目が向きますが、よく見ると車両番号やブランドマークの位置が上部に変更されており、従来の車両とはかなりイメージが異なる仕上がりとなっています。

上部に移った車両番号は、このように車体の端部に書かれており、優先席がある位置と合わせられています。
優先席と同様、小田原方では番号が隣り合ってしまいますが、こういったものを配置するのは難しいのだろうなとも思います。
ブランドマークも上部に移され、車体中央寄り扉の外側に配置、車体の片側で2ヶ所となりました。
小田急の車両では、車体の左下に車両番号、右下にOERの文字が配置されてきました。
3000形以降の車両ではOERの表記がなくなり、中央下部に車両番号が書かれるようになり、その後ブランドマークが制定されると、帯の中央にブランドマークが配置されるようになっています。
5000形はこれらの流れを完全に断ち切り、新しい配置とされたことになります。
現在リニューアルが進められている3000形についても、車両番号を上部に移すようで、今後従来車でも見られるようになりそうです。
車両番号が上部に移された理由
少々アンバランスな位置に移された車両番号ですが、このような変更が発生した背景には、近年増加しつつあるホームドアが関係しています。駅に停車している際、ホームドアがある駅では車体の下部にある車両番号が見えないため、今後設置駅が増加することも見込んで上部へと移されたのです。
同様の動きは阪急でも見られますが、小田急では従来車に対する移設までは行っていません。
3000形がリニューアルに合わせて移設を行うようですが、その他の車両に波及するかについても気になるところです。
車両番号の移設は行われなかったものの、ホームドアの設置に伴う動きは、1000形のリニューアル時から既に始まっていました。
それは非常用のドアコックを車体妻面の上部に追加するもので、ホームドアが設置された駅での取り扱いをしやすくするための対応です。
このような背景から、5000形では車両番号も車体の上部に書かれるようになり、ホームドアがあっても見えるようになっています。
おわりに
今後ホームドアの設置駅が増えてくると、車両番号が見えない問題は多くの駅で課題となってくるのかもしれません。従来車がそのままとされるのか、それともどこかのタイミングで上部にも追記するのか、今後どうなっていくのでしょうか。
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このようにホームドア設置により車番が見えなくなることを考慮し、近年は車体の下部に車番を表記する手法をやめる事業者が増加しております。小田急では5000形から車端部に車番を表示しておりますが、阪急や大阪メトロ、西武ラビューなどでも同様の手法が見られます。
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