複々線化や改良工事が行われたことで、徐々に増加した小田急の高架駅と地下駅。
大きなプロジェクトである複々線化が完了したことから、しばらくは変化がないと思われますが、長い目で見れば今後も増えるのかもしれません。

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全線に70の駅がある小田急において、高架駅と地下駅は現状でどれぐらいあるのでしょうか。

複々線化によって増加した高架駅

最初からという駅は少ないものの、複々線化時に多くの駅が高架化されたことにより、高架駅は多くある状態となっています。
多くは都心部に集中していますが、そうではない地域にもいくつかの高架駅があります。

高架駅となっている小田急の駅は、以下のとおりとなります。

・代々木上原
・梅ヶ丘
・豪徳寺
・経堂
・千歳船橋
・祖師ヶ谷大蔵
・喜多見
・狛江
・和泉多摩川
・登戸
・町田(小田原方のみ)
・厚木
・本厚木
・大和
・黒川(唐木田方のみ)
・小田急永山
・小田急多摩センター

複々線区間に連続するほか、後から開業した多摩線に連続することも特徴です。
多摩線は開業時からの高架駅ですが、黒川はホームを延長したことで結果的に一部が高架駅となりました。
江ノ島線は大和のみが高架駅で、小田急の中では高架駅が最も少ない路線となっています。

今回は対象外としましたが、南新宿や中央林間は盛土に駅がある状態となっており、広義では高架駅といえるかもしれません。
駅舎も線路の下にあるため、利用する分には高架駅とあまり変わらないともいえます。

都心部に集中する地下駅

比較的多い高架駅に対して、地下駅は少数派となっています。
新宿以外は全て複々線化によって誕生しており、開業時からの地下駅はありません。

地下駅となっている小田急の駅は、以下のとおりとなります。

・新宿(一部のホームのみ)
・東北沢
・下北沢
・世田谷代田
・成城学園前

全線で5駅しかなく、都心部に集中しています。
下北沢付近の地下化によって増加しており、それ以前はほとんどありませんでした。

支線には地下駅がありませんが、多摩線の唐木田は蓋をしていない地下のような駅となっており、独特な雰囲気となっています。

おわりに

今回の分類は、駅の見た目にて判断をしました。
法律上は別の分類となる駅があるかもしれませんので、その点についてはご容赦下さい。