駅周辺が発展し、利用者の増加が続いている小田急の海老名駅。
2021年にはロマンスカーミュージアムがオープンし、小田急ファンにとっても重要な役割を持つ駅となってきました。

そんな海老名駅には、思わず買いたくなってしまう面白い自動販売機があります。
見た目だけではない秘密がある自動販売機ですが、いったいどのようなものなのでしょうか。

ロマンスカーの姿をした自動販売機

小田急の改札を出てJR東日本の相模線の駅に向かう途中、ロマンスカーミュージアムの入口前に、特徴的な外見の自動販売機が置かれています。
オールドファンには懐かしい、ロマンスカーの姿をした自動販売機です。

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この自動販売機は2021年10月15日に設置されたもので、ロマンスカーミュージアムの盛り上げに寄与できればと、ダイドードリンコ株式会社が企画したものです。
自動販売機は二つあり、ロマンスカーをモチーフにしたラッピングが施されています。
正面から見て左側が3100形(NSE)のえのしま号、右側が7000形(LSE)のはこね号となっており、どちらもロマンスカーミュージアム内に展示されている車両です。

正面だけではなく、側面や後面も含めてフルラッピングされており、とても気合いの入った造りとなっています。
販売されている飲み物は様々で、小田急が販売する「箱根の森から」もあります。
ロマンスカーの派手なカラーリングは遠くからでも目立ち、存在感は抜群です。

自動販売機の秘密

見た目のインパクトもなかなかのものですが、この自動販売機には秘密があります。
それは飲み物の購入後にミュージックホーンを奏でることで、お馴染みのあの音が流れるのです。

音源は50000形(VSE)以降のものが使われており、NSEやLSEの実物と異なるのはご愛敬ですが、ちょっとした嬉しいサービスとなっています。
購入しなくても鳴らすことはできますが、せっかくですから買いましょう。
時間帯等だと思われますが、鳴らない場合もあるようなので、その点はご注意下さい。

ダイドードリンコは特徴のある自動販売機を多く手がけており、これもその一つとなっています。
挨拶等のメッセージを流せる「おしゃべり機能」を活用したものとみられ、京浜急行にもドレミファインバーターの音が流れる同種の自動販売機が設置されています。

売られている商品は市販品と変わりませんが、今後オリジナルパッケージの商品が入ると面白そうです。
小田急が販売する商品もありますから、色々な取り組みができそうですね。

おわりに

目と耳の両方で楽しむことができる、ロマンスカーミュージアムの前にある自動販売機。
海老名で飲み物が欲しくなったら、音を鳴らしに訪れてみてはいかがでしょうか。