小田急を利用している最中に喉が渇き、自動販売機等で水を買おうとすると、高確率で「箱根の森から」という天然水に出会います。
この天然水は小田急が販売するもので、沿線では比較的よく見かける商品となっています。

多くの利用者に親しまれている箱根の森からは、どのような商品なのでしょうか。

小田急沿線で売られている天然水

普段から小田急を利用している方であれば、箱根の森からというペットボトルに入った商品を目にしたことがあると思います。
駅にある自動販売機の大多数に入っており、小田急の利用者には身近な観光地である箱根が商品名に含まれていることから、気になる方も多いのではないでしょうか。

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箱根の森からは小田急が直接販売する商品で、2009年4月に販売を開始、現在は天然水と緑茶の二種類があります。
ラインナップは500mlのペットボトルのみとなっており、大容量の商品はありません。
自動販売機のほか、小田急系列の販売店や駅にあるセブンイレブンでも売られています。

この商品にはちょっとした特徴があり、商品の売上から1本あたり1円が箱根町に寄付され、箱根の自然保護等に役立てられています。
少しエリアが広いですが、水の地産地消を行っている商品でもあり、なかなか面白い取り組みではないでしょうか。

硬度に特徴がある飲みやすい天然水

商品に天然水と表示されているとおり、箱根の森からは自然の恵みが沢山詰まったお水で、小田急箱根ハイランドホテルの敷地内で採水されています。
最大の特徴は硬度にあり、日本では珍しい120mg/Lの中硬水と呼ばれるものです。

普段口にすることが多い水道水は軟水で、日本のミネラルウォーターも多くが軟水ですが、箱根の森からはそれよりも少し硬度が高くなっています。
軟水よりはミネラルが多いものの、硬度が高い水のような飲みにくさはほとんどなく、硬水が苦手な私でも美味しく飲めるお水です。
バナジウムやサルフェート等の天然ミネラルを含みつつ、飲みやすいお水となっています。

姉妹商品である緑茶は、箱根の天然水を51%以上使用した商品で、足柄茶葉が使用されています。
茶葉の特性で渋みは控えめとなっており、こちらも飲みやすいお茶です。

小田急だから箱根の水という単純なものではなく、箱根ならではの要素が沢山詰まった商品となっており、買って飲んでみる価値は十分にあります。
私はどちらも好きなので、撮影時に喉が渇いた際には積極的に購入しており、微力ながら箱根の水資源を守る活動に協力するようにしています。

おわりに

本記事の内容は執筆時点のものであり、最新の状況とは異なる場合がございます。
また、個人的に思い入れが強く勝手に紹介しているものであり、宣伝やプロモーション要素を含むものではございません。

小田急を利用していれば、どこでも簡単に見つけることができる商品となっているので、是非一度飲んでみてはいかがでしょうか。