1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1751Fの概要

1000形のワイドドア車で最初に登場したグループに属し、6両の1次車にあたります。
6両では第1編成ですが、竣功自体は1752Fのほうが先となっています。

仕様は初期に登場した20両に共通するもので、扉間の座席が5人掛けとなっているほか、収納も可能な構造が採用されました。
車内にはLEDスクロール式の案内表示装置が採用され、登場当初は1551Fと1751Fのみの装備でした。

1995年度には、サハ1851がシングルアーム式のパンタグラフに交換され、30000形(EXE)での採用に向けた試験が行われています。
試験の終了後は、菱形のパンタグラフに戻されましたが、後に編成ごと換装されています。

登場当初からの6両であるため、最後まで組み替えは行われていませんが、1998年に側扉の開口幅を2.0mから1.6mとする改造が行われました。
クヤ31形の登場後は牽引車としても使われ、小田原方のスカートの形状が他の編成と異なることが特徴です。

6両単独での各駅停車や、4両と組んだ10両で優等列車に使われましたが、ホームドアの設置後は運用が制限され、区間を限定して6両単独で使われるようになりました。
5000形の増備により、2020年に廃車となっています。

編成表

クハ1751-デハ1701-デハ1801-サハ1851-デハ1901-クハ1951
※左側が新宿方

製造区分

クハ1751:1次車
デハ1701:1次車
デハ1801:1次車
サハ1851:1次車
デハ1901:1次車
クハ1951:1次車

製造所

クハ1751:東急車輛製造
デハ1701:東急車輛製造
デハ1801:東急車輛製造
サハ1851:東急車輛製造
デハ1901:東急車輛製造
クハ1951:東急車輛製造

竣功日

クハ1751:1991年3月21日
デハ1701:1991年3月21日
デハ1801:1991年3月21日
サハ1851:1991年3月21日
デハ1901:1991年3月21日
クハ1951:1991年3月21日

廃車日

クハ1751:調査中
デハ1701:調査中
デハ1801:調査中
サハ1851:調査中
デハ1901:調査中
クハ1951:調査中

1751Fの写真

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