多摩ニュータウンの中心的なエリアとして、小田急、京王、多摩都市モノレールの3路線が乗り入れている多摩センター駅。
各社で駅名は若干異なり、小田急は小田急多摩センターを名乗っています。

駅の近くにはテーマパークのサンリオピューロランドがあり、小田急多摩センターはその最寄駅ともなっています。
近年は連携が強化されており、集客にも力が入ってきました。

サンリオのキャラクターで装飾された駅

全国初の屋内型テーマパークとして誕生したサンリオピューロランドは、1990年12月7日にオープンしました。
小田急の多摩線が唐木田まで延伸したのもこの年で、多摩線が少しずつ賑やかになってきた頃でもあります。

オープン直後は盛況だったサンリオピューロランドですが、その後は長期に渡る低迷期に直面しました。
当時のことを思い出してみると、駅から少し離れた場所に大きな施設があるといった程度の印象で、確かに盛り上がっていた記憶はありません。

クローズしてしまうのではないかといった噂もありましたが、経営努力が実り2010年頃から活気が出てきたようで、2016年には京王多摩センター駅がサンリオのキャラクターで装飾されます。
2018年には小田急もそれに続き、小田急多摩センター駅でも装飾が行われました。

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小田急らしい駅名標ながら、よく見るとそこにはサンリオのキャラクターがいます。
駅名標ごとにキャラクターが違うようなので、一つ一つ見てみるのも面白そうです。

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京王はダークな色調となっていますが、対する小田急は明るい色調が採用されています。
青を基調にしたのは小田急らしさの表現なのでしょうか、両線の特徴がよく表れていて、どちらも楽しめるのが面白いところです。
写真でお見せした場所だけではなく、構内の各所が装飾されていますので、駅自体がテーマパークのようになっています。

施設だけではなく、駅といった周辺も含めて盛り上げていく様子からも、サンリオピューロランドが色々と頑張っているのが伝わってきます。
乗り降りするだけでも雰囲気で楽しめるのは、利用者にとってもありがたいことですね。

お得なきっぷで連携をさらに強化

小田急とサンリオピューロランドを運営するサンリオエンターテイメントは、2022年9月1日から施設のパスポートをセットにしたお得なきっぷを発売しました。
これは小田急が提供するEMotというアプリ内で購入が可能で、子育てを応援する小田急の姿勢にサンリオピューロランドが賛同し、実現したとのことです。

お得になる額は比較的大きく、乗車する距離や年齢によっても異なりますが、小田急を使って往復した際の料金が最大で1,000円近く安くなります。
家族で遊びに行く場合にはこれが累積となりますから、なかなかの値引き額ということになりそうです。

年々連携を強化している両社を見ていると、やはり小田急にもサンリオのキャラクターでラッピングした車両の登場を期待してしまいます。
装飾車両にあまり積極的ではない小田急ですが、そんな日が訪れることを楽しみに待ってみたいと思います。

おわりに

サンリオの色が濃くなり、テーマパークの最寄駅らしくなってきた小田急多摩センター。
連携が強化されつつありますから、さらなる次の展開へと繋がると面白そうですね。