超高層ビルへの建て替えを控え、今後大きく変化することが見込まれる小田急の新宿駅周辺。
駅の構内にどの程度の影響があるのかは不明なものの、何らかの変化が今後あるものと思われます。

そんな新宿駅の構内には、一部に周囲とは不釣り合いな壁が存在しています。
この壁の正体は何なのでしょうか。

周囲とは不釣り合いな壁

地上と地下にホームがある小田急の新宿は、一日に多くの列車が発着するターミナル駅です。
駅の構内は白系を基調とした配色でまとめられており、明るいイメージとなっています。

新宿は多くの路線が乗り入れる駅となっており、乗り換えのための階段や通路が多くあります。
ホーム自体が地上と地下に分かれていることもあり、ホーム上には階段が多く設置されていますが、その中に周囲とは不釣り合いな壁の階段が存在します。

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明るいイメージの中で、暗い青系のカラーの壁となっているのです。
この場所以外にも、周囲とはテイストが異なる壁は存在し、気にして歩いていると様々な発見があります。
多くの利用者が行き交う新宿ですが、空いている時間帯ではこのような部分にも目を向けやすいかもしれません。

不釣り合いな壁の正体

周囲の構造等から、意図的にこのデザインとされたわけではないことが分かります。
古めのテイストであることからも分かるとおり、この部分は昔のままの状態が残っている壁となります。
元々はこのような壁が一面に広がっており、その上から現在の壁が構築されている状態となっているのです。



どうして一部だけをそのままで残したのか、その理由は定かではありませんが、階段付近は工事がしにくいからなのでしょうか。
または、新たに壁を構築してしまうと、階段の幅が狭くなることを避けたのかもしれません。

階段以外の場所にも、昔のままと思われるような壁は存在し、懐かしい姿を今も見せてくれます。
多くの利用者で溢れている新宿は、大々的に工事をするのが難しいという事情もあるのかもしれませんね。

おわりに

まもなく大きな変化が始まると思われる、小田急の新宿駅周辺。
このような壁はこれからも残るのか、影響する範囲についても気になるところです。