多種多様な車両が活躍し、乗車時にはどれに当たるのかという点での楽しみがある小田急。
見た目の違いは分かりやすい部分ですが、搭載する機器や車両としてのスペックにも、意外な違いが隠れています。
見えない部分の違いとしては、車両の重さという観点がありますが、どれぐらいの差があるものなのでしょうか。
小田急も1000形以降の通勤型車両ではステンレスの車体となっていますが、重さにはどれぐらいの違いがあるのでしょうか。
搭載する機器の違い等があるため、1両あたりの重さを比較することにはあまり意味がないため、編成単位での重量を両数で割り、1両の平均値を出してみることにしましょう。
重量は10両編成とした場合の一般的な数値を用いていますが、2000形のみは8両で計算しています。
各形式の1両あたりの平均重量は、以下のとおりとなります。
8000形(更新車):36.1t
1000形(更新車):35.2t
2000形:32.1t
3000形:30.6t
4000形:31.6t
5000形:30.7t
結果はこのようになっており、やはり新しくなるほど軽くなっています。
2000形と比較した場合に1000形が重い点が気になりますが、未更新車では33.7tとなっていることから、更新によって重量が増加しているようです。
4000形は3000形や5000形より重くなっていますが、電動車の比率が高いため、その影響が出ているのでしょう。
3000形と5000形にほとんど違いがないのも興味深い部分ですが、拡幅車体を採用していることを考慮すれば、さらに軽量化されているといえるのかもしれません。
連接車の50000形は比較する意味がないため外し、それ以外の3形式の重さを見てみたいと思います。
重量は10両編成での数値を用いていますが、70000形のみは7両で計算しています。
各形式の1両あたりの平均重量は、以下のとおりとなります。
30000形(更新車):38.4t
60000形:36.0t
70000形:38.4t
結果は少し意外なものとなりました。
最も新しい70000形が重く、最も軽いのは60000形となっています。
30000形は未更新車だと37.7tとなっており、更新によって重量が増加しているのは1000形と同様です。
そして、車体がアルミニウムとなった60000形や70000形があまり軽くなっていないのは、興味深い点です。
70000形の重さは、電動車の比率が高いことや、前面展望席がある影響だと考えられますが、ロマンスカー自体が全体的に重いことも分かりました。
新しい通勤型車両と比較してもその差は顕著で、中間に先頭車が入っていることを考慮しても、車内の違い等で重くなってしまうのでしょうね。
近年の通勤型車両はやはり軽くなっており、技術の進歩を感じさせられます。
見た目の違いは分かりやすい部分ですが、搭載する機器や車両としてのスペックにも、意外な違いが隠れています。
見えない部分の違いとしては、車両の重さという観点がありますが、どれぐらいの差があるものなのでしょうか。
通勤型車両の重さ
車両の重さについては、車体の素材がステンレスやアルミニウムとなることで、近年になるほど軽量化される傾向にあります。小田急も1000形以降の通勤型車両ではステンレスの車体となっていますが、重さにはどれぐらいの違いがあるのでしょうか。
搭載する機器の違い等があるため、1両あたりの重さを比較することにはあまり意味がないため、編成単位での重量を両数で割り、1両の平均値を出してみることにしましょう。
重量は10両編成とした場合の一般的な数値を用いていますが、2000形のみは8両で計算しています。
各形式の1両あたりの平均重量は、以下のとおりとなります。
8000形(更新車):36.1t
1000形(更新車):35.2t
2000形:32.1t
3000形:30.6t
4000形:31.6t
5000形:30.7t
結果はこのようになっており、やはり新しくなるほど軽くなっています。
2000形と比較した場合に1000形が重い点が気になりますが、未更新車では33.7tとなっていることから、更新によって重量が増加しているようです。
4000形は3000形や5000形より重くなっていますが、電動車の比率が高いため、その影響が出ているのでしょう。
3000形と5000形にほとんど違いがないのも興味深い部分ですが、拡幅車体を採用していることを考慮すれば、さらに軽量化されているといえるのかもしれません。
特急型車両の重さ
車両の整理が進み、バリエーションが少なくなってしまったロマンスカーですが、重量の違いはどのようになっているのでしょうか。連接車の50000形は比較する意味がないため外し、それ以外の3形式の重さを見てみたいと思います。
重量は10両編成での数値を用いていますが、70000形のみは7両で計算しています。
各形式の1両あたりの平均重量は、以下のとおりとなります。
30000形(更新車):38.4t
60000形:36.0t
70000形:38.4t
結果は少し意外なものとなりました。
最も新しい70000形が重く、最も軽いのは60000形となっています。
30000形は未更新車だと37.7tとなっており、更新によって重量が増加しているのは1000形と同様です。
そして、車体がアルミニウムとなった60000形や70000形があまり軽くなっていないのは、興味深い点です。
70000形の重さは、電動車の比率が高いことや、前面展望席がある影響だと考えられますが、ロマンスカー自体が全体的に重いことも分かりました。
新しい通勤型車両と比較してもその差は顕著で、中間に先頭車が入っていることを考慮しても、車内の違い等で重くなってしまうのでしょうね。
おわりに
重さの違いには、車両ごとの個性も反映されていました。近年の通勤型車両はやはり軽くなっており、技術の進歩を感じさせられます。
コメント
コメント一覧 (6)
素材が軽量化された分だけ車重に余裕が生まれて、もっと他のものを搭載できるように
なったという事なのかもしれませんね…。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
雨の日の加速が非常に悪い
ワタシダ
がしました