本館での営業が終了することに伴い、新宿店に注目が集まっていた小田急百貨店ですが、町田店にも動きがありました。
テナントとして入っていたビックカメラが、2022年11月に閉店することを発表したのです。

ビックカメラの町田店といえば、特徴的なエレベーターで話題になりましたが、閉店により見納めとなるのかもしれません。

ビックカメラの閉店

小田急百貨店の町田店では、7階と8階でビックカメラが営業しています。
ビックカメラは2019年2月21日にオープンし、別館と合わせて町田での営業が強化されました。

新宿西口のハルクにも店舗がある等、小田急とビックカメラの結び付きは強く、隣駅の相模大野にあるステーションスクエアにも店舗があります。
少しずつ店舗が増えている状況でしたが、町田店については2022年11月13日で閉店することが発表されました。
オープンからそれほど期間が経たないうちに、新型コロナウイルス感染症による影響を受けることとなり、不運な展開だったのかもしれません。

町田にはJR東日本の横浜線の駅に隣接する場所にヨドバシカメラがあり、競争環境としては厳しいものがあったのでしょう。
相模大野にもビックカメラがあることで、客を取り合ってしまう面もあったのでしょうか。
オープンから比較的早い閉店であり、少々残念な結果となってしまいました。

特徴的なエレベーター

ビックカメラのオープンに合わせて、小田急百貨店には特徴的なエレベーターが誕生しました。
前を通れば必ず気になるほどのインパクトがあり、お店の存在をアピールするのに一役買っています。

20221002_01

エレベーターはこのような姿となっており、どこかで見たことがあるような、小田急の電車を模したラッピングがされています。
3000形をベースに細部を再現し、ブランドマーク等をビックカメラのロゴに変えており、各所にこだわりが感じられるものとなっています。
開店当時にもかなり話題となり、町田のちょっとしたシンボルにもなっていました。

ビックカメラの閉店により、エレベーターのラッピングについても終了となる可能性が高いとみられます。
閉店までは1ヶ月と少しですが、売り尽くしセールも行っているようですので、エレベーターを見に訪ねてみてはいかがでしょうか。

おわりに

こだわりが沢山詰まったエレベーターで話題となっていた、小田急百貨店の中にあるビックカメラ。
エレベーターがどうなるのかはまだ分かりませんが、最後に見ておきたいものですね。