駅の南側に農地が残り、ローカルな雰囲気も漂っている小田急の鶴川駅。
今後は駅の周辺で再整備が予定されており、現在の風景は大きく変わることとなります。

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再整備により鶴川は橋上駅舎化されますが、今後どのような変化があるのでしょうか。

今後本格化する鶴川駅周辺再整備事業

南北でかなり雰囲気が異なる鶴川ですが、今後周辺一帯で区画整理を伴う大規模な再開発が予定されています。
鶴川では過去にも北側で区画整理が行われており、南北で雰囲気が異なる間接的な要因にもなっていますが、今度は南側も含めた大規模なものとなるようです。

現在の南側には、比較的まとまった農地が残っており、ある種の鶴川らしさを演出していますが、区画整理によって道路や広場が整備され、商業地も設けられます。
南側にも駅前広場を設けることで、現在は北側に入っているバスや乗用車を分散し、周辺道路の渋滞緩和も図ります。
既に栄えている北側についても再整備が行われ、今後広場等の風景は一変することとなります。

北側は再編、南側は新しくすることで、南北のまちは一体化が図られます。
まちの一体化に伴い、南北を結ぶ自由通路が設けられる予定となっていますが、今後小田急の駅舎についても橋上駅舎化されることとなります。

鶴川駅の橋上駅舎化

現在は北側の地上に駅舎がある鶴川は、再整備に合わせて橋上駅舎化される予定となっています。
南側にも改札口があり、線路を渡らずに出入りをすることが可能ですが、自由通路と一体化した駅舎が整備されることで、まちが一体化されます。

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鶴川は上りにのみ待避線があり、下り側は階段を使わずにホームに出入りすることができますが、改良後にどうなるのかも興味深いところです。
発表されている内容からはこの部分が読み取れず、はたしてどうなるのでしょうか。

駅舎自体はかなり開放的なデザインとなるようで、透過性の高い外壁が採用されます。
コンコースには吹き抜けが設けられ、上から車両を見下ろすことも可能となりそうです。
現在の駅舎とはかなり雰囲気が変わり、先進的で新しいスタイルに大変貌を遂げることとなります。



詳しい情報については、町田市のホームページで確認ができますので、よろしければご覧下さい。

新しい駅舎の完成は、今から約5年後の2027年度末が予定されています。
これから具体的な動きが出てくることになりそうですが、実際の姿はどのようなものとなるのでしょうか。

おわりに

今までの風景が一変し、橋上駅舎へと変わっていく小田急の鶴川駅。
駅前に農地があるという昔ながらの風景は、あと少しで過去のものとなるようです。