全部で70の駅があり、利用者が多い駅が沿線に点在している小田急線。
街の発展により、利用者が増加傾向の駅がある一方、昔に比べて利用者が減少している駅もあります。
平成の初期である30年ほど前と比較した場合、各駅の利用者数はどのように変化をしているのでしょうか。
当時から全線に渡って利用者が多い路線でしたが、現在と比べた場合にはどのような違いがあるのでしょうか。
丁度30年前ではないのが申し訳ないところですが、1990年度と2019年度の1日の平均乗降人員を比較してみたいと思います。
まず、各駅の増減数は以下のとおりとなります。
新宿:-14,718人
南新宿:-3,550人
参宮橋:-1,151人
代々木八幡:-2,936人
代々木上原:107,655人
東北沢:-5,805人
下北沢:-22,950人
世田谷代田:-1,072人
梅ヶ丘:6,267人
豪徳寺:-2,879人
経堂:15,005人
千歳船橋:8,006人
祖師ヶ谷大蔵:16,903人
成城学園前:-6,579人
喜多見:6,672人
狛江:4,797人
和泉多摩川:-609人
登戸:34,241人
向ヶ丘遊園:-3,073人
生田:-364人
読売ランド前:2,101人
百合ヶ丘:-11,441人
新百合ヶ丘:43,718人
柿生:-4,822人
鶴川:9,678人
玉川学園前:3,158人
町田:1,832人
相模大野:26,193人
小田急相模原:-5,756人
相武台前:-6,499人
座間:-5,149人
海老名:21,840人
厚木:1,324人
本厚木:-2,887人
愛甲石田:11,156人
伊勢原:-3,213人
鶴巻温泉:-162人
東海大学前:-687人
秦野:2,009人
渋沢:-1,661人
新松田:-5,938人
開成:8,437人
栢山:-2,575人
富水:-669人
螢田:-479人
足柄:853人
小田原:-22,100人
東林間:-3,819人
中央林間:38,571
南林間:-5,336人
鶴間:9,270人
大和:9,778人
桜ヶ丘:-5,168人
高座渋谷:-323人
長後:-18,043人
湘南台:50,573人
六会日大前:2,777人
善行:-2,527人
藤沢本町:1,981人
藤沢:4,540人
本鵠沼:2,593人
鵠沼海岸:-494人
片瀬江ノ島:2,711人
五月台:5,085人
栗平:13,457人
黒川:5,575人
はるひ野:10,048人
小田急永山:16,118人
小田急多摩センター:28,874人
唐木田:12,639人
結果はこのようになっており、駅によって増減に差があるのが分かります。
本来であれば最新のデータと比較したいところですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大後は利用動向が大きく変化しており、正しい比較ができないため2019年度のデータを使いました。
利用者の増加が大きかった駅から並べると、以下のようになります。
1位:代々木上原
2位:湘南台
3位:新百合ヶ丘
4位:中央林間
5位:登戸
6位:小田急多摩センター
7位:相模大野
8位:海老名
9位:祖師ヶ谷大蔵
10位:小田急永山
断トツのトップは代々木上原で、2位の湘南台にダブルスコアに近い差をつけています。
東京メトロの千代田線に流れる利用者が増えてきたことが、この結果から分かります。
他の路線との乗り換えという観点では、湘南台、中央林間が分かりやすく、登戸も当てはまりそうです。
周辺の発展が続く駅としては、新百合ヶ丘や海老名が該当し、分かりやすい結果となりました。
こちらも興味深い結果となっていますが、減少数が大きい駅から見ていきましょう。
1位:下北沢
2位:小田原
3位:長後
4位:新宿
5位:百合ヶ丘
6位:成城学園前
7位:相武台前
8位:新松田
9位:東北沢
10位:小田急相模原
減少という観点では、下北沢が1位となりました。
地下化により駅が深くなったことや、副都心線の開業もあって乗り換えの流れが変わったことが影響していそうです。
長後や百合ヶ丘については、湘南台と新百合ヶ丘に利用者が流れたのでしょうか。
新宿についても、千代田線に流れる利用者が増えた影響が考えられそうです。
よく分からないのが小田原で、1990年代の前半をピークとして減少しています。
東海道新幹線や湘南新宿ラインの影響かとも思いましたが、市街地の人口が減少しているようなので、その影響なのかもしれませんね。
日本の人口自体が減少していく中で、これからの30年にはどのような変化があるのでしょうか。
街の発展により、利用者が増加傾向の駅がある一方、昔に比べて利用者が減少している駅もあります。
平成の初期である30年ほど前と比較した場合、各駅の利用者数はどのように変化をしているのでしょうか。
1990年度と2019年度の利用者数比較
約30年前の小田急は、通勤型車両による分割併合が盛んに行われ、区間によって輸送力が大きく異なる路線でした。当時から全線に渡って利用者が多い路線でしたが、現在と比べた場合にはどのような違いがあるのでしょうか。
丁度30年前ではないのが申し訳ないところですが、1990年度と2019年度の1日の平均乗降人員を比較してみたいと思います。
まず、各駅の増減数は以下のとおりとなります。
新宿:-14,718人
南新宿:-3,550人
参宮橋:-1,151人
代々木八幡:-2,936人
代々木上原:107,655人
東北沢:-5,805人
下北沢:-22,950人
世田谷代田:-1,072人
梅ヶ丘:6,267人
豪徳寺:-2,879人
経堂:15,005人
千歳船橋:8,006人
祖師ヶ谷大蔵:16,903人
成城学園前:-6,579人
喜多見:6,672人
狛江:4,797人
和泉多摩川:-609人
登戸:34,241人
向ヶ丘遊園:-3,073人
生田:-364人
読売ランド前:2,101人
百合ヶ丘:-11,441人
新百合ヶ丘:43,718人
柿生:-4,822人
鶴川:9,678人
玉川学園前:3,158人
町田:1,832人
相模大野:26,193人
小田急相模原:-5,756人
相武台前:-6,499人
座間:-5,149人
海老名:21,840人
厚木:1,324人
本厚木:-2,887人
愛甲石田:11,156人
伊勢原:-3,213人
鶴巻温泉:-162人
東海大学前:-687人
秦野:2,009人
渋沢:-1,661人
新松田:-5,938人
開成:8,437人
栢山:-2,575人
富水:-669人
螢田:-479人
足柄:853人
小田原:-22,100人
東林間:-3,819人
中央林間:38,571
南林間:-5,336人
鶴間:9,270人
大和:9,778人
桜ヶ丘:-5,168人
高座渋谷:-323人
長後:-18,043人
湘南台:50,573人
六会日大前:2,777人
善行:-2,527人
藤沢本町:1,981人
藤沢:4,540人
本鵠沼:2,593人
鵠沼海岸:-494人
片瀬江ノ島:2,711人
五月台:5,085人
栗平:13,457人
黒川:5,575人
はるひ野:10,048人
小田急永山:16,118人
小田急多摩センター:28,874人
唐木田:12,639人
結果はこのようになっており、駅によって増減に差があるのが分かります。
本来であれば最新のデータと比較したいところですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大後は利用動向が大きく変化しており、正しい比較ができないため2019年度のデータを使いました。
利用者が大きく増加した駅
他の路線と乗り換えができたり、周辺に発展の余地があった駅では、利用者が増加しているケースが多く見られました。利用者の増加が大きかった駅から並べると、以下のようになります。
1位:代々木上原
2位:湘南台
3位:新百合ヶ丘
4位:中央林間
5位:登戸
6位:小田急多摩センター
7位:相模大野
8位:海老名
9位:祖師ヶ谷大蔵
10位:小田急永山
断トツのトップは代々木上原で、2位の湘南台にダブルスコアに近い差をつけています。
東京メトロの千代田線に流れる利用者が増えてきたことが、この結果から分かります。
他の路線との乗り換えという観点では、湘南台、中央林間が分かりやすく、登戸も当てはまりそうです。
周辺の発展が続く駅としては、新百合ヶ丘や海老名が該当し、分かりやすい結果となりました。
利用者が大きく減少した駅
利用者が増えた駅がある一方で、減少した駅もあります。こちらも興味深い結果となっていますが、減少数が大きい駅から見ていきましょう。
1位:下北沢
2位:小田原
3位:長後
4位:新宿
5位:百合ヶ丘
6位:成城学園前
7位:相武台前
8位:新松田
9位:東北沢
10位:小田急相模原
減少という観点では、下北沢が1位となりました。
地下化により駅が深くなったことや、副都心線の開業もあって乗り換えの流れが変わったことが影響していそうです。
長後や百合ヶ丘については、湘南台と新百合ヶ丘に利用者が流れたのでしょうか。
新宿についても、千代田線に流れる利用者が増えた影響が考えられそうです。
よく分からないのが小田原で、1990年代の前半をピークとして減少しています。
東海道新幹線や湘南新宿ラインの影響かとも思いましたが、市街地の人口が減少しているようなので、その影響なのかもしれませんね。
おわりに
利用者が増えた駅と減った駅、約30年間には様々な変化がありました。日本の人口自体が減少していく中で、これからの30年にはどのような変化があるのでしょうか。
コメント
コメント一覧 (13)
あと郊外を中心に急行・快速急行停車駅へのシフトが著しいのも読み取れますね。複々線化の影響(といってもギリギリですが)もそれなりにあったり?
ワタシダ
がしました
小田急よりも早く着いちゃうのでみんな速さを
追求しちゃうんですかね...
JRは人口が多い駅が結構あるのでそれも原因
じゃないですかね。
お金的には小田急の方が断然優しいので僕は
小田急を使っちゃいますw
ワタシダ
がしました
90年代は買物や映画といえば小田原駅前でしたが、現在ではすっかり鴨宮付近に移ってしまいました。
ワタシダ
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ワタシダ
がしました
ワタシダ
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相武台前は日産座間工場閉鎖の影響でしょうか。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
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例えば鵠沼海岸は高校の最寄り駅のため、夕方には電車が混んでいました。江ノ島線の末端を4両にすればよいのではという意見はたまに見かけますが、休日の片瀬江ノ島への需要も含めて6両は必須だと感じます(話が逸れてすみません)。
生田は90年代以降も明治大学のキャンパスが増築されているため、減少に歯止めをかけているのかもしれません。
ワタシダ
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ただ、もともと母数が大きい駅ほど増加・減少数が大きくなるので、%でだしていただくともっと分析できると思います。乗降者数が多くない駅で増加率か減少率が高い駅にも注目する必要があると思います。
私の地域では百合ヶ丘の減少が大きい(多分減少率が高い)ですね。百合ヶ丘団地(日本の住宅政策でも名前が残る1960年代はじめの大規模な団地建設)→サンラフレ百合ヶ丘の建て替え(で一時人口そのものが減少した時期もあった。確か1990年代終わり)で住民が入れ替わる中で、買い物の便も考えて新しい住民が新百合ヶ丘にシフトしたという推測ができます。特にサンラフレの2丁目側は新百合ヶ丘と百合ヶ丘の徒歩時間があまり変わりません。
比較の対象となった1990年にはまだエルミロード、オーパ、現イオンスタイルのどれも開業していませんでした。
ワタシダ
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