南海電気鉄道の子会社で、大阪府内に路線を広げる泉北高速鉄道が、新型車両として9300系を導入すると発表しました。
発表後はSNSを中心にちょっとした騒ぎが発生し、小田急の車両みたいだと話題になっています。
車両のイメージイラストを見てみると、確かに小田急の車両のように感じる面があります。
なぜ小田急の車両に似ていると感じるのか、そのポイントを探ってみることとしましょう。
営業運転の開始時期は2023年の夏を予定しており、4両が2編成導入されるようです。
9300系の詳細については、小田急の車両に似ていることを教えて下さった鉄道プレスさんや、阪和線の沿線からさんの記事をご覧いただければと思います。
公開されたイメージイラストを見てみると、どこか小田急の車両に似ていると感じます。
正面から見ると8000形に似ている印象であり、側面に巻かれたブルーの帯が小田急感を高めています。
意図して小田急に似せようとしたわけではないでしょうし、きちんと泉北高速鉄道らしさを感じる車両となっており、9300系の登場自体が楽しみではありますが、やはりどこか小田急に似ています。
全体の雰囲気だけで似ているわけではないようで、細部を見ていくと似ていると感じる理由が分かってきました。
泉北高速鉄道の車両は、以前から小田急と同系統のカラーリングを採用しており、ホワイト系の車体にブルーの帯を巻いています。
従来の車両は2色のブルーでしたが、9300系は1色にして帯を太くしており、これにより小田急感が出たのでしょう。
カラーリングの類似点に加え、前面のデザインは8000形を思わせるようなブラックフェイスとなっており、各パーツの配置も似ています。
9300系は南海の8300系をベースとするようで、前面のデザインも同様に見えますが、ブラックフェイスにしたことでかなり印象が変化しました。
拡幅車体であることも小田急感を醸し出しており、上部に配置されたライトは小田急顔を想起させます。
関西の私鉄では珍しい20m級の車体であり、側面に四つの扉があることもポイントでしょう。
そこに太めの帯が巻かれ、すっきりした雨樋の処理とされていることもあり、小田急の車両が従来車のイメージを継承して進化した場合には、このような姿になったのではないかとも思わせます。
屋根には冷房装置のキセが二つ並び、小田急と同じ形状のアンテナがあることで、似ていると感じる要素はほぼ揃ったといえます。
本家の小田急はというと、5000形で帯を2色に変更しており、逆の流れに進んでいることも面白い点です。
小田急の車両は新しい要素を取り入れ、少しずつイメージを変えつつありますが、泉北高速鉄道の9300系は昔ながらの小田急に近い要素があることで、似ていると感じるのかもしれません。
差別化するための要素を盛り込みすぎず、比較的シンプルな外見にまとめたことが好印象で、登場するのが楽しみな車両です。
発表後はSNSを中心にちょっとした騒ぎが発生し、小田急の車両みたいだと話題になっています。
車両のイメージイラストを見てみると、確かに小田急の車両のように感じる面があります。
なぜ小田急の車両に似ていると感じるのか、そのポイントを探ってみることとしましょう。
泉北高速鉄道が導入する新型車両
大阪府内を走る泉北高速鉄道が、新型車両の9300系を導入すると、2022年11月11日に発表しました。営業運転の開始時期は2023年の夏を予定しており、4両が2編成導入されるようです。
9300系の詳細については、小田急の車両に似ていることを教えて下さった鉄道プレスさんや、阪和線の沿線からさんの記事をご覧いただければと思います。
公開されたイメージイラストを見てみると、どこか小田急の車両に似ていると感じます。
正面から見ると8000形に似ている印象であり、側面に巻かれたブルーの帯が小田急感を高めています。
意図して小田急に似せようとしたわけではないでしょうし、きちんと泉北高速鉄道らしさを感じる車両となっており、9300系の登場自体が楽しみではありますが、やはりどこか小田急に似ています。
全体の雰囲気だけで似ているわけではないようで、細部を見ていくと似ていると感じる理由が分かってきました。
9300系が小田急に似ていると感じるポイント
なぜ9300系が小田急の車両に似ていると感じるのかを考えると、大前提がありました。泉北高速鉄道の車両は、以前から小田急と同系統のカラーリングを採用しており、ホワイト系の車体にブルーの帯を巻いています。
従来の車両は2色のブルーでしたが、9300系は1色にして帯を太くしており、これにより小田急感が出たのでしょう。
カラーリングの類似点に加え、前面のデザインは8000形を思わせるようなブラックフェイスとなっており、各パーツの配置も似ています。
9300系は南海の8300系をベースとするようで、前面のデザインも同様に見えますが、ブラックフェイスにしたことでかなり印象が変化しました。
拡幅車体であることも小田急感を醸し出しており、上部に配置されたライトは小田急顔を想起させます。
関西の私鉄では珍しい20m級の車体であり、側面に四つの扉があることもポイントでしょう。
そこに太めの帯が巻かれ、すっきりした雨樋の処理とされていることもあり、小田急の車両が従来車のイメージを継承して進化した場合には、このような姿になったのではないかとも思わせます。
屋根には冷房装置のキセが二つ並び、小田急と同じ形状のアンテナがあることで、似ていると感じる要素はほぼ揃ったといえます。
本家の小田急はというと、5000形で帯を2色に変更しており、逆の流れに進んでいることも面白い点です。
小田急の車両は新しい要素を取り入れ、少しずつイメージを変えつつありますが、泉北高速鉄道の9300系は昔ながらの小田急に近い要素があることで、似ていると感じるのかもしれません。
おわりに
小田急に似ているという点で今回は記事にしてみましたが、9300系はどこか安心するデザインなのだと思います。差別化するための要素を盛り込みすぎず、比較的シンプルな外見にまとめたことが好印象で、登場するのが楽しみな車両です。
コメント
コメント一覧 (14)
関西からみたら小田急が泉北に似ていると思える!
ワタシダ
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中央が下がっているあたり
帯色が違えば 京王8000 的にも……
その 京王8000 や 京王9000 みたいに運転室部分だけステンレスの地色でなく
塗装されているようなデザインなのは
そこだけ鋼製なのかな?
ステンレスは曲線加工が難しく
FRPで凹凸をつけたり
鋼製として加工の自由度を確保したりと
各社が顔の造形に苦心しているけど………
ワタシダ
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けどパッと見、京王の車にも見えました(京王9000系)
十中八九、製造は近車であることは間違いないですが、「日車製です」と言われたら信じそうです
ワタシダ
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ワタシダ
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このグループで、何か対抗意識あるのでしょうか。
まさか相鉄が、真っ青々にしたのは、これに対抗して変更したのか。
ワタシダ
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関東人の僕としては、全面が8300系も含め、京急1000形1890番台に似ているなと思いました。
ワタシダ
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内装が阪急っぽいようなので小田急×阪急って感じでしょうか?
ワタシダ
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泉北高速鉄道にとっては久しぶりの新型車両導入になりますが、デザイン的に小田急の車両と似とるとなると微妙な気がします。現行カラーが5000形のような濃淡2色帯に対してカラーリング変更後は1色になることからより小田急感が増しそうな増しそうやない、そんな複雑な気もします。
ちなみに泉北高速鉄道の親会社である南海の現行カラーですが、相鉄が2000年代後半に車両のカラーリングを変更した際に参考にしたのではないかとも囁かれとります。今回の投稿を拝読しつつこのコメントを綴りながら海老名で相鉄と小田急の車両が並ぶと何となく南海と泉北感が漂ったりとかしたりして(多分違うかも…(笑))なんて冗談交じりで思ったりするのは私だけでしょうか?
ワタシダ
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