最大10両で運転され、各車両に1ヶ所のドアが設けられている小田急のロマンスカー。
営業運転時の運用が変わり、最近は一部のドアが開かなくなりました。
開かないドアは2ヶ所のみですが、なぜこのような運用となったのでしょうか。
駅での乗降時に開くドアを限定し、4号車と7号車のドアが常に閉め切り扱いとなっています。
運用変更後はこのような状態となっており、手前の7号車はドアが開いていません。
手動ドアの車両が走っていた頃を思い出させるような、少し懐かしい光景となっています。
まだ利用者も不慣れな状態で、注意喚起のステッカーは貼られているものの、降りようとドアの内側で待っている方がいました。
このような運用となったのにはホームドアが関係しており、ロマンスカーが停車する駅でも設置を開始するためです。
ロマンスカーは通勤型車両とドアの位置が違うため、通常とは異なる開口幅が広いホームドアを導入しますが、対応しきれないドアについては閉め切ることとなりました。
本厚木では11月19日の終電後に早速ホームドアの設置が始まり、今後は主要駅に同様のタイプが設置されていく予定です。
70000形(GSE)は閉め切るドアがありませんが、これは登場時からホームドアに対応した位置にドアを設けていたためです。
さて、開口幅が広いホームドアの導入によって対応した従来車ですが、閉め切るドアには共通点があります。
車端部寄りにドアを設けているロマンスカーですが、編成内にはドアが隣接するポイントがあり、そこの車端部側を閉め切っています。
すぐ近くに他のドアがあれば影響は少ないため、上手に考えられているようです。
開口幅が広いホームドアの導入により、過去に登場した車両の問題は一旦解決しますが、今後登場する車両では閉め切る扱いをしなくてよい位置にドアを設けるのでしょう。
未来の新型ロマンスカーについては、ドアの位置に制限が生まれることを意味しており、GSEのような位置が標準となりそうです。
小田急のように多種多様な車両が走る路線ほどホームドアを設置するハードルは高く、車両の整理が進んだことで、ようやくスタート地点に立ちつつあるというところなのかもしれませんね。
営業運転時の運用が変わり、最近は一部のドアが開かなくなりました。
開かないドアは2ヶ所のみですが、なぜこのような運用となったのでしょうか。
ホームドアの設置に伴う運用の変更
2022年11月15日より、ロマンスカーにおけるドアの運用が変更となりました。駅での乗降時に開くドアを限定し、4号車と7号車のドアが常に閉め切り扱いとなっています。
運用変更後はこのような状態となっており、手前の7号車はドアが開いていません。
手動ドアの車両が走っていた頃を思い出させるような、少し懐かしい光景となっています。
まだ利用者も不慣れな状態で、注意喚起のステッカーは貼られているものの、降りようとドアの内側で待っている方がいました。
このような運用となったのにはホームドアが関係しており、ロマンスカーが停車する駅でも設置を開始するためです。
ロマンスカーは通勤型車両とドアの位置が違うため、通常とは異なる開口幅が広いホームドアを導入しますが、対応しきれないドアについては閉め切ることとなりました。
本厚木では11月19日の終電後に早速ホームドアの設置が始まり、今後は主要駅に同様のタイプが設置されていく予定です。
ドアの位置に制限が生まれる今後のロマンスカー
今回の運用変更は、30000形(EXE・EXEα)と60000形(MSE)に適用されます。70000形(GSE)は閉め切るドアがありませんが、これは登場時からホームドアに対応した位置にドアを設けていたためです。
さて、開口幅が広いホームドアの導入によって対応した従来車ですが、閉め切るドアには共通点があります。
車端部寄りにドアを設けているロマンスカーですが、編成内にはドアが隣接するポイントがあり、そこの車端部側を閉め切っています。
すぐ近くに他のドアがあれば影響は少ないため、上手に考えられているようです。
開口幅が広いホームドアの導入により、過去に登場した車両の問題は一旦解決しますが、今後登場する車両では閉め切る扱いをしなくてよい位置にドアを設けるのでしょう。
未来の新型ロマンスカーについては、ドアの位置に制限が生まれることを意味しており、GSEのような位置が標準となりそうです。
おわりに
車両からワイドドアがなくなったかと思えば、今度はホームドアにワイドドアが登場したというのも、やや皮肉な結果といえます。小田急のように多種多様な車両が走る路線ほどホームドアを設置するハードルは高く、車両の整理が進んだことで、ようやくスタート地点に立ちつつあるというところなのかもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (21)
ワタシダ
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当然、大開口のホームドアを設置しています。
小田急でも、メトロ東西線のようなホームドアを採用すれば(特急停車駅に限定)、全扉開口可能だと思いますが、費用の点などからやらないのでしょうね。
町田や本厚木などは乗降時間が伸びそうですが。
ワタシダ
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新宿や箱根湯本の特急ホームは恐らくしばらくはホームドアをつけないので、混雑緩和のためにも全部開けた方がいいんじゃないの?とは思ったりしましたが何か理由があるのでしょうか?
ワタシダ
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座席数増による営業上のメリットもあるはずで、小田急に限らず将来の特急車は片側一扉が主流となるのでしょうか。
ワタシダ
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それより注意ステッカー小さすぎません?英語も表記されていてより細かい字になっていて読みづらいです。
これで小田急も今後ホームドアの設置が進みそうです。
ワタシダ
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言っていたので4,7号車のドアが開かないのは
びっくりしました。しかもこれを初めて知ったのが僕の名前でわかると思いますが、参宮橋
が最寄りで適当に小田原行こうとして各停を
待ってたら放送が始まって「現在本厚木駅ではホームドア設置のため、ロマンスカーMSE60000形、EXE,EXEα30000形は4,7号車のドアは開きません。ロマンスカーご利用のお客様はご注意ください。」という放送が流れて知りました。正直言うと各停しか止まらない参宮橋でこの放送が流れるとは思いませんでしたw
そういえばメトロはこね、えのしまも地下鉄区間はホームドアだから4,7号車のドアは開かなかった希ガス。
ワタシダ
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ワタシダ
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GSEは本文を拝読した限りホームドア設置を考慮したドア配置となっとるようで、VSEについては定期運用離脱の理由はホームドアでないことが判明しとるのでホームドア設置駅での乗降を考慮した場合、まだ臨時列車用として残したのは正解やったのかもしれませんね。
かつては設置後にドア位置がずれる問題があったホームドアでしたが、技術の進歩により通勤型車両のみならずロマンスカーのような特急型車両にも対応できるタイプまで導入されるようになり、まさに時代の変化を物語っとるのが感慨深いものですね(他に西武や京成など関東私鉄でも特急型車両に対応したホームドアが最近設置されるようになり、小田急もついに設置の運びとなったようですね)。
ワタシダ
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ワタシダ
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