無人で様々なものを販売することが可能で、街中のあちこちで見かける自動販売機。
近年は付加価値をアップさせた様々なタイプが登場しており、売り物も多様化しています。

小田急の駅にも多くの自動販売機が設置されていますが、最近は特別仕様のものも増えてきました。

車両の姿をした自動販売機が増殖中

他とは異なる自動販売機が、小田急の駅で増殖しつつあります。
代表的なものは、ロマンスカーミュージアムがある海老名に設置されており、懐かしいロマンスカーのラッピングがされています。



現在は3000形(SE)の自動販売機も加わり、3台体制で販売を行っています。
そして、このような車両を模した自動販売機が、最近は駅でも増殖中です。

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写真は新宿の地下に設置されたもので、70000形(GSE)のラッピングが施されました。
「箱根の森から」も販売されており、小田急では定番のラインナップが揃っています。

子育てを応援する自動販売機

最近になって設置された自動販売機は、子育てを応援することを目的としています。
車両を模したラッピングは子供を楽しませるためだと思われますが、やはり私のような鉄道ファンは気になってしまいます。

ラッピングだけではなく、飲料の購入時には音声が流れる仕組みとなっており、複数種類が用意されているようです。
これらの自動販売機は以下の駅に設置され、車両にもバリエーションがあります。

新宿:70000形(GSE)
中央林間:5000形
湘南台:5000形
藤沢:70000形(GSE)
片瀬江ノ島:60000形(MSE)

現在のところは、MSEに希少価値がありそうですが、今後別の駅に出現するのかもしれません。
まだ登場していない形式もありますので、さらにバリエーションが増えることにも期待してしまいます。

自動販売機では紙おむつやおしりふき等も販売されており、まさに子育てを応援する仕様となっています。
私自身も子育てを経験している身ですが、子供が幼い頃は突発的なトラブルが発生することも多く、このようなものが昔からあればおおいに助かったことでしょう。

おわりに

現在は江ノ島線の駅を中心に設置されていますが、今後は別の路線にも波及していくのでしょうか。
まずは主要駅となりそうですが、子育て世代が多く居住する駅では需要もあるでしょうから、動向を見つつさらに増える可能性もありそうです。