小田急の起点であり、1日を通じて多くの列車が発着する新宿駅。
全70駅の中で最も利用者が多く、終日に渡って多数の乗客が駅構内を行き交っています。

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2022年3月12日以降のダイヤにおける、新宿を発車する列車の本数を以前記事にしましたが、列車の本数が最大だった時期のダイヤと比較した場合、どれぐらいの違いがあるのでしょうか。

平日に新宿を発車していた本数

ラッシュ時に多くの列車が運転される平日ダイヤですが、この時間帯に必要となる分を基準として、鉄道会社は車両を保有しているケースが多いといえます。
複々線が完成し、列車の本数を最大化したといえる2018年3月17日以降のダイヤで、新宿を営業列車として発車する本数はどれぐらいなのでしょうか。

以前の記事と同様に、まずは時間帯別の本数を数えてみましょう。
括弧内は、2022年3月12日以降のダイヤでの本数です。

5時:7本(7本)
6時:12本(13本)
7時:19本(18本)
8時:19本(19本)
9時:20本(20本)
10時:20本(17本)
11時:21本(17本)
12時:21本(17本)
13時:20本(17本)
14時:21本(18本)
15時:21本(18本)
16時:21本(21本)
17時:21本(21本)
18時:23本(21本)
19時:23本(21本)
20時:23本(21本)
21時:21本(18本)
22時:21本(15本)
23時:20本(10本)
0時:7本(7本)
合計:381本(336本)

結果はこのようになっており、朝のラッシュ時においてはあまり変化がありません。
どちらかというと日中の差が大きく、新宿を発車する急行が半減している影響が顕著に表れました。

夕方以降もかなり本数が減っており、特に目立つのが23時台で、半減していることが分かります。
全体では45本の差があり、コロナ禍において人々の生活様式が大きく変化し、現在も戻っていないことがうかがえる結果となりました。

土休日に新宿を発車していた本数

減便後のダイヤにおいては、平日と土休日で1日の運転本数に差がない状態となっていますが、最盛期はどうだったのでしょうか。
こちらも本数を数えてみなければ何も分からないため、まずは時間帯別に見ていくこととしましょう。

5時:6本(7本)
6時:13本(13本)
7時:16本(17本)
8時:18本(18本)
9時:16本(19本)
10時:17本(20本)
11時:18本(17本)
12時:21本(18本)
13時:21本(17本)
14時:21本(19本)
15時:21本(19本)
16時:21本(21本)
17時:21本(21本)
18時:21本(21本)
19時:20本(18本)
20時:20本(18本)
21時:20本(18本)
22時:17本(16本)
23時:15本(10本)
0時:7本(7本)
合計:350本(334本)

全体の本数が現在よりも多いのは当然ですが、平日ほどの差はありませんでした。
日中の減少分が目立つのは平日と同様で、全体では16本の差が生じています。

面白いのは、減便後のダイヤのほうが9時台や10時台が増えていることで、全体の本数の差が小さくなることにも通じています。
以前のダイヤでは平日と土休日の本数にも差があり、それだけ平日の需要が減っていることがうかがえますね。

おわりに

平日を中心として、やはり新宿を発車する本数には差が生じていました。
2022年3月12日以降のダイヤで集計した記事については、以下をご覧下さい。



もう昔のダイヤに戻ることはないのでしょうが、複々線を最大限活用することで、新たな需要を掘り起こしていけることを願っています。