大晦日になると毎年思うことですが、1年は本当にあっという間です。
昨年も同じような記事を書いたなと思い出しつつ、今年も小田急の1年を振り返ってみたいと思います。
2022年は新型コロナウイルス感染症の影響が徐々になくなり、ようやく社会は正常化の方向へと進みつつあるものの、苦しい時期を耐えてきた代償はあまりにも大きく、小田急は消えるものが多い1年となりました。
後述するダイヤ変更による減便と関連し、保有車両数の削減が進められており、増備される車両を上回る廃車が発生しています。
年初の時点で既に風前の灯となりつつあった1000形の未更新車は、ワイドドア車、レーティッシュカラーも含めた全編成が引退し、1000形は更新車だけが残る状況となりました。
通勤型車両の廃車は8000形にも及び、VVVFインバーター制御に改造された編成についても、本格的な廃車が開始されています。
2022年は1000形の1754F、1061F、1253F、1254F、1251F、1058F、8000形の8056F、8259F、8055Fの各編成が順に廃車となり、46両もの車両が姿を消しました。
廃車にはなっていませんが、50000形(VSE)については定期運行を終了し、臨時列車等で余生を送っています。
2022年は1000形の未更新車を使用したツアーも多数行われ、小田急ファンにとっては楽しい1年でもありました。
2022年は2編成が営業運転を開始、3編成目となる5062Fについても入線しており、試運転をしている状況です。
編成数が増えてきたことで、以前よりも5000形を見かける機会が多くなりました。
急いで置き換えなければいけない車両がなくなったことから、今後も増備が続けられるのか、そこが気になるところです。
車両のリニューアルについては、1000形の1092Fが営業運転に復帰しました。
1000形のリニューアルはこれで終了となり、現在は3000形のリニューアルが進められています。
明るい話題はほとんどなく、事業環境の変化に対応するため、減便という痛みを伴うものとなりました。
過剰気味であった急行の見直しが行われ、町田以西では6両での運転が中心となりました。
新宿と新松田を結ぶ急行は日中を中心になくなり、千代田線との乗り入れを行う列車がその穴を埋め、準急の本数についても減らされています。
江ノ島線については藤沢で運行が分断され、藤沢から片瀬江ノ島までは折り返し運転が基本となりました。
快速急行の片瀬江ノ島行きについても消滅し、ほとんどの場合において藤沢での乗り換えが必須となっています。
多摩線は日中の優等列車がなくなり、小田原線と直通運転を行う急行の種別を新百合ヶ丘で変更し、多摩線内は各駅停車として運転するようになりました。
その他にも、スーパーはこね号の減少や、ホームウェイ号の運転時間を早めるといった変化があり、箱根登山線の減便も行われています。
閉店の理由は様々ですが、変化の時期であることを実感します。
小田急沿線のパン屋さんとして愛されたHOKUOについては、全店が2月28日をもって閉店となりました。
一部の店舗はDONQへと変わりましたが、当たり前だった光景は過去のものとなっています。
和泉多摩川のTRAINSについては、8月31日に閉店となりました。
ロマンスカーミュージアムにもお店ができたことで、創業の地は役目を終えることになったといえそうです。
長年に渡って新宿西口のシンボルであった小田急百貨店の本館は、10月2日に営業を終了しました。
ハルクに店舗を集約するため、完全な閉店ではありませんが、慣れ親しんだ光景がなくなるのは寂しいものです。
再開発の影響は他にもあり、おだむすびの西口広場店等も閉店となっています。
大きなものとしては、小児IC運賃を50円にする施策があげられ、一時的な減収とはなるものの、将来に向けた投資になるといえそうです。
年末には「おだきゅう Family Fun フェスタ 2022 in 海老名中央公園」が開催され、親子で楽しめるイベントの取り組みがスタートしました。
その他には、子育て応援車の設定や、駅構内にベビーカーのシェアリングサービスを導入する等、子育てをしやすい沿線を目指した試行錯誤が続いています。
ドラマのsilentでは世田谷代田が話題になり、2023年からはホームドアの設置も本格化が見込まれる等、徐々に明るいニュースも増えてきました。
2022年のOdapediaは、車両以外の記事や時事ネタの割合を増やすことで、より多くの方に小田急の魅力をお伝えするべく取り組んできました。
何も考えずにスタートしたOdapediaは、2023年1月20日に5周年を迎えます。
多くの方に支えていただいていることに深く感謝を申し上げ、2022年の筆を置きたいと思います。
来年もOdapediaをよろしくお願いいたします。
昨年も同じような記事を書いたなと思い出しつつ、今年も小田急の1年を振り返ってみたいと思います。
2022年は新型コロナウイルス感染症の影響が徐々になくなり、ようやく社会は正常化の方向へと進みつつあるものの、苦しい時期を耐えてきた代償はあまりにも大きく、小田急は消えるものが多い1年となりました。
保有車両数の削減により進む廃車
小田急の2022年は、消える車両が多い1年となりました。後述するダイヤ変更による減便と関連し、保有車両数の削減が進められており、増備される車両を上回る廃車が発生しています。
年初の時点で既に風前の灯となりつつあった1000形の未更新車は、ワイドドア車、レーティッシュカラーも含めた全編成が引退し、1000形は更新車だけが残る状況となりました。
通勤型車両の廃車は8000形にも及び、VVVFインバーター制御に改造された編成についても、本格的な廃車が開始されています。
2022年は1000形の1754F、1061F、1253F、1254F、1251F、1058F、8000形の8056F、8259F、8055Fの各編成が順に廃車となり、46両もの車両が姿を消しました。
廃車にはなっていませんが、50000形(VSE)については定期運行を終了し、臨時列車等で余生を送っています。
2022年は1000形の未更新車を使用したツアーも多数行われ、小田急ファンにとっては楽しい1年でもありました。
5000形の増備と3000形に移行したリニューアル
厳しい状況が続くものの、従来車の置き換え用として5000形の増備が行われています。2022年は2編成が営業運転を開始、3編成目となる5062Fについても入線しており、試運転をしている状況です。
編成数が増えてきたことで、以前よりも5000形を見かける機会が多くなりました。
急いで置き換えなければいけない車両がなくなったことから、今後も増備が続けられるのか、そこが気になるところです。
車両のリニューアルについては、1000形の1092Fが営業運転に復帰しました。
1000形のリニューアルはこれで終了となり、現在は3000形のリニューアルが進められています。
大きな痛みを伴ったダイヤ変更
2022年の小田急を語るうえで忘れてはならないのが、3月12日に行われたダイヤ変更です。明るい話題はほとんどなく、事業環境の変化に対応するため、減便という痛みを伴うものとなりました。
過剰気味であった急行の見直しが行われ、町田以西では6両での運転が中心となりました。
新宿と新松田を結ぶ急行は日中を中心になくなり、千代田線との乗り入れを行う列車がその穴を埋め、準急の本数についても減らされています。
江ノ島線については藤沢で運行が分断され、藤沢から片瀬江ノ島までは折り返し運転が基本となりました。
快速急行の片瀬江ノ島行きについても消滅し、ほとんどの場合において藤沢での乗り換えが必須となっています。
多摩線は日中の優等列車がなくなり、小田原線と直通運転を行う急行の種別を新百合ヶ丘で変更し、多摩線内は各駅停車として運転するようになりました。
その他にも、スーパーはこね号の減少や、ホームウェイ号の運転時間を早めるといった変化があり、箱根登山線の減便も行われています。
親しまれたお店の大量閉店
車両の話題から離れると、長年に渡って親しまれたお店の閉店が目立つ1年でもありました。閉店の理由は様々ですが、変化の時期であることを実感します。
小田急沿線のパン屋さんとして愛されたHOKUOについては、全店が2月28日をもって閉店となりました。
一部の店舗はDONQへと変わりましたが、当たり前だった光景は過去のものとなっています。
和泉多摩川のTRAINSについては、8月31日に閉店となりました。
ロマンスカーミュージアムにもお店ができたことで、創業の地は役目を終えることになったといえそうです。
長年に渡って新宿西口のシンボルであった小田急百貨店の本館は、10月2日に営業を終了しました。
ハルクに店舗を集約するため、完全な閉店ではありませんが、慣れ親しんだ光景がなくなるのは寂しいものです。
再開発の影響は他にもあり、おだむすびの西口広場店等も閉店となっています。
子育てをしやすい沿線への歩み
2022年の小田急は、子育て世代を応援する施策を推進し、具体的な動きも出てきました。大きなものとしては、小児IC運賃を50円にする施策があげられ、一時的な減収とはなるものの、将来に向けた投資になるといえそうです。
年末には「おだきゅう Family Fun フェスタ 2022 in 海老名中央公園」が開催され、親子で楽しめるイベントの取り組みがスタートしました。
その他には、子育て応援車の設定や、駅構内にベビーカーのシェアリングサービスを導入する等、子育てをしやすい沿線を目指した試行錯誤が続いています。
おわりに
明るい話題が少なかったものの、2022年は未来を見据えて踏ん張るための1年だったといえます。ドラマのsilentでは世田谷代田が話題になり、2023年からはホームドアの設置も本格化が見込まれる等、徐々に明るいニュースも増えてきました。
2022年のOdapediaは、車両以外の記事や時事ネタの割合を増やすことで、より多くの方に小田急の魅力をお伝えするべく取り組んできました。
何も考えずにスタートしたOdapediaは、2023年1月20日に5周年を迎えます。
多くの方に支えていただいていることに深く感謝を申し上げ、2022年の筆を置きたいと思います。
来年もOdapediaをよろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (20)
新しいお店なんかができるのはまだ数年先ですが3月に新しいバスターミナルが完成すればだいぶ駅前の雰囲気は変わるでしょうね。
ワタシダ
がしました
昔の小田急は幕車が多かったけど今は全てLEDになってしまいました。
行先や種別の変更が幕でぐるぐる回るのを見るのが楽しみでしたが3月のダイヤ変更で幕車が次々と廃車になり、1000形6両と赤1000の全廃で幕車が終了しました。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
町田店と共に良く行ってたのですが。
ワタシダ
がしました
来年も宜しくお願いします。
良いお年を!
ワタシダ
がしました
2022年も社会情勢の影響による様々な変化があった年でしたね。
2023年はどんな年になるのか、明るいニュースが多い年になると良いですね。
ワタシダ様、Odapediaをご覧になっている皆様、良い年をお迎え下さい。
来年もワタシダ様の記事を楽しみにしております。
ワタシダ
がしました
3月のダイヤ変更で、急行運用に付く未更新車の最後の勇姿を見られたのはファンとしては嬉しかったです。ワタシダさんの未更新車の急行町田行きの写真、とてもお気に入りの1枚です。
また年明けの1000形ワイドドアのツアーに子供と参加できたことも良い思い出です。
来年は8000形の行方も気になるところですが、まずは無事に1年がおわれることに感謝し、新しい年を迎えたいと思います。
ワタシダさん、皆さん、1年間お疲れさまでした!
ワタシダ
がしました
いつもみてます、
ワタシダ
がしました
また来年も楽しみにしております♪
ワタシダ
がしました
来年は東急と相鉄の直通運転開始が大きなトピックスとなりそうですが、小田急における変化は千代田線及び常磐緩行線直通列車のダイヤ修正程度となりそうで、引き続きこれからの小田急の動向を見届けるとともに、こちらのブログも併せて応援できたらと思います。
それでは投稿者さんや皆さんも良いお年をお迎え下さい。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
ワタシダ
がしました
以前よりコロナ対策が緩和されてきている状況なので、2023年は明るい話題が増えるといいですね。
皆様、良いお年をお迎えください。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
再来年に近くなったあたりで明るい話題があればなと思っています。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました