5000形の5062Fが年始早々に営業運転を開始する中、小田急で最古参の車両である8000形にも動きがありました。
比較的更新時期が遅かった8062Fが廃車になったとみられ、やはり2023年も8000形の引退が続くようです。

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4両の編成については使い道も限られるため、厳しい時期になってきたといえそうです。

8000形の8062Fが廃車に

2022年の後半から本格化し始めた8000形の廃車ですが、2023年もその流れが続くようです。
今回廃車となったのは8062Fで、4両の編成としては3本目の廃車となりました。

5000形の増備による置き換えか、保有車両数の削減に伴う廃車かは分かりませんが、先日5000形の5062Fが営業運転を開始したことで、さらに車両が余る状態となっていました。
引き続き車両は余っていることから、今後も8000形の廃車が続くものとみられます。

廃車となった編成が増えてきたため、ここで一度8000形の現状を整理してみたいと思います。
現時点で廃車になった編成は、以下のとおりです。

【4両】
・8055F
・8056F
・8062F

【6両】
・8251F
・8255F
・8259F
・8264F

8062Fは現在までに廃車となった8000形の中で最も新しく、リニューアルからも10年程度しか経過していません。
車両が余っている状態とはいえ、感情的にはもったいないとも感じてしまいますね。

活用が予想される8000形の機器類

今回廃車となった8062Fは、1986年に製造された編成で、2012年にリニューアルが行われました。
登場からは36年、リニューアルからは10年で廃車となっており、アンバランスな結果となっています。
リニューアルの時期が遅すぎたといえますが、車両が余ってしまっている現状や、検査のタイミング等を考慮すると、仕方がないのでしょう。

4両については、既に8000形と1000形のみになっており、順番的に8000形を廃車にするしかない状況といえます。
感情の面ではもったいないようにも感じますが、同時にやむを得ないとも思います。

廃車になるとはいっても、比較的新しい機器は予備品としての活用が見込まれ、他の車両を延命する役目を担うことになるのでしょう。
そういった点では、コストをかけた足回りの更新には意味があったともいえ、ある程度は機器の統一が図られていることも、今後はプラスに働くものと思われます。

おわりに

8000形は少しずつ数を減らし、見かける機会も徐々に少なくなってきたように感じます。
小田急からケイプアイボリーの車体が消滅する日は、着実に近付いているのかもしれませんね。