鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、ホームドアの設置ペースを加速させていく予定の小田急。
今後は特急停車駅にもホームドアが整備されますが、本厚木駅に対応したものが設置されつつあります。
通勤型車両とロマンスカーはドアの位置が異なるため、本厚木では特殊仕様のホームドアが使用されますが、どのような姿になっているのでしょうか。
2022年度はホームドアの設置駅が限られますが、今後は鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、設置ペースを加速することが発表されており、2023年3月18日には運賃が改定されます。
小田急はホームドアの設置が進んでいない鉄道会社といえますが、ロマンスカーをはじめとしてドアの位置が異なるため、設置のハードルが高いという事情がありました。
車両の運用を工夫することで設置を進めてきましたが、車両の整理がほぼ終わったことで、今後は設置駅の制限がなくなるものとみられます。
しかし、ロマンスカーについては現在も扉の位置が異なる車両があり、特急停車駅では大開口ホームドアを採用することとなりました。
大開口ホームドアを初めて採用することになったのが、2022年度からの設置駅となる本厚木です。
実物はどのような姿になるのか、現地で様子を見てきました。
車端部にドアがある60000形(MSE)が停車すると、このような状態となります。
広角レンズを使用して撮影したため、やや誇張されている面もありますが、かなりの開口幅であることが分かります。
車両からワイドドア車がなくなったら、ホームドアにワイドドアが登場するというのも、複雑な心境ではあります。
ホームドアの設置が予定され、かつ特急が停車する駅に絞ると、以下のとおりになります。
・新宿
・成城学園前
・新百合ヶ丘
・町田
・相模大野
・海老名
・本厚木
・大和
・藤沢
特急停車駅のうち、現時点でホームドアの設置対象となっていない駅は、伊勢原、秦野、小田原、片瀬江ノ島の4駅です。
大開口ホームドアの設置駅についても、全てのホームが対象とは限らないため、ロマンスカーが停車できるホームは今以上に制限されることとなります。
制限という面では、特急停車駅以外にロマンスカーが停まることができなくなるため、臨時停車等は難しくなってくるものと思われます。
将来的に特急停車駅を増やしたい場合にも、そのままのホームドアでは対応できない可能性が高くなり、柔軟性は低くなるのでしょう。
開口幅が広いため、開閉にも時間がかかることが予想されますが、どの程度の差になるのかについても気になるところです。
過渡期の対応となるのかもしれませんが、しばらくは様々な制約を受け入れつつ運用するしかないのでしょうね。
今後は特急停車駅にもホームドアが整備されますが、本厚木駅に対応したものが設置されつつあります。
通勤型車両とロマンスカーはドアの位置が異なるため、本厚木では特殊仕様のホームドアが使用されますが、どのような姿になっているのでしょうか。
本厚木駅に設置された大開口ホームドア
新宿に近い駅を中心にホームドアを設置してきた小田急ですが、2022年度は本厚木の下り線が対象となっています。2022年度はホームドアの設置駅が限られますが、今後は鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、設置ペースを加速することが発表されており、2023年3月18日には運賃が改定されます。
小田急はホームドアの設置が進んでいない鉄道会社といえますが、ロマンスカーをはじめとしてドアの位置が異なるため、設置のハードルが高いという事情がありました。
車両の運用を工夫することで設置を進めてきましたが、車両の整理がほぼ終わったことで、今後は設置駅の制限がなくなるものとみられます。
しかし、ロマンスカーについては現在も扉の位置が異なる車両があり、特急停車駅では大開口ホームドアを採用することとなりました。
大開口ホームドアを初めて採用することになったのが、2022年度からの設置駅となる本厚木です。
実物はどのような姿になるのか、現地で様子を見てきました。
車端部にドアがある60000形(MSE)が停車すると、このような状態となります。
広角レンズを使用して撮影したため、やや誇張されている面もありますが、かなりの開口幅であることが分かります。
車両からワイドドア車がなくなったら、ホームドアにワイドドアが登場するというのも、複雑な心境ではあります。
今後の設置駅と懸念事項
とにかく広い開口幅のホームドアですが、今後も特急停車駅にはこのタイプが設置されるものと思われます。ホームドアの設置が予定され、かつ特急が停車する駅に絞ると、以下のとおりになります。
・新宿
・成城学園前
・新百合ヶ丘
・町田
・相模大野
・海老名
・本厚木
・大和
・藤沢
特急停車駅のうち、現時点でホームドアの設置対象となっていない駅は、伊勢原、秦野、小田原、片瀬江ノ島の4駅です。
大開口ホームドアの設置駅についても、全てのホームが対象とは限らないため、ロマンスカーが停車できるホームは今以上に制限されることとなります。
制限という面では、特急停車駅以外にロマンスカーが停まることができなくなるため、臨時停車等は難しくなってくるものと思われます。
将来的に特急停車駅を増やしたい場合にも、そのままのホームドアでは対応できない可能性が高くなり、柔軟性は低くなるのでしょう。
開口幅が広いため、開閉にも時間がかかることが予想されますが、どの程度の差になるのかについても気になるところです。
おわりに
将来的にロマンスカーの世代交代が進めば、ドアの位置問題は自然に解消するのかもしれません。過渡期の対応となるのかもしれませんが、しばらくは様々な制約を受け入れつつ運用するしかないのでしょうね。
コメント
コメント一覧 (11)
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開閉に時間がかかる=遅延の確率があがる
ということになるのかもしれません。
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本文に小田急はホームドアの導入が遅いとありますが、ロマンスカー云々よりはむしろ電磁直通ブレーキ車が多数在籍しとったことも大きく起因しとると言えます(一応ホームドアへの対応可否は無関係で、TASC導入に引っ掛かったのが大きかったところです(それでもかつて千代田線北綾瀬支線で運用された東京メトロ5000系のように電磁直通ブレーキ車でもTASC対応が可能な例も一部ありますが)。それを考えると1000形未更新車が逐次廃車となった理由も何となく察しがつきます)。
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突発的に普通車が入ってくる可能性…も、今後はあまり考えなくなるのかも。
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