従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3254Fの概要

3000形の4編成目として、2002年に登場した編成です。
他の編成と同様に2600形の置き換え用となっており、世代交代が進められることとなります。

製造区分上は1次車となっており、1.6m幅の側扉を採用していることが最大の特徴です。
3254Fは1次車の最終編成ですが、結果的に2000形から続く仕様の最後を飾りました。

登場から少し経った頃、車体の側面にスカートを装備しての試運転が行われており、ちょっとした騒ぎとなりました。
後に3263Fで本格的な試験へと発展し、その布石だったことになります。

登場から現在まで大きな改造は行われていませんが、前面の帯が3263F以降と同様に細くされたことや、スカートの開口部を塞ぐ改造等が行われたことで、外見には変化が生じています。
近年はLED表示器の交換が行われ、フルカラーのタイプとなりました。

ブレーキ読み替え装置を活かし、単独での運用だけではなく、かつては他形式と併結しての10両も頻繁に見られましたが、車両の整理が進んだ結果、併結しての走行機会は減少しました。
現在は主に単独で使用されており、小田原線の町田以西や支線を中心に活躍しています。

編成表

クハ3254-デハ3204-デハ3304-デハ3404-デハ3504-クハ3554
※左側が新宿方

製造区分

クハ3254:1次車
デハ3204:1次車
デハ3304:1次車
デハ3404:1次車
デハ3504:1次車
クハ3554:1次車

製造所

クハ3254:日本車輌製造
デハ3204:日本車輌製造
デハ3304:日本車輌製造
デハ3404:日本車輌製造
デハ3504:日本車輌製造
クハ3554:日本車輌製造

竣功日

クハ3254:2002年2月14日
デハ3204:2002年2月14日
デハ3304:2002年2月14日
デハ3404:2002年2月14日
デハ3504:2002年2月14日
クハ3554:2002年2月14日

3254Fの写真

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