従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3653Fの概要

2003年度の終わりに登場した8両固定編成で、製造区分上は3次車に属しています。
3000形が増備されるペースが上がりつつある頃の登場で、4000形の4両を置き換える役目を担いました。

6両だけが増備された2次車までとは異なり、3000形では初となる8両が3次車では登場しました。
3次車では足回りを中心に大きな変更が発生しており、その後に登場する編成の基礎が確立されています。

後に10両化された編成がある中、3653Fは8両のままで活躍を続けており、現在までに大きな改造は行われていません。
2023年には、他の車両から流用したと思われる全密閉式の主電動機への交換が行われ、続いてLED表示器もフルカラーのタイプとなりました。

8両固定編成という特性上、登場から現在まで各駅停車や区間準急を中心に使用されており、最近は小田原線以外を走行する機会も少なくなりました。

編成表

クハ3653-デハ3603-デハ3703-サハ3753-サハ3853-デハ3803-デハ3903-クハ3953
※左側が新宿方

製造区分

クハ3653:3次車
デハ3603:3次車
デハ3703:3次車
サハ3753:3次車
サハ3853:3次車
デハ3803:3次車
デハ3903:3次車
クハ3953:3次車

製造所

クハ3653:日本車輌製造
デハ3603:日本車輌製造
デハ3703:日本車輌製造
サハ3753:日本車輌製造
サハ3853:日本車輌製造
デハ3803:日本車輌製造
デハ3903:日本車輌製造
クハ3953:日本車輌製造

竣功日

クハ3653:2004年3月10日
デハ3603:2004年3月10日
デハ3703:2004年3月10日
サハ3753:2004年3月10日
サハ3853:2004年3月10日
デハ3803:2004年3月10日
デハ3903:2004年3月10日
クハ3953:2004年3月10日

3653Fの写真

20190113_07