大手私鉄等で役目を終えた車両が、地方私鉄等に活躍の場を移し、第二の人生を歩むことがあります。
小田急についてもそのようなケースがあり、様々な鉄道会社で走る姿が見られました。
譲渡から年数が経過し、既にほとんどの車両が引退している状況となっていますが、元小田急の車両が活躍したことがある鉄道会社は、全国にどれぐらいあるのでしょうか。
1950年代頃までに登場した車両は小さく、地方私鉄で受け入れやすかったためですが、支線が少ない小田急では、新しい車両と古い車両を混用することが難しく、状態が悪くない車両を廃車せざるを得なかったという事情もあったようです。
このような背景があるため、モーター等は4000形に転用されている車両が多く、車体だけが譲渡されたといったケースも多くなっています。
元小田急の車両は全国各地に散らばり、地方私鉄の近代化に貢献することとなりましたが、譲渡先でも既にほとんどの車両が引退し、路線自体が廃線になってしまったケースもあります。
既に路線が廃止となってしまった鉄道会社もありますが、まずは一覧にしてみることとしましょう。
元小田急の車両が活躍していた鉄道会社は、以下のとおりとなります。
・伊予鉄道
・上田交通
・越後交通
・近江鉄道
・大井川鐵道
・岳南電車
・関東鉄道
・熊本電気鉄道
・弘南鉄道
・三岐鉄道
・秩父鉄道
・長野電鉄
・新潟交通
・日立電鉄
・富士山麓電気鉄道
会社名は現在のものとしたため、譲渡当時は異なる場合があります。
また、大東急の時代に社内で移った車両は対象外とし、その後の譲渡についても含んでいないほか、部品だけといったケースも除いています。
変わり種としては、東急車輛製造で牽引車となった車両もありますが、これも鉄道会社ではないので外しました。
このように整理した結果、元小田急の車両が活躍した鉄道会社は15社のようですが、現在も現役で活躍する車両が残っているのは、長野電鉄と富士山麓電気鉄道だけとなります。
どちらもロマンスカーが第二の人生を送っているケースとなり、譲渡先でも特急列車で使われています。
現在は元ロマンスカーの車両のみが活躍する状況ですが、これからも末永く走ってくれることを、一人の小田急ファンとして祈りたいと思います。
小田急についてもそのようなケースがあり、様々な鉄道会社で走る姿が見られました。
譲渡から年数が経過し、既にほとんどの車両が引退している状況となっていますが、元小田急の車両が活躍したことがある鉄道会社は、全国にどれぐらいあるのでしょうか。
第二の人生を歩んだ元小田急の車両
車両の大型化が進んだことで、1990年代以降は第二の人生を歩む車両が少なくなりますが、昔は多くの車両が小田急から他社に譲渡されていました。1950年代頃までに登場した車両は小さく、地方私鉄で受け入れやすかったためですが、支線が少ない小田急では、新しい車両と古い車両を混用することが難しく、状態が悪くない車両を廃車せざるを得なかったという事情もあったようです。
このような背景があるため、モーター等は4000形に転用されている車両が多く、車体だけが譲渡されたといったケースも多くなっています。
元小田急の車両は全国各地に散らばり、地方私鉄の近代化に貢献することとなりましたが、譲渡先でも既にほとんどの車両が引退し、路線自体が廃線になってしまったケースもあります。
元小田急の車両が活躍したことがある鉄道会社
小田急から車両を譲受し、走らせていたことがある鉄道会社はどれぐらいあるのでしょうか。既に路線が廃止となってしまった鉄道会社もありますが、まずは一覧にしてみることとしましょう。
元小田急の車両が活躍していた鉄道会社は、以下のとおりとなります。
・伊予鉄道
・上田交通
・越後交通
・近江鉄道
・大井川鐵道
・岳南電車
・関東鉄道
・熊本電気鉄道
・弘南鉄道
・三岐鉄道
・秩父鉄道
・長野電鉄
・新潟交通
・日立電鉄
・富士山麓電気鉄道
会社名は現在のものとしたため、譲渡当時は異なる場合があります。
また、大東急の時代に社内で移った車両は対象外とし、その後の譲渡についても含んでいないほか、部品だけといったケースも除いています。
変わり種としては、東急車輛製造で牽引車となった車両もありますが、これも鉄道会社ではないので外しました。
このように整理した結果、元小田急の車両が活躍した鉄道会社は15社のようですが、現在も現役で活躍する車両が残っているのは、長野電鉄と富士山麓電気鉄道だけとなります。
どちらもロマンスカーが第二の人生を送っているケースとなり、譲渡先でも特急列車で使われています。
おわりに
多くの鉄道会社に譲渡された小田急の車両でしたが、時代が平成になる頃には老朽化によって次々に姿を消しました。現在は元ロマンスカーの車両のみが活躍する状況ですが、これからも末永く走ってくれることを、一人の小田急ファンとして祈りたいと思います。
コメント
コメント一覧 (14)
ワタシダ
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機器構成上短編成化も難しいのでは?
通勤車の譲渡が皆無なのは組成が4両や6両でやはり短編成化に大幅な改造が要することと車長や車幅もネックになっていると思います。
ワタシダ
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しかし、数年で雨漏りがしていたのに修理もせず解体され小田急は大井川鐵道に抗議したってその人から聞いてそれに追随して関東圏の鉄道会社は大井川鐵道に車両を譲渡しなくなったって聞いて納得できた!
ワタシダ
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ワタシダ
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いっそインドネシアでメトロ6000系とともに活躍してほしい気もしますが、こちらも何かと難しいのでしょうね。
ワタシダ
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今後はVSEの地方私鉄譲渡も囁かれとりますが、果たしてその動向は如何に…?(可能性は低いと思われますが廃車解体するにはいささかもったいない気がしますので私としては譲渡して欲しいのが本心です)
ワタシダ
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