従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3082Fの概要

2018年度に走り始めた10両固定編成で、3664Fに中間車を2両追加して改番したものです。
既存編成の組み替えではなく、小田原方に新造の中間車を組み込んでおり、既存の車両とは細部の仕様が異なっています。

元の編成である3664Fは、主電動機を全密閉式に交換していたため、新造の中間車についても同様とされました。
LED表示器は編成全体でフルカラーのものに統一されていますが、既存編成の機器は経年劣化が進んでいたため、新旧車両で鮮やかさの違いが目立っています。

中間車の追加後に改番が行われ、2019年1月11日より3082Fとして営業運転に復帰しました。
10両化により消滅した3282Fの番号が復活しており、3000形としては2代目の番号となっている車両が存在します。
3082Fとなってからは活躍の場が広がり、各駅停車から快速急行まで幅広く使用されるようになりました。

編成表

クハ3082-デハ3032-デハ3132-サハ3182-サハ3282-デハ3232-デハ3332-サハ3382-デハ3432-クハ3482
※左側が新宿方

製造区分

クハ3082:7次車
デハ3032:7次車
デハ3132:7次車
サハ3182:7次車
サハ3282:7次車
デハ3232:7次車
デハ3332:7次車
サハ3382:10次車
デハ3432:10次車
クハ3482:7次車

製造所

クハ3082:日本車輌製造
デハ3032:日本車輌製造
デハ3132:日本車輌製造
サハ3182:日本車輌製造
サハ3282:日本車輌製造
デハ3232:日本車輌製造
デハ3332:日本車輌製造
サハ3382:川崎重工業
デハ3432:川崎重工業
クハ3482:日本車輌製造

旧番号

クハ3082:クハ3664
デハ3032:デハ3614
デハ3132:デハ3714
サハ3182:サハ3764
サハ3282:サハ3864
デハ3232:デハ3814
デハ3332:デハ3914
クハ3482:クハ3964

竣功日

クハ3082:2006年3月31日
デハ3032:2006年3月31日
デハ3132:2006年3月31日
サハ3182:2006年3月31日
サハ3282:2006年3月31日
デハ3232:2006年3月31日
デハ3332:2006年3月31日
サハ3382:2018年12月25日
デハ3432:2018年12月25日
クハ3482:2006年3月31日

10両固定編成化・改番日

クハ3082:2018年12月25日
デハ3032:2018年12月25日
デハ3132:2018年12月25日
サハ3182:2018年12月25日
サハ3282:2018年12月25日
デハ3232:2018年12月25日
デハ3332:2018年12月25日
クハ3482:2018年12月25日

3082Fの写真

20190113_02