小田急の駅や周辺施設において、車両の姿をした自動販売機が増殖を続けています。
子育てを応援することを目的とした自動販売機の登場により、沿線の駅で目にする機会も増えてきました。

まだまだ増えると思われるこれらの自動販売機ですが、最新の情報を整理してみたいと思います。

増加が続く子育てを応援する自動販売機

紙おむつやおしりふき等が商品にラインナップされ、車両の姿にラッピングされた自動販売機が小田急で増加中です。
2022年の後半に登場したこれらの自動販売機ですが、SNS等でも話題になりやすく、目立つという面でもプラスの効果があるといえます。

用意されている車両は3種類で、ロマンスカーからは60000形(MSE)と70000形(GSE)の2形式が、通勤型車両は5000形が存在します。
元々は5駅への設置からスタートしましたが、2駅が追加されて合計は7駅となりました。

現在設置されていることが確認されているのは、以下の7駅となります。

新宿:70000形(GSE)
中央林間:5000形
鶴間:5000形
大和:60000形(MSE)
湘南台:5000形
藤沢:70000形(GSE)
片瀬江ノ島:60000形(MSE)

最近になって鶴間と大和が追加され、江ノ島線を中心に設置駅が増加中です。
その他の駅については目撃情報がありませんが、情報をキャッチできていない可能性もございます。

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設置駅が追加されたことにより、5000形が多数派となりました。
国もようやく子育て支援のほうを向き始める中、小田急の取り組みは素直に評価できるのではないでしょうか。

海老名に存在する様々な自動販売機

あえて別枠としましたが、海老名には車両の姿をした自動販売機が大量に存在します。
小田急が開発に力を入れているためか、海老名だけの特殊仕様ばかりです。

現在設置されていることが確認されているのは、以下のタイプとなっています。

改札内のコンコース:ロマンスカーミュージアムの保存車両
西口の階段下:モハ1形
ロマンスカーミュージアムの入口前:歴代のロマンスカー
東口のデッキ:ロマンスカーとえび~にゃ

これ以外にも、本社ビル内の小田急エンジニアリングにGSEの自動販売機があるようです。
とにかく数が多い海老名ですが、この先さらに増えることはあるのでしょうか。

おわりに

増加が続く車両の姿をした自動販売機ですが、やや地域には偏りがあり、多摩線には存在しない状況となっています。
子育て世代が多い駅を中心にということなのかもしれませんが、どこまで広がっていくのか気になるところです。