4月から新年度が始まり、徐々に2023年度以降の動きが明らかになってきた小田急。
2023年度の鉄道事業設備投資計画だけではなく、2026年度までの中期経営計画も発表され、その中には箱根登山線内でワンマン運転の試験運用に着手するという、かなり気になる内容が含まれていました。
小田急が関係する路線でいよいよ具体化するワンマン化ですが、なぜ箱根登山線内から着手するのでしょうか。
2025年度にワンマン運転の試験運用を開始し、検討の深度化を図るという内容で、小田原から箱根湯本までの区間が対象となります。
中期経営計画の発表を受けて、阪和線の沿線からさんが記事を書いて下さっていますので、よろしければご覧下さい。
小田急線内ではなく、グループ会社の路線からワンマン運転が開始されることになりますが、走行しているのは小田急の車両であるため、試験運用には適していると判断されたのでしょう。
乗務員が小田急という列車もあり、そういった面でも試験には最適といえます。
本格的な導入に向けて、課題の洗い出し等を行っていくものとみられますが、小田急らしい慎重さを感じました。
開始時期は2025年度からの予定ですが、年度内の早い時期に行うのか、ダイヤ改正に合わせて行うのかは不明で、後者であった場合には2026年に入ってから開始される可能性もあります。
車両にも何らかの改造が必要と考えられ、今後準備工事が行われることになりそうです。
試験運用に適しているからということになりますが、その理由を考えてみたいと思います。
まず、小田原から箱根湯本までということで、駅数が限られる短い区間で実施することができます。
ロマンスカーを対象外とすれば、車両の編成も4両と短く、運行本数も比較的少ないというメリットがあります。
混雑する時期や時間帯もありますが、小田急線内に比べればましといえそうです。
走る車両が限定されているというメリットもあり、現在は1000形の4編成が充てられています。
この4編成に対して改造をすればよく、代走の可能性がある編成を加えたとしても、その編成数は限られます。
区間が限られれば、地上設備への投資も少なくて済み、コストの面でも試験運用に最適といえそうです。
箱根登山線よりは運転本数が多いものの、西武の多摩川線あたりのイメージが近いかもしれません。
試験運用とのことなので、車掌を乗せた状態でワンマン運転をしたり、時間帯や列車を限定する可能性もあります。
最終的には小田急線内への導入に繋げていくものとみられますが、その時期はいつ頃となるのでしょうか。
試験運用の対象区間を考慮すると、小田原線や江ノ島線の末端区間が、小田急線内で最初の対象区間となるのかもしれませんね。
2023年度の鉄道事業設備投資計画だけではなく、2026年度までの中期経営計画も発表され、その中には箱根登山線内でワンマン運転の試験運用に着手するという、かなり気になる内容が含まれていました。
小田急が関係する路線でいよいよ具体化するワンマン化ですが、なぜ箱根登山線内から着手するのでしょうか。
箱根登山線内で行われるワンマン運転の試験運用
以前から将来的なワンマン化に触れていた小田急ですが、2026年度までの中期経営計画において、具体的な内容に踏み込みました。2025年度にワンマン運転の試験運用を開始し、検討の深度化を図るという内容で、小田原から箱根湯本までの区間が対象となります。
中期経営計画の発表を受けて、阪和線の沿線からさんが記事を書いて下さっていますので、よろしければご覧下さい。
小田急線内ではなく、グループ会社の路線からワンマン運転が開始されることになりますが、走行しているのは小田急の車両であるため、試験運用には適していると判断されたのでしょう。
乗務員が小田急という列車もあり、そういった面でも試験には最適といえます。
本格的な導入に向けて、課題の洗い出し等を行っていくものとみられますが、小田急らしい慎重さを感じました。
開始時期は2025年度からの予定ですが、年度内の早い時期に行うのか、ダイヤ改正に合わせて行うのかは不明で、後者であった場合には2026年に入ってから開始される可能性もあります。
車両にも何らかの改造が必要と考えられ、今後準備工事が行われることになりそうです。
なぜ箱根登山線内から着手するのか
ワンマン運転の試験を行う区間に、箱根登山線内が選ばれたのはなぜなのでしょうか。試験運用に適しているからということになりますが、その理由を考えてみたいと思います。
まず、小田原から箱根湯本までということで、駅数が限られる短い区間で実施することができます。
ロマンスカーを対象外とすれば、車両の編成も4両と短く、運行本数も比較的少ないというメリットがあります。
混雑する時期や時間帯もありますが、小田急線内に比べればましといえそうです。
走る車両が限定されているというメリットもあり、現在は1000形の4編成が充てられています。
この4編成に対して改造をすればよく、代走の可能性がある編成を加えたとしても、その編成数は限られます。
区間が限られれば、地上設備への投資も少なくて済み、コストの面でも試験運用に最適といえそうです。
箱根登山線よりは運転本数が多いものの、西武の多摩川線あたりのイメージが近いかもしれません。
試験運用とのことなので、車掌を乗せた状態でワンマン運転をしたり、時間帯や列車を限定する可能性もあります。
最終的には小田急線内への導入に繋げていくものとみられますが、その時期はいつ頃となるのでしょうか。
おわりに
いつかは始まると思われていたワンマン運転が、いよいよ小田急でも具体化してきました。試験運用の対象区間を考慮すると、小田原線や江ノ島線の末端区間が、小田急線内で最初の対象区間となるのかもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (18)
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横浜市地下鉄グリーンラインの運転士も、開業時からいる運転士は殆ど全員元1・3号線車掌ですし、都営三田線ワンマン化も大江戸線準環状化を間近に控えた頃でした。
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箱根登山鉄道はホームドアの情報はないし、何をもってワンマン運行するのか知りたいところですね
小田急の場合ホームドア設置完了がいつなのか知りたいところですが、完成は全く見ませんね。
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僕の意見ですけど
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と、定められてます。
小田急サイトを見ますと、新宿から本厚木まで快速急行停車駅は9万8000人程度以上居る様です。
ホームドア整備を行うと、TASC整備が必須になって来ますし、東横線や有楽町線、副都心線の様に車内モニターによるホーム監視を行う手法が取れます。
人件費削減だけで言うなら長距離列車は削減効果が大きいので箱根登山で実験を開始し、多摩線や江ノ島線末端等の後に快速急行だけワンマン運転というのも有りかも知れない。
とは思います。
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車両は引き続き現在の1000形4両を使用するとのことでしょうが、そうなると西武新101系や東武8000系が本線系を追われて支線区のワンマン運用に使用されとる姿とどこか似通う節がありそうです。
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小田原出ると箱根湯本まで客扱いがなく、箱根湯本や小田原駅ホームで特急券を拝見することで車掌乗務をさせず済みそうですし。
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試験をするからには多摩線・町田以西→江ノ島線→いずれ全線に広げそうですね。3000形更新車以降が本格的なワンマンの対象になりそうです。
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