ケイプアイボリーの車体にロイヤルブルーの帯を巻き、昔ながらの小田急らしさを今に伝える8000形。
近年は数を減らしつつありますが、2023年度の2本目として、4両の8052Fが廃車となったようです。

20190427_02

ある程度まとまった数が残っている8000形ですが、実際にはどれぐらいの編成数となっているのか、現状について整理してみたいと思います。

8000形の8052Fが廃車に

2023年4月に休車となって以降、営業運転を行わなかった8052Fですが、ついに廃車となる日が訪れたようです。
5月13日には撮影会の被写体として活躍しましたが、ありがとうと銘打っていたこともあり、やはり営業運転に復帰することはありませんでした。

8052Fは4両の1次車として登場した編成で、約39年間の活躍となりました。
徹底的なリニューアルが行われているとはいえ、40年に迫る車齢であったことを考えると、引退時期としては適正といえそうです。
登場時は特別塗装とされた編成でもあり、走るギャラリー、ポケット号としての活躍も見られました。

今も残っている8000形の編成

廃車のペースとしては遅いものの、8000形は着実に数を減らしつつある状況です。
現状を把握するために、今も残っている8000形の編成について、一度整理してみたいと思います。

現在も車籍がある編成については、以下のとおりとなります。

【4両】
・8051F
・8053F
・8057F
・8058F
・8059F
・8061F
・8063F
・8064F
・8065F
・8066F

【6両】
・8252F
・8253F
・8254F
・8256F
・8257F
・8258F
・8260F
・8261F
・8262F
・8263F
・8265F
・8266F

合計は112両となっており、最盛期の70%まで減少しています。
2023年度は5000形の増備がないものの、車両が余る状況は続いていることから、さらに廃車が発生する可能性もありそうです。

おわりに

8000形の多くは10両編成を組んでいるため、実際の編成数以上に見かける頻度は少なくなりつつあります。
完全に引退する日まではまだ時間があると思われますが、ある程度まとまった数が走っている今のうちに、小田急らしさを味わっておくのがよいのかもしれませんね。