相模大野から片瀬江ノ島までを結ぶ江ノ島線、新百合ヶ丘から唐木田までを結ぶ多摩線と、小田急には二つの支線が存在します。
小田原線から分岐する駅も含めて25駅が設けられていますが、比較的駅間は長めとなっています。

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極端に駅間が長い区間はない小田急の支線ですが、それぞれの駅間を徒歩で移動した場合には、どれぐらいの時間がかかるのでしょうか。

相模大野から片瀬江ノ島までの各駅における徒歩時間

快速急行が頻繁に走る江ノ島線は、小田原線と比較して直線区間が多く、電車がスピードを出しやすい路線です。
線路と並行する道路が多いことも特徴の一つで、歩く際には線路沿いを進めばよいため、迷うことはなかなかないでしょう。

所要時間の調査においてはGoogleマップを使用し、最短距離で移動した場合のルートを選択しています。
相模大野から片瀬江ノ島までの各駅間における、徒歩での所要時間は以下のとおりとなります。

相模大野~東林間:17分
東林間~中央林間:19分
中央林間~南林間:18分
南林間~鶴間:9分
鶴間~大和:30分
大和~桜ヶ丘:28分
桜ヶ丘~高座渋谷:27分
高座渋谷~長後:29分
長後~湘南台:24分
湘南台~六会日大前:22分
六会日大前~善行:31分
善行~藤沢本町:25分
藤沢本町~藤沢:20分
藤沢~本鵠沼:20分
本鵠沼~鵠沼海岸:17分
鵠沼海岸~片瀬江ノ島:24分

結果はこのようになり、線路に沿って歩くことがほとんどのためか、駅間距離がそのまま徒歩の時間にも反映されています。
駅間距離が極端に短い南林間から鶴間が9分となるほかは、全ての駅間で15分以上の徒歩時間となり、駅と駅が比較的離れていることがうかがえます。

一方で、30分程度の徒歩時間を要する駅間はあるものの、極端に時間がかかることはありません。
アップダウンによる辛さは多少あるかもしれませんが、現実的に歩けない駅間というのはないといえるでしょう。

新百合ヶ丘から唐木田までの各駅における徒歩時間

開業が遅かった多摩線は、道路と立体交差をすることにより、線内に踏切がありません。
線路に沿って歩ける駅間もありますが、途切れてしまっている場所もあるため、意外とスムーズには進めません。

新百合ヶ丘から唐木田までの各駅間における、徒歩での所要時間は以下のとおりとなります。

新百合ヶ丘~五月台:24分
五月台~栗平:18分
栗平~黒川:17分
黒川~はるひ野:17分
はるひ野~小田急永山:34分
小田急永山~小田急多摩センター:31分
小田急多摩センター~唐木田:23分

江ノ島線と同じように駅間が比較的長く、15分以上の徒歩時間を要します。
意外なのは黒川からはるひ野にかけての駅間で、歩く際には遠回りとなってしまうため、やや時間がかかります。

多摩線は線路の近くを歩ける場所自体は多いものの、高架や盛土を多用していることから、電車が見えない場所も多くなっています。
アップダウンもそれなりにあるため、意外に歩くと大変かもしれません。

おわりに

小田原線とは違った傾向がありながらも、歩くのが厳しい駅間はない小田急の支線。
それぞれの路線に違った特徴があり、そんなことを意識しながら歩いてみるのも面白そうですね。