従来の車両とは設計方針を大きく変更し、2002年に営業運転を開始した小田急3000形。
小田急3000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

3086Fの概要

3660Fに中間車を2両追加し、2019年度に10両化されて誕生した編成です。
小田原方に新造の中間車を組み込んでいますが、基本的な仕様は従来車と合わせられているため、見た目の違和感はほとんどありません。

目立つ差異はLED表示器にあり、3660Fから改番された車両は3色のものをそのまま使用していますが、新造の中間車はフルカラーのタイプとされたため、編成内で仕様が異なる珍しい状態となりました。

新造の中間車には、3663Fの10両化時に取り外した主電動機が使われており、編成全体で仕様が統一されています。
全密閉式ではない製造当初のものが使われていることになり、編成内で仕様差が出ないように配慮されました。

中間車の追加後に改番が行われ、2019年9月29日より3086Fとして営業運転に復帰しました。
3086Fとなってからは活躍の場が広がり、各駅停車から快速急行まで幅広く使用されるようになりました。

編成表

クハ3086-デハ3036-デハ3136-サハ3186-サハ3286-デハ3236-デハ3336-サハ3386-デハ3436-クハ3486
※左側が新宿方

製造区分

クハ3086:6次車
デハ3036:6次車
デハ3136:6次車
サハ3186:6次車
サハ3286:6次車
デハ3236:6次車
デハ3336:6次車
サハ3386:10次車
デハ3436:10次車
クハ3486:6次車

製造所

クハ3086:日本車輌製造
デハ3036:日本車輌製造
デハ3136:日本車輌製造
サハ3186:日本車輌製造
サハ3286:日本車輌製造
デハ3236:日本車輌製造
デハ3336:日本車輌製造
サハ3386:川崎重工業
デハ3436:川崎重工業
クハ3486:日本車輌製造

旧番号

クハ3086:クハ3660
デハ3036:デハ3610
デハ3136:デハ3710
サハ3186:サハ3760
サハ3286:サハ3860
デハ3236:デハ3810
デハ3336:デハ3910
クハ3486:クハ3960

竣功日

クハ3086:2005年9月27日
デハ3036:2005年9月27日
デハ3136:2005年9月27日
サハ3186:2005年9月27日
サハ3286:2005年9月27日
デハ3236:2005年9月27日
デハ3336:2005年9月27日
サハ3386:2019年9月18日
デハ3436:2019年9月18日
クハ3486:2005年9月27日

10両固定編成化・改番日

クハ3086:2019年9月18日
デハ3036:2019年9月18日
デハ3136:2019年9月18日
サハ3186:2019年9月18日
サハ3286:2019年9月18日
デハ3236:2019年9月18日
デハ3336:2019年9月18日
クハ3486:2019年9月18日

3086Fの写真

20191012_03