小田急の支線として、新百合ヶ丘から唐木田までの10.6kmを結んでいる多摩線。
10両編成の優等列車が走る状況まで発展しましたが、近年は日中を各駅停車のみとすることで、輸送力の調整を図るようになりました。
利用者の増加が続いてきた多摩線は、コロナ禍の前後からは減少の傾向もあり、2021年度には20年ぐらい前の水準となっていましたが、2022年度はどうなったのでしょうか。
利用者が少ない時期は、2両の電車が走るような路線でしたが、沿線の発展に合わせて両数は増強され、4両、6両と編成が長くなってきました。
長きに渡って各駅停車のみという状態が続いた多摩線でしたが、2000年代には優等列車の運行も開始され、10両の列車も走るようになります。
2004年には、新駅のはるひ野が開業し、沿線の宅地化を後押しすることとなりました。
はるひ野が開業した後の状態、2005年度における各駅の1日平均乗降人員は以下のとおりです。
五月台:8,394人
栗平:20,743人
黒川:6,064人
はるひ野:2,461人
小田急永山:24,001人
小田急多摩センター:36,493人
唐木田:18,066人
合計:116,222人
はるひ野はまだまだこれからというところで、黒川よりも利用者は少ない状態でした。
多摩急行等の停車駅とされた栗平は利用者が多く、それ以外は多摩ニュータウン内の多さが目立っています。
新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前、2019年度の状況を確認してみたいと思います。
五月台:10,192人
栗平:24,606人
黒川:8,731人
はるひ野:10,048人
小田急永山:31,056人
小田急多摩センター:51,315人
唐木田:17,207人
合計:153,155人
2005年度と比較した場合、全体では131.8%の増加となっていました。
はるひ野の伸びが大きいのは当然のことながら、小田急多摩センターも増加が目立ちます。
どの駅も順調に伸びているのかと思いきや、減少に転じているのは唐木田です。
減少が目立ち始めるのは2017年度のことですが、これは大妻女子大学の学部が移行し始めた影響のようで、数字の面で顕著に表れていました。
続いてコロナ禍の影響を確認してみたいと思います。
2021年度の状況は、以下のとおりとなっていました。
五月台:8,427人
栗平:20,493人
黒川:7,637人
はるひ野:8,148人
小田急永山:24,914人
小田急多摩センター:37,375人
唐木田:13,037人
合計:120,031人
駅ごとの比較では異なりますが、多摩線全体としては2005年度と近い水準になっています。
20年ぐらい前に近い状態となっており、日中の優等列車を運行しなくなるのも頷けます。
最後に最新の状況を確認してみましょう。
2022年度の状況は、以下のとおりとなっていました。
五月台:8,982人
栗平:21,918人
黒川:8,303人
はるひ野:9,001人
小田急永山:26,493人
小田急多摩センター:43,358人
唐木田:13,716人
合計:131,771人
利用者は戻りつつあるようで、まずは一安心という結果になりました。
黒川やはるひ野が昔に比べて増えている反面、唐木田の減少が顕著となっています。
ある程度沿線が習熟し、高齢化も進んでいく中、今後はどのように推移することとなるのでしょうか。
2022年度の利用状況は改善していましたが、さらに回復傾向となるのかについても、注目していきたいと思います。
10両編成の優等列車が走る状況まで発展しましたが、近年は日中を各駅停車のみとすることで、輸送力の調整を図るようになりました。
利用者の増加が続いてきた多摩線は、コロナ禍の前後からは減少の傾向もあり、2021年度には20年ぐらい前の水準となっていましたが、2022年度はどうなったのでしょうか。
利用者数の増加が続いた多摩線
線路や駅の周辺は空き地ばかり、それが多摩線における昔のイメージではないでしょうか。利用者が少ない時期は、2両の電車が走るような路線でしたが、沿線の発展に合わせて両数は増強され、4両、6両と編成が長くなってきました。
長きに渡って各駅停車のみという状態が続いた多摩線でしたが、2000年代には優等列車の運行も開始され、10両の列車も走るようになります。
2004年には、新駅のはるひ野が開業し、沿線の宅地化を後押しすることとなりました。
はるひ野が開業した後の状態、2005年度における各駅の1日平均乗降人員は以下のとおりです。
五月台:8,394人
栗平:20,743人
黒川:6,064人
はるひ野:2,461人
小田急永山:24,001人
小田急多摩センター:36,493人
唐木田:18,066人
合計:116,222人
はるひ野はまだまだこれからというところで、黒川よりも利用者は少ない状態でした。
多摩急行等の停車駅とされた栗平は利用者が多く、それ以外は多摩ニュータウン内の多さが目立っています。
20年前の水準に戻った2021年度
多摩線の使用者は、どれぐらい増加してきたのでしょうか。新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前、2019年度の状況を確認してみたいと思います。
五月台:10,192人
栗平:24,606人
黒川:8,731人
はるひ野:10,048人
小田急永山:31,056人
小田急多摩センター:51,315人
唐木田:17,207人
合計:153,155人
2005年度と比較した場合、全体では131.8%の増加となっていました。
はるひ野の伸びが大きいのは当然のことながら、小田急多摩センターも増加が目立ちます。
どの駅も順調に伸びているのかと思いきや、減少に転じているのは唐木田です。
減少が目立ち始めるのは2017年度のことですが、これは大妻女子大学の学部が移行し始めた影響のようで、数字の面で顕著に表れていました。
続いてコロナ禍の影響を確認してみたいと思います。
2021年度の状況は、以下のとおりとなっていました。
五月台:8,427人
栗平:20,493人
黒川:7,637人
はるひ野:8,148人
小田急永山:24,914人
小田急多摩センター:37,375人
唐木田:13,037人
合計:120,031人
駅ごとの比較では異なりますが、多摩線全体としては2005年度と近い水準になっています。
20年ぐらい前に近い状態となっており、日中の優等列車を運行しなくなるのも頷けます。
最後に最新の状況を確認してみましょう。
2022年度の状況は、以下のとおりとなっていました。
五月台:8,982人
栗平:21,918人
黒川:8,303人
はるひ野:9,001人
小田急永山:26,493人
小田急多摩センター:43,358人
唐木田:13,716人
合計:131,771人
利用者は戻りつつあるようで、まずは一安心という結果になりました。
黒川やはるひ野が昔に比べて増えている反面、唐木田の減少が顕著となっています。
ある程度沿線が習熟し、高齢化も進んでいく中、今後はどのように推移することとなるのでしょうか。
おわりに
コロナ禍という想定外の事態を境に、利用者数が20年程度昔の水準となっていた多摩線。2022年度の利用状況は改善していましたが、さらに回復傾向となるのかについても、注目していきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (10)
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今はしらんけど
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やはり、奥の多摩市の高齢化通勤が無くなっていくのが問題ですね。延伸計画もあるけど乗客数でコスパでるかなぁ。
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