恒例となっている小田急のスタンプラリーが、今年も夏休み期間中に開催されます。
今回のテーマは駅舎となっており、小田急の歴史に触れられるものとなりそうです。

スタンプラリーで使用する台紙には、向ヶ丘遊園のレトロな駅舎が描かれていますが、小田急に開業時から使われている駅舎は、どれぐらい残っているのでしょうか。

駅舎をめぐるスタンプラリー

2023年の夏休み期間中に、小田急では恒例のスタンプラリーが行われます。
今回は「駅舎めぐり編」となっており、9駅をめぐりつつ各駅の歴史や特徴に触れられるものとなるようです。

今回のスタンプラリーにおいて、スタンプを集める対象となる駅は、以下のとおりとなります。

・代々木八幡
・下北沢
・向ヶ丘遊園
・東海大学前
・渋沢
・中央林間
・片瀬江ノ島
・はるひ野
・唐木田

対象となる駅を一覧化すると、色々とエピソードが多かったり、駅舎に特徴がある駅が選ばれていました。
車両系にスポットが当たりがちなスタンプラリーですが、こういった駅の歴史等をテーマとしたものは、大人も楽しみやすいのではないでしょうか。

先着順となりますが、全駅のスタンプを集めればノベルティもあるようなので、7月22日の開始日から一気に集める方もいらっしゃいそうですね。

小田急の開業時から使われている駅舎

恒例となっているスタンプラリーですが、毎回専用台紙のデザインが洒落ているのも魅力の一つです。
今回の表紙は向ヶ丘遊園の北口にある駅舎で、二段の勾配があるギャンブレル屋根が特徴となっています。

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多くを書くとネタバレになってしまうため、今回はあまり触れないようにしますが、この駅舎は小田急が開業した1927年から使われています。
建設から既に100年近くが経とうとしており、長い歴史を持つ貴重な駅舎です。

小田急にある駅のうち、開業時からの駅舎が今も使われているケースは、向ヶ丘遊園のみとなってしまいました。
少し前までは片瀬江ノ島も同様でしたが、建て替えによって過去のものとなっています。

開業時という表現は当てはまりにくいものの、後に新駅として設置されたケースでは、開設当初の駅舎が形を変えつつ使われている駅もあります。
該当する駅としては、新百合ヶ丘、開成、多摩線の全駅となり、新しい駅が並びました。
古くからの駅舎は建て替えによって姿を変え、時代に合わせた規模にアップデートされたということなのでしょうね。

おわりに

開業時からの姿を今も残し、貴重な存在となっている向ヶ丘遊園の駅舎。
リニューアルが行われたため、当面は安泰といえそうですが、これからも末永く残ることを願っています。